Chaos Vantage 建築ビジュアライゼーションアーティスト向けガイド

Chaos Vantage

Chaos Software 社では、Chaos Vantageクロスセルキャンペーンを実施中です。

今回は、そもそもChaos Vantageとはといった方向けにどういったソフトなのかをご紹介させていただきます。

Chaos Vantageのご紹介

Vantageは、V-Rayアーティストのための高品質なビジュアライゼーションツールです。大量のシーンを処理できる完全にレイトレースされた環境で、作品を素早く精査し表示できます。空間認識やデザインの精査、対話型のデザインレビュー、高品質なプロジェクトプレビューをリアルタイムでワークフローに組み込みたい方に最適です。Vantageでは、時間のかかる前処理は必要ありません。完成したV-RayシーンをVantageにドラッグ&ドロップするだけで、非常にリアリスティックなビジュアルやアニメーションのリアルタイムでの精査、イテレーション、作成を開始できます。

Chaos Vantageが選ばれる理由

シーンのセットアップが素早く簡単

ホストアプリケーションから書き出した.vrscene ファイルを、Vantageにドラッグ&ドロップするだけで、オブジェクトを直感的に操作できます。

 

 

100%のレイトレース品質

Vantageは物理ベースのカメラ、ライト、マテリアル、グローバルイルミネーションを活用し、リアリティを最大限に高めます。

 

 

 

大規模なシーンの精査

遅延や制限なく、数十億ポリゴンのプロジェクトの精査や表示が可能です。

 

 

 

シンプルかつ迅速なアニメーション

アニメーションの作成、編集、レンダリングが簡単で、プリビジュアライゼーションに最適です。

 

 

 

ポストプロセス

画像編集ソフトを使わずに、Vantage上でレンダリングを微調整できます。

 

 

 

建築ビジュアライゼーション ワークフローの一般的な課題

建築ビジュアライゼーションは、スピードと効率が非常に重要です。わずかな支障が数時間の遅れにつながる場合もあります。よくある問題には次のようなものがあります。

時間のかかるプリプロダクション

ラスタライズされるリアルタイムレンダリングには、モデルのアンラップ、LODの最適化、マテリアルとライティングの微調整など、多くの事前準備が必要となります。

ソフトウェアの限界

複雑なシーンがDCCビューポートを限界までプッシュするケースでは、ナビゲーションの問題やクラッシュにつながる場合があります。

コミュニケーション上の課題

低品質のビジュアライゼーションでデザインの詳細が欠如するケースでは、クライアントや投資者から同意を得るのが難しくなる場合があります。

イテレーションサイクルの遅延

従来の「レンダー、レビュー、フィードバック」のループは時間がかかり、反復するデザインプロセスの妨げになる場合があります。

時間のかかるアニメーションのレンダリング

特に複数のイテレーションがある長いアニメーションのレンダリングは、深刻なボトルネックになる場合があります。

建築ビジュアライゼーションアーティストとしての Vantageの活用

Vantageは、デザインプロセスとプレゼンテーション能力を大幅に向上させます。デザインバリエーションは無限です。かつてないスピードで高品質のビジュアルのモデリングとレンダリングをしながら、V-Rayシーンのあらゆる面を確認しましょう。

シーンの精査

シーンのトラバースと表示

Vantageはマテリアルとライティングが正確であるため、ビデオゲームをプレイしているかのようにシーンの中を見て回れます。その完璧なアングルがあればあなたも映画監督に。後日クライアントに見せる時のビューポイントも設定できます。

Lookdevが容易に

マテリアルスキームやライティング構成を切り替えながら、あなたのデザインやそのプレゼンテーションが持つあらゆる可能性を比較、説明、検討しましょう。オーバーザショルダーのプレゼンテーションに最適です。

ライトによるペイント

Vantageでは、太陽を含むライティングを即座に調整し、オン/オフを切り替えることができます。マテリアルをオーバーライドすることで、テクスチャや色に気を取られることなく、影が落ちる位置に確認できます。

シーンの精査にVantageを使用

Using Vantage for scene exploration

新しいビューポート

切り替え

Chaos Vantageを3ds Max、Maya、SketchUp、Rhino、Revit、Cinema 4Dにライブリンクして、これまでで最高のビューポートを手に入れましょう。マテリアル、テクスチャ、ライティングを変更しながら、シーンにどのような影響があるかをリアルタイムで確認できます。そのパフォーマンスは通常、ネイティブのビューポートよりも優れています。

モデリングしながらシーンのあらゆる面を確認

シーンのサイズに影響されないリアルタイムのコンパニオンビューにより、マテリアル、ライティング、ジオメトリを調整すると、制作したシーンの見栄えにリアリティが増します。史上最速のイテレーションです。

ビューポートコンパニオンとしてVantageを使用

Using Vantage as a viewport companion

レンダリングの高速化

シーンの素早いセット

アップシーンをVantageにドラッグ&ドロップし、品質スライダーを設定して、レンダーをクリックします。ジオメトリの最適化やUVのアンラップ、ライティングのベイクは不要です。Vantageは、膨大なシーンや数十億のポリゴン、高解像度のテクスチャを問題なく処理できます。

