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親愛なるZBrushユーザーの皆様へ
現在開発中のZBrush 4R7 Windows および Macintosh 、32bit / 64bit 版の開発状況をお知らせ致します。
Pixologic社は2014の冬(年末)に ZBrush 4R7 のリリースを予定しておりましたが、WindowsとMac両方の64ビット版を作成する莫大な開発量の為に、予想以上の時間が掛かっております。また以前のリリースの倍のバージョンをテストしなければならない事情もあります。
このことを念頭に置いて、新しい機能が期待通りに動作しZBrush 4 R7がバージョン4シリーズ最高のアップデートとなる為にもう少し時間を取る必要があると思われました。
そこで、Z4R7のリリースを1月に延期することを決定しました。
ユーザーの皆様にはお待たせする事をご了承ください。ZBrush 4 R7が創造性をより高いレベルに引き上げる事を可能にする為にもう少しお待ちいただければと思います。
みなさま良いお年を!
-Ofer Alon
Pixologicは ZBrush 4R7 に搭載される 「ZBrush to KeyShot Bridge」のデモビデオを公開しました!
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Pixologicでは ZBrush 4R7 のリリースが間近に迫った事をお知らせします。合わせて ZBrush 4R7に搭載される “ZBrush to KeyShot Bridge”のスニークプレビュービデオをお見せ致します。この刺激的な新しい機能は、1クリックでKeyShotへZBrushのデータを送信しKeyShotのフォトリアルなレンダリングを実行する事ができます。またデモ内ではエンジンのモデルの制作に新しいZBrush 4R7の “ZModelerブラシ” を使用しています。
ビデオで見る事ができる新機能:
Pixologic ZBrush Summit 2014のオフィシャル ReCapビデオ 1~2とVance Kovacs氏プレゼンテーションビデオが公開されました。
Disney, Marvel, 3D Systems Gentle Giant, Ubisoft, Legacy Effects, Hasbro,など、豪華なメンバーのZBrush活用プレゼンテーションを見る事ができます。
Pixologicより先日行われたZBrush Summit 2014 での ZBrush 4R7 デモンストレーション3日分をまとめたビデオが公開されました。
高画質で見る事ができます。
PixologicはZBrush SUMMIT 2014 にて ZBrush 4R7 アナウンスしました。[ZBC]
このバージョンは ZBrush 4シリーズ最後のリリースとなるバージョンです。詳細は後日アナウンスしますが、現時点で発表されている内容を以下に纏めます。
ZBrush 4R7 よくある質問と回答
Q: ZBrush 5 は 32bit版が提供されますか?
A: いいえ。32bit版のZBrushは ZBrush 4R7が最後の提供です。ZBrush 5 は 64bit版のみ提供されます。
Q: ZBrush 5 の新機能は?
A: ZBrush 5 に関しては64bit版でWindows/Mac OSXでリリースされるという事以外、Pixologicはまだ具体的なアナウンスは行なっていません。
Q: パブリックベータ版のZBrush 4R7とは何?
A: ZBrush 4R7 64bit版は 32bit版と機能的にはほぼ同等ですが、一部機能が未完成な状態のプログラムです。ZBrush 4R7の次のアップデートで完全な 64bit版 ZBrush が提供される予定です。
Q: 「KeyShot for ZBrush Bridge」は KeyShotレンダラーの事ですか?
A: いいえ。ZBrush Bridgeは単純にZBrushからKeyShotにデータを送付するだけのプログラムを指します。ZBrush Bridgeの他に KeyShot 5 本体が必要です。
Q: “KeyShot for ZBrush”とは何?
A: “KeyShot for ZBrush”は KeyShot の新しい商品で、”KeyShot for ZBrush Bridge”で作業する為に専用化されたバージョンです。ZBrush 4R7のリリースと同時にLuxion社より発売されます。
Q: KeyShot本体を既に所有していますが “ZBrush to KeyShot Bridge”だけ入手できますか。
A: はい。ZBrush 4R7リリース時にKeyShot既存ユーザー向けの”ZBrush to KeyShot Bridge”の提供に付いて、Luxion社よりアナウンスがあるでしょう。
Q: “KeyShot for ZBrush”は KeyShot単体とレンダリング機能は同じ?
