デジタルの彫刻では、すべてのものはポリゴンから作成され、ポリゴンの数がモデルのディテール(詳細さ)を決定します。メッシュのポリゴン数が少ない場合、そこにディテールを追加することはできません。しかしZBrushのスカルプトリス・プロ機能では、このような心配をする必要はありません。彫刻しながらZBrushが自動的にポリゴンを追加したり削除したりするので、ユーザーは彫刻に集中できます。
Standard[スタンダード]
ClayBuildup[クレイ]
Inflate[膨張]
Pinch[つまむ]
Move[ひっぱる]
SnakeHook[引き出す]
Slash3[ひっかく]
hPolish[磨く]
Chisel3D[様々な形を追加]
ChiselOrganic[有機的な形を追加]
ChiselCreature[怪物の形を追加]
ChiselShape[単純な形を追加]
Shiftキーを押す事でスムージングもできます。
ベクターディスプレイスメントブラシは、簡単にオーバーハングなどを持つ複雑な形状を単一ストロークで描くことができるブラシです。ドラゴンにテクスチャとして重なりあう鱗や、完全な耳を何度もスカルプトを行うことなく、作成できることをご想像ください。チゼルブラシを選択すると、インターフェイスの上部にメッシュセレクターが表示されます。チゼルブラシで利用可能なさまざまな形状を示しています。必要な形状を選択し、モデルをクリックしてドラッグするだけで形状を追加できます。
モデルの片側を彫刻したらもう片側ももう一度同じ様に彫刻する必要があるのでしょうか? 心配ありません。シンメトリー機能を使えば大丈夫です。シンメトリーボタンを有効にするだけで、モデルの左右を同時にスカルプトすることができます。後でシンメトリーボタンをオフにしシンメトリーを解除して自然さを出す事ができます。
ZBrushCoreMiniには「球体」と「ブロック」の2つのスタートモデルが含まれています。いずれにしても、それはあなたの創造性を解き放つための出発点に過ぎません。ここから何でも形にできます。
メッシュに適用された微細なディテールを確認できる様に、リアルタイムにアンビエントオクルージョンを追加して表示します。この効果により、モデルのどの部分に追加のディテールが必要かを素早く確認できます。作品をリアルタイムでよりハッキリと表示させる事ができます。
ターンテーブルムービーをレンダリングして、モデルの360度表示をみんなに披露しましょう!作成した映像はYouTubeやVimeo等にアップロードして、ZBrushCentralまたは他のSNS等で共有できます。
3Dモデルを保存・共有するための革命的な方法をご紹介します! iMage3D GIFフォーマットとiMage3D PNGフォーマットは、ZBrushCoreMiniで作成した3Dモデルを一般的な画像ファイル(*.GIFと*.PNG)の特別なバージョンとして保存し共有することができます。ウェブサイトやソーシャルメディアにこの画像を投稿すると左の恐竜のように通常の2D画像として表示されます。しかし下の方にある「ノイズ」の帯には、画像を完全な3Dモデルに再構築するために必要なデータが含まれているのです!画像を保存してZBrushCoreMiniで開くと、3Dモデルが現れます!
ZBrushCoreMiniでは、有償版の ZBrushCore と ZBrush で使用するための*.ZPRファイルの保存と読み込みも可能です。ZBrushCoreMiniで作成された*.ZPRファイルは、ZBrushCore と ZBrush で開いて編集する事ができます。ZBrushCoreで作成した*.ZPRファイルは、ZBrushCoreMiniでビューアモードで開くことができます(下記参照)。 *ZBrush[無印]で作成したZPRファイルは、現在ZBrushCoreMiniでは開くことができません。
ZBrushCoreMiniでモデリングしている様子をソーシャルメディアで共有したいと思いませんか?イメージのエクスポートボタンをクリックするだけで、キャンバス上のイメージを画像として保存することができます。
iMage3D機能とは異なり、この画像にはメッシュデータは含まれません。
ZBrushCoreMiniはSTEM学習用に作られています。(Science, Technology, Engineering, Mathematics) 自宅や学校、図書館などの3Dプリンタをお持ちであれば、3DプリントボタンをクリックするだけでZBrushCoreMiniから作品を書き出すことができます。このボタンを押すとモデルのポリゴン数が自動的に削減され、*.OBJファイルが保存されます。*.OBJファイルはほとんどの3Dプリンター用スライシング・ソフトウェアに読み込む事ができます。
ビューアモードでは、有償の上位版 ZBrushCore で作成された*.ZPRプロジェクトファイルを無償の ZBrushCoreMini でプレビューすることができます。これらのファイルをZBrushCoreMiniに読み込むと、モデルを回転させて3Dで表示することができます。このモードではモデルに変更を加えることはできませんが、異なる角度や異なるマテリアルで見たメッシュのイメージを画像として保存する事は可能です。
ZBrushCoreMiniは、英語、日本語等7つの異なる言語で利用できます(※)インストール中にご利用OSの言語設定を認識するので、最初から自分のネイティブ言語で利用する事ができます。言語はZBrushCoreMini右上のUI領域から後で自由に切り替えることができます。
(※)現在 英語、日本語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、韓国語、中国語の表示に対応しています。
キーボード操作のナビゲーショーンから貴方を解放します。 3D Connexion社の3Dマウスを使用すると、ナビゲーションノブをわずかにタッチするだけでZBrushのビューをナビゲーションできます。回転とズームを同時に行ったり、スカルプティングポジションを壊すことなく、関心のあるポイントを中心に回転する事ができます。
※3dconnexion社のドライバー 3DxWare 10.7.1.以降をサポートする製品のみ利用可能です。
ZBrushCoreMiniは、本質的に有償のZBrushCoreの下位製品で、プロフェッショナルデジタル彫刻ソフト「ZBrush」のより手軽な入門ソフトウェアとして位置付けされています。以下の比較表で有償のZBrushCoreと無償のZBrushCoreMiniの違いを比較して、どちらが自分のニーズに最適かを判断してみてください。
比較するWindows 7 以降
Mac OSX 10.11 以降
CPU: i5/i7/Xeon テクノロジー もしくは 同等のAMD CPU
RAM: 数百万ポリゴンメッシュで作業するために8 GB。16GB以上推奨
HDD: スクラッチディスク(仮想記憶ディスク)のために100GBのハードディスクの空き ZBrushCoreMiniのスクラッチディスクにはSSDドライブを強くお勧めします
ペンタブレット: ワコムもしくはワコム互換 (WinTab形式, Carbon API形式)のペンタブレット
モニター: 解像度1920x1080以上のモニタ
ビデオカード: どんなタイプのものでも可
Windows 7 以降
Mac OSX 10.11 以降
CPU: 第2世代 Intel Core 2 duo 以降(SSE4対応必須)
RAM: 4 GB (6 GB以上を推奨)
HDD: 作業用として 8GB の空きスペース
ペンタブレット: マウス もしくは ワコムもしくはワコム互換 (WinTab形式, Carbon API形式)のペンタブレット
モニター: 解像度1280x1024 モニタ
ビデオカード: どんなタイプのものでも可