2020年の11月に行われたZBrushサミットで最初にプレビューされたZBrush2021.5には、SculptrisProからZModelerまで全てを強化する機能が含まれています。また3DConnexionを正式にサポートします。
ZBrush 2021.5は登録されているすべてのZBrushユーザーに無料アップグレードとして提供されます。
※ZBrushCore、ZBrushCoreMiniユーザーは該当しません
以下に、ZBrush2021.5で利用できるエキサイティングな新機能と拡張機能を紹介します:
ZBrushアーティストの Michael Pavlovich氏による、ZBrush 2021.5の新機能を含む、ZBrush最新機能を使った作例を見る事ができます。
新しいThick Skin [シックスキン]機能を使用すると、本当の意味で粘土を表面に加えたり、取り除いたり、移動させたりする効果を加える事ができます。これにより、メッシュがまるで本物の粘土で作り出されたかのようになります。また、シックスキンは一定の高さや深さを持った鱗やみぞを作り出す為にも活用する事ができます。
ZBrushアーティストの Pablo Munoz氏による、ZBrush2021.5の新しいシックスキン機能で何が可能かを示す一連の入門チュートリアル映像をご覧ください。
Sculptris Proは、動的にテッセレーションを行うスカルプティングワークフローで、ポリゴンの密度を無視してスカルプトする事ができます。 Sculptris Proを使用するとポリゴンが10個のモデルでも、数百万個のモデルでも、任意の形状またはモデルから詳細なスカルプトを始めることができます。詳細なディテールを作成するのに十分なポリゴンがある事を心配する必要はまったくありません。Sculptris Proでは必要な時に必要な場所にポリゴンを動的に追加し、同時に不要なポリゴンを削減します。アーティストはポリゴントポロジに全く左右される事なく、作ろうとしているシェイプ作成に完全に集中できます。
ZBrushでは、400を超えるスカルプティング・ブラシのライブラリを持っています。 Sculptris Proを有効化すると、これらの全てのブラシが、制限なしに造形できるシステムに変わります。
スカルプトしたディテールもう少し強く(深く)強調できないか思った事はありませんか? 実際に3Dプリントしてみたらディテールが薄くて、もっと強調するべきだったと思った事はありませんか? 新しい"コントラスト"スライダーを使用すると、全体のディテールをグローバルに強調する事ができます。また"コントラスト"ブラシを使用すると、特定の領域に焦点を合わせてディテールを強調する事ができます。特定の深さを個別に適用でき、リアルタイムで調整することもできるため、調整を何度でも自由に行うことができます。
コントラスト機能はディテールを強調するだけではありません。ディテールを追加する前の元の状態に戻すために利用する事もできます。
キャラクターにリボンを作成したり、メカにパイピングしたり、靴やブーツに靴ひもを付ける事が良くありますか? カーブ・ヘルパーがそれを助けてくれます! 簡単です。ZSpheresで任意のひもやパイプの形状を作成し必要に合わせて調整します。後はカーブヘルパーをクリックするだけで、ZSphereを編集可能なカーブに変換します。これにより簡単にIMMブラシをカーブに沿って適用できるようになります。
カーブモードでは、カーブに沿って適用するメッシュを自由に入れ替えできます。
トポロジー問題で創造的なプロセスを制限しないようにしてください。エッジ、面、またはポイントに沿ってトポロジーをスライスして、ポリゴンの流れを自在に制御できます。
欲しい場所にエッジを作ったら、始点と終点をクリックして連続したエッジにクリーズを付け、ハードサーフェス・モデルに必要な明確なエッジを維持できます。
新しい"ポリグループの塗りつぶし"オプションを使用して、クリースで囲まれた場所にポリグループを設定する事ができます。
モデルを1つの回転軸にロックして作業する事が可能です。これは、まるで彫刻スタンドやターンテーブルにモデルを固定して作業しているような感覚を与えます。プレゼン中に軸回転オプションを使用してモデルの回転角度を指定したり、視点を特定軸だけに制限できます。
キーボード操作のナビゲーショーンから貴方を解放します。 3D Connexion社の3Dマウスを使用すると、ナビゲーションノブをわずかにタッチするだけでZBrushのビューをナビゲーションできます。回転とズームを同時に行ったり、スカルプティングポジションを壊すことなく、関心のあるポイントを中心に回転する事ができます。
※3dconnexion社のドライバー 3DxWare 10.7.1.以降をサポートする製品のみ利用可能です。
2つのレンダリングプリセットを追加
新しいラジアル・オーバーレイフィルターで、シーンの特定の部分に注目させることができます。
さまざまなプラグインがアップデートされました。
多くのスカルプトのベースとして使用できる、4つの新しいデモプロジェクトが追加されました。
Thickスキン機能を活用できる、いくつかのThickスキンブラシが追加されました。