ZBrush 2021.7

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Pixologic社はZBrush2021.7を提供開始致しました。このアップデートには、ZBrushのクリエイティブ性能にパワーと柔軟性を追加するように設計された、さらに多くの新機能と改善が含まれています。 ZBrush 2021.7は、ZBrushのすべての登録ユーザー向けの無料アップグレードです。

ZBrush 2021.7 Knife Brushes
Featuring ZBrush Artist :: Michael Pavlovich

スライス・分割

新しいナイフブラシを使用すると、アーティストは、断面が垂直かつ綺麗なトポロジーでスカルプトしているジオメトリをカットできます。これらのブラシはリアルタイムでシンメトリに機能し、アーティストにデザインの自由度を拡大します。

これらのブラシは、機械的なサーフェスデザイン、3Dプリント用の分割、またはあらゆるタイプのトポロジーにわたってフラットな断面を作成するのに最適です。


ZBrush Artist :: Cki Vang

ステージング

強力なStager機能により、ZBrushはメッシュの2つの位置を保存でき、必要に応じてそれらを切り替えることができます。これにより、シンメトリスカルプトとペイント用に1つの位置を保存し、最終配置用に別の位置を保存する柔軟性が得られます。Stagerは、サブディビジョンレベル、IMMブラシ、SculptrisProなどの機能を使用して、メッシュジオメトリが大幅に変更される場合でも使用できます。

Stager
ZBrush Artist :: Daisuke Narukawa

ベベルとフィレット

新しい BevelFlatブラシ と BevelArcブラシ を使用して、エッジに沿って平らあるいは丸みを帯びたベベルやフィレットをリアルタイムでスカルプトできます。ブラシは、バックトラック機能とドローサイズと連携して、フィレットの幅と外観を決定します。

ZBrush Artist :: Paul Gaboury
ZBrush 2021.7 Stroke Interpolation
ZBrush Artist :: Michael Pavlovich

ブラシの補完

新しいストローク補間機能を使用すると、メッシュ上に描いた任意の2つのブラシストローク間を、ZBrushが補間して、必要な数のトランジションストロークを作成できます。この機能をスカルプト、ペイント、マスキングと組み合わせて使用し、指定した数の補完ストロークを描いて印象的なパターンを作成できます。

ミラーリング

ポーズ可能シンメトリでミラー機能を使用すると、ポーズをとった後メッシュの一方の側からもう一方の側に、ポリペイントとマスキングをシームレスにコピーできます。対称メッシュをポージングして非対称(ポーズ可能シンメトリ状態)になった場合でも、ポリペイントを片方の手、顔の片側、または片方の足の親指からもう一方の親指にミラーリングできます。デフォルトでは左右の変形量(ポリペイント濃度)が平均化されるので、マスキングを使用して、ペイントのどの領域がミラーリングされ、どちらの側がソースのペイントとして機能するかを決定することもできます。

Mirror PolyPaint on a Posed Model
ZBrush Artist :: Javier Benver · Full Image

最後を調整

ストロークの"最後を調整"機能を使用すると、最後のストロークをUndoして再試行するのではなく、最後のストロークアクションをスライダーで微調整できます。"最後を調整"スライダーを使用して、スカルプト、ペイント、またはマスキングアクションの強度を増減できます。Undoヒストリーのマークされたポイントから一連のストローク全体を調整するために使用することもできます。

その他の追加機能

  • パレットをマウスホイールで上下にスクロールできるようになりました。
  • "変更頂点をマスク"により、最後のストローク部分をマスクに変換できます。これをUndo履歴と共にに使用して、マークされたUndoポイントの後に行われた全てのストロークにポリグループを適用することもできます。
  • "変更頂点をグループ化"により、最後のストローク部分をポリグループに変換できます。これをUndo履歴と共にに使用して、マークされたUndoポイントの後に行われた全てのストロークにポリグループを適用することもできます。
  • "マスクを濃くする"および"マスクを薄くする"機能は、既存のマスクの形状と強度を調整するための追加オプションを提供します。
  • "表示再グループ化"機能は、表示されている既存のポリグループに新しいポリグループIDを割り当てます。
リリースノート
  • 追加:BevelArcおよびBevelFlatブラシを追加
  • 追加:KnifeCurveおよびKnifeLassoブラシを追加
  • 追加:ポリグループパレットに"表示再グループ化"ボタンを追加
  • 追加:マスクパレットに"マスクを濃くする"および"マスクを薄くする"ボタンを追加
  • 追加:ジオメトリパレットにStager機能を追加
  • 追加:ストロークパレットに"最後を調整"スライダーを追加
  • 追加:ポリペイントパレットに「ポーズ可能シンメトリで反転」と「ポーズ可能シンメトリでミラー」機能を追加
  • 追加:マスキングパレットに「ポーズ可能シンメトリで反転」と「ポーズ可能シンメトリでミラー」機能を追加
  • 追加:"マルチマップエクスポーター"が更新され、エクスポートするUDIMマップを設定し、ファイル名からサブツール名を除外する新しいオプションが追加されました。
  • 追加:イメージプレーンに新しいモデルの不透明度トグルが追加され、モデル不透明度のオン/オフをすばやく切り替えることができます
  • 追加:ツール>>サブツールメニューに、Stager機能をサポートする「全てホームへ」および「全てターゲットへ」ボタンを追加
  • 追加:ストロークパレットに「補間」および「ストローク数」機能を追加
  • 変更:交差地点に3つ以上のポイントがある場合、Multi-Curveブラシは線をマージしません
  • 変更:Multi-CurveブラシにてAltキーを押しながらドラッグして不要なセグメントを削除すると、自動的にスムージングされます。
  • 変更:"エクスポート"オプションが"環境設定"に移動され、カスタムUIに保存して、起動時に保持できるグローバル設定になりました
  • 変更:ギズモ3Dのベンドカーブモディファイヤがメッシュの最長寸法に自動的に方向付けられるようになりました
  • 変更:ストロークパレットの"最終リプレイ"と"最終相対リプレイ"を モディファイヤカテゴリからストロークパレットの最上位位置に移動しました
  • 変更:"マウス平均"、"ストロークのブレ" および "ブラシの欠損" 機能はストローク >> モディファイヤ内に移動しました
  • 変更:IMMブラシ挿入時にキーボードの左/右矢印を使用して、IMMブラシ内のメッシュを選択できるようになりました
  • 変更:保存/インポート/エクスポート時に、ファイルが最初にロードされたフォルダーを表示する様になりました
  • 変更:通常のSelectionブラシおよびMasking Lassoブラシのレイジーマウスがデフォルトでオフになりました
  • 修正:ZBrushウィンドウのサイズを変更するとアーティファクトがレンダリングされる問題を修正
  • 修正:パレットを右または左のトレイに移動する場合の位置合わせ問題を修正。 ZBrushは、パレットのトップがトレイ内に表示されることを確認します。
  • 修正:Alembicエクスポートでポイント順序の問題が修正されました
  • 修正:スペースマウスの使用中にモデルがキャンバスにドロップされる特定プラグインの問題を修正しました
  • 修正:ZScriptコマンド - IClose、SIN、COS の不具合を修正
  • 修正:スムージングブラシが背面マスキングで意図した通りに機能するようになりました
  • 修正:トランスポーズアクションラインの感度の問題を修正