ZBrushの動作に最適化されたコンピュータをお探しであれば、以下の点は心に留めておくべき重要な項目です:
- ZBrushはビューポート描画やレンダリングを全てCPUで行なっており、一切ビデオカードの3Dアクセラレーションを使用しません。簡単に言うとビデオカードの性能はZBrushに一切影響を与えません。ZBrushの動作に高性能なビデオカード(GPU)は不要です。
- ZBrushの動作は全てCPU依存です。なのでZBrushの動作速度はCPUのコア数が多い程、クロック数が高い程快適になります。
- ZBrush用マシンを購入する場合、CPUとコア数どちらを優先した方が良いかという点に悩むかと思いますが [クロック数] x [コア数]で比較してみてください。例えば 2.5Ghz x 6コア = 15点、3Ghz x 4コア = 12点で 2.5Ghz x 6コアマシンの方がZBrushで快適に作業できます。
- ZBrushは多くのメモリを消費します。ZBrushと同時に複数のアプリケーションで作業する場合は十分なシステムメモリ量が必要です。数百万ポリゴンの複雑なモデルを作成される場合、少なくとも16GBのRAMおよび64bitバージョンのOSで使用される事を推奨します。
- ZBrushは作業中に一時的なファイルをディスク上に作成します。モデルの複雑さによってはそれが数ギガバイトになるかもしれません。ZBrushのインストール先および一時ファイルの保存先をSSDドライブに設定する事でベストパフォーマンスを得る事ができます。なおインストールおよび一時ファイルはSSD、データの保存にハードディスクドライブを使用する事でコストを抑える事ができます。
- ZBrushとペンタブレットを併用するとストロークに強弱が付けられるようになり、より精度の高いモデリングが可能になります。なおZBrushではワコム社製および互換タブレット(Wintab規格)と互換性があります。N-Trig(TabletPC規格)のタブレットはZBrushとは完全な互換性を持っていません。