A: はい。”KeyShot for ZBrush”はデータの入出力がZBrush Bridgeだけに限定された特別バージョンのKeyShotです。
プレゼンビデオから判明したZBrush 4R7の機能まとめ:
ポリゴンモデリング機能
・多機能なポリゴンモデリングツール群
・インタラクティブなエッジループの挿入、移動。ポリグループの作成
・ブリッジ。曲線的なブリッジも可能。異なる穴の形状、頂点数でもブリッジ可能。
・ポリグループ、同一平面単位での移動、複製
・押し出しは自動的にスナップし、スナップした場合自動的に接続されるか削除される。
ダイナミックサブディビジョン
・低ポリゴンモデリング中にダイナミックにサブディビジョンサーフェスをプレビュー
・エッジの丸めを調整できる
ナノ・メッシュ(Nano Mesh)
・オブジェクトをポリグループ上にスキャッタ(ばらまく)機能
・ばら撒かれたオブジェクトはインスタンスで、ランダマイズ、スケール、オフセット等をいつでも自由に調整可能
・ソースおよびベースの編集もダイナミックに反映
アレイ・メッシュ(Array Mesh)
・XYZ、回転でインスタンスをタイル
・ソースの編集もダイナミックに反映
Surface Noise の改良
・複数ノイズをブレンド可能
・Surface Noise を BPR時にディスプレイスメントマップとして適用
Convert BPR to Geo
・BPR用のレンダータイムインスタンスを実メッシュに変換するボタン。NanoMesh、ArrayMesh、FiberMesh、MicroMesh、Surface Noiseのディスプレイスメントマップ等も変換可能
ストロークの再生
・記録したストロークを現在のブラシの位置で再生できるようになっていました。
その他、アクションラインのセンタリング、KeyShotへのSurfaceNoise、FiberMeshエクスポート等色々便利そうな改良が入っている模様です。
以下は Joseph Drust, Paul Gaboury, Thomas Roussel 氏らによる、ZBrush 4R7の新機能を使ったイメージ:
[現在は対策済みです。]
Avast アンチウィルス と ZBrush をお使いのユーザー様へ緊急のお知らせ
本日(2014年7月17日)の Avast の更新により、ZBrushの実行ファイル(ZBrush.exe)が削除される事が確認されました。
Pixologicは AVAST社に報告済みで次のAVASTアップデートでは対策されるそうです。
それでまでは Avast アンチウィルスの除外リストに、ZBrushの実行ファイル(ZBrush.exe)を追加してください。
ZBrushの実行ファイルは以下の場所にあります。
C:\Program Files (x86)\Pixologic\ZBrush 4R6\ZBrush.exe
なお、ZBrush 4R6フォルダから Zbrush.exeが削除された場合は
– Avast を開く
-メインメニューを開き大きな4つのアイコン(クイックスキャン、クリーンナップブラウザー等)上で右クリック >> ショートカットを ウィルスチェスト に変更します。
– ウィルスチェスト をクリックし、隔離されている ZBrush.exe を右クリック >> “ファイルを復元して除外リストに追加する” で元に戻します。
以上で元の状態に戻ります。
ウィルスチェストにZBrush.exe が無い場合以下を選択してください。
再アクティベーションになっても「返却していない」マシンで再アクティベーションする場合ライセンスの再発行扱いとなり、ライセンス取得数の上限を消費しませんのでご安心ください。
(前のアクティベーションコードは使えませんので必ず再取得してください。)
日本時間の2014年8月9日~11日に、Pixologic主催による大型イベント「ZBrush サミット」が米国ロサンゼルスにて行われます。
内容は、PixologicによるZBrush次期バージョンのスニークプレビュー!、ウォルト・ディズニーアニメーションスタジオやLegacy Effects[元スタン・ウィンストンスタジオ]等の著名スタジオによるパネルプレゼンテーション、ZBrushアーティストによるプレゼンテーションが行われます。参加は無料です。SIGGRAPH2014の直前なので、会場に行かれる方はついでに寄ってみてはいかがでしょうか。
なお、全セッションはインターネットでライブストリーミングされるので、日本でも視聴できます!
詳細はこちらをご参照ください: http://pixologic.com/summit/
なお、最初のPixologic ZBrush次期バージョンのスニークプレビューは
2014年08月09日 12時00分 にストリーミング開始です!
ストリーミングサイト http://pixologic.com/summit/watch/
※すみません、サマータイムで1時間早い様です。
1回目のPixologicデモ(スニークプレビュー)は JST では 2014年08月09日 12時00分~ (サマータイムで1時間早い) です。
2回目のPixologicデモ(スニークプレビュー)は JST では 2014年08月10日 06時00分~(サマータイムで1時間早い) です。
3回目のPixologicデモ(スニークプレビュー)は JST では 2014年08月11日 04時30分~ (サマータイムで1時間早い)です。
よくある質問で「3dsMaxにGoZするとレンダラーが mentalray に強制的に変更される」という物があります。
これは以下で解決する事ができます。
以下の場所にある “Macro_GoZ.ms” のオリジナルをメモ帳で開きます。
C:\ユーザー\パブリック\Pixologic\GoZApps\Max\Macro_GoZ.ms
(C:\Users\Public\Pixologic\GoZApps\Max\Macro_GoZ.ms)
global s_forceMentalRay = true を false に変更します。上書き保存します。
その後、ZBrush を起動し Preferences >> GoZ >> Force reinstall ボタンを押して、3dsMaxにGoZを再インストールしてください。
なお、既にインストールされている GoZ スクリプト
C:\Program Files\Autodesk\3ds Max [バージョン]\scripts\Startup\Macro_GoZ.ms
をメモ帳で開いて global s_forceMentalRay = false にしてもOKです。(ただしオリジナルがtrueなので、再インストールすると元に戻ります。 )
PixologicはZBrush 10週年記念ビデオの日本語字幕入りを公開しました。(YouTube)
ZBrush The Moviesのプロモーションビデオ
日本語字幕が見えない場合は、右下の字幕(キャプションボタン)をオンにして日本語を選択してください。
また、ZBrushの開発者である “Ofer Alon”氏は 米国映画芸術科学アカデミーが選定する科学技術賞 “Scientific And Technical Achievements” を受賞する事が決定しました。
オスカー授賞式は現地時間の3月2日(日曜)に米国ロサンゼルスで行われます。(受賞の模様は後日掲載できると思います。)
http://www.oscars.org/press/pressreleases/2014/20140108.html