ZBrush OSX 3.12b の最適化と機能の調整
ディスプレイスメントマッピングの拡張
・ディスプレイスメントの計算がより速く正確になりました。
・DPSubPixとAdaptiveオプションが同時に利用可能となり、さらに高品質のディスプレイスメントマップを作成する事が可能です。
・UV境界線(つなぎ目)対策を強化
・Displacement Mapサブパレットに 32bitで出力するボタンを追加。(OFFの場合16bitで出力します)
・Displacement Mapサブパレットに 32bit出力時のスケールを調整するscaleスライダーを追加
・Displacement Mapサブパレットに生成するディスプレイスメントの中間値(Mid value)をコントロールする Midスライダーを追加。このスライダーを使って「凸のみ」「凹のみ」のディスプレイスメントを作成する事が可能です。
・出力するイメージを上下に反転する"FlipV"スライダーを追加
法線マップの拡張
・法線マップの計算がより速く正確になりました。
・UV境界線(つなぎ目)対策を強化
・RGB要素の反転(Flip V、Flip R、Flip G、Flip B)および RedとGreenを反転(Switch RG)ボタンを追加
ドキュメントの拡張
・キャンバスのサイズをウィンドウサイズに合わせるボタンを追加
・キャンバスをリサイズすると画面描画が不正に問題を修正
タブレット機能の拡張
・Brushパレットにペンの圧力でパラメーターをコントロールするオプションを追加しました。
UVマップの拡張
・PUVTilesを改良
テクスチャーの拡張
・JPEGファイルの読み込みに対応しました。
ユーザーインターフェースの拡張
・マクロを記録し保存すると、マクロサブパレットに自動的にボタンが表示されるようになりました。
(ZStartup\Macros\[サブフォルダ]内に保存する必要があります)
・Drawパレットにフロアグリッドの透明度(Opacity)パラメーターを追加
・ブラシカーソルの傾きをPixol法線に合わせる機能をOn/Offできるようになりました。(Preferences>Edit>Align Cursor To Surface)
スカルプト機能の拡張
・Zubがバックフェイスマスキング(backface masking)を考慮するようになりました。
・Wrap Mode機能が利用できるようになりました。
・高度なジオメトリ機能(Edge Loopなど)が、サブツールの数に関わらず利用可能する事ができます。
・トランスポーズのアクションラインで、3つのサークルが重なってしまった場合もアクションラインが固定される事がありません。
・Extract機能は滑らかなエッジを生成します。
・Extract機能の厚さ[thickness]に、マイナスの値をセット可能になりました。メッシュ内側に押し出す事が可能になります。
・Project All機能にブラー(スムーズ)コントロールスライダーを追加
・LazyMouseがOn/Offの場合、ブラシの強さは均一になります
・アンビエントオクルージョン・マスキング機能に強さをコントロールするスライダーを追加
ZSpheresおよびリギングの拡張
・ZSphereのスキニングポリゴンがZSphereのサイズとマッチするようになりました(特にxyz解像度が1にセットされている場合)
・ZSphereを使ってリギングする場合、ZSphereのツイスト(ひねり)が反映されるようになりました。
全体的な拡張
・その他様々な既存機能を見直し最適化しています。