レビューが簡単

クライアントの突然の訪問に慌てることはありませんか?Vantageなら、本番さながらのクオリティでレンダリングをスピードアップできるため、レビューと承認がとても簡単です。また、組み込みのポストプロセスによって色補正も効率的に実行できます。

アニメーション化

3ds Maxとのライブリンクによって、素早く簡単にアニメーションを出力できます。また、フルコントロールと拡張機能サポートの両方の長所を最大限に活かすことができます。

素早いレンダリングのためにVantageを使用

Using Vantage for fast rendering

VantageとV-Rayの連携

Vantageでは、100%レイトレースされた環境内でV-Rayシーンを精査し表示できます。Vantageを導入すれば、ビューやシーンステートを定義して呼び 出 し 、太 陽 の 位 置 や ラ イティン グ の パ ラメ ー タ を 試 し 、異 な るマ テ リア ルを割り当て、没入型のエクスペリエンスを創造し、デザインをより良く伝えることができます。

多くの主要なプロダクションレンダリング機能をサポートしているVantageによって、V-Rayアーティストはプレビズの段階でも、レンダリングに多くの時間を割くことなく、プロダクションに近い画像や動画でアイデアを提示できます。

詳細については、V-Ray専門家の Yunal Zobu氏のウェビナー をご覧ください。Chaos ScatterやChaos Cosmosがシーンの投入にどのように役立つかなど、3ds Maxユーザー向けにVantageの最新機能をご説明します。

Free webinar: Optimizing your design workflow with Chaos Vantage | Chaos
Watch this deep dive webinar and learn how you can enhance your visualization workflow using Chaos Vantage.

 

V-Rayアーティスト向けの Vantageの主要機能

労力をかけずにプロジェクトをリアルタイムのエクスペリエンスに変換し、空間やマテリアル、ライティング条件の本物感を高めましょう。レンダリングからポストプロダクションまで、VantageにはV-Rayのワークフローを強化する機能が揃っています。

1. リアルタイムレンダリング

DXR互換GPUのパワーにより、100%レイトレースされたシーンをリアルタイムでレンダリング。ゲームのようなインタラクティブ性を維持しながら、物理的に正確なカメラ、ライト、マテリアルを楽しめます。

 

 

 

 

2. ライブリンク

3ds Max、SketchUp、Rhino、Revit、Cinema 4Dからの直接ライブリンクにより、ビューポートとしてVantageを使用し素早く変更できます。

 

 

 

 

3. アニメーションエディター

Vantageで直接、アニメのシーケンスを簡単に作成しレンダリング。オフラインではさらに高い品質で素早くレンダリングできます。

 

 

 

 

4. グローバルイルミネーション

Vantageのグローバルイルミネーションは、インタラクティブなレンダリング速度で最大のライティング精度を提供するために開発されました。エリアライトやIESライト、シンプルなポイントライトからスポットライトまで、Vantageは各シーンが映える照明を確実に実現できます。

 

 

 

 

5. 高品質なアセット

VantageはChaos Cosmosとの統合によって、HDR画像、マテリアルなどのすぐにレンダリングできる高品質な3Dアセットのコレクションを提供しており、真に迫った点景をシーンに素早く追加できます。

 

 

 

 

 

6. シーンステート

Vantageでは、それぞれ異なるライト設定、マテリアル、オブジェクトのトランスフォーム、ポストプロセスの効果を、さまざまなカメラに割り当てることができます。ステート間のスムーズな切り替えのためにアニメーションを追加し、簡単に呼び出して、バッチレンダリングのために送信できます。

 

 

 

 

7. ポストプロセス機能

一般的なレンダーエレメントやオブジェクト/マテリアルマスクを使用して精密な制御を行い、フィルム・トーンマッピングオプションで映画のような外観を実現します。または、LUT(ルックアップテーブル)を使用して画像のカラーパレットを改善し色補正を行うことで、多様なスタイルの探求を可能にします。

 

 

 

 

Vantageの実行に必要なもの

対応プラットフォーム

» Chaos Vantageは、V-Ray Next、V-Ray 5、およびV-Ray 6(V-Ray 5以降を推奨)からエクスポートされた.vrsceneファイルに対応しています。

» Chaos Vantageライブリンクは、3ds Max、 SketchUp、Rhino、Revit、Cinema 4Dで動作します。

ホストプラットフォームごとにサポートされる機能の詳細なリストを見る

システム要件

» Update 2004以降のWindows 10

» DXR互換NVIDIAまたはAMD GPU(Vantageは最大2つまで使用)

»ドライバ515(ドライバ530以降を推奨)を備えた、NVIDIA RTXシリーズGPU以降

» AMD RX 6000シリーズGPU以降 »システムRAMはGPUメモリと同等かそれ以上であること(最低8GB)

詳細な要件を見る

Vantageを試す

Chaos VantageはV-Rayアーティストにとって革新的な製品です。Vantageをワークフローに組み込むことで、大量のシーンを楽に処理できる完全にレイトレースされた環境で、作品を素早く精査し表示できます。

論より証拠です。ぜひご自身でご体験ください。今すぐVantageの使用を開始し、より高速で効率的、かつ魅力的なビジュアライゼーションを実現しましょう。

ChaosVantage 、Chaos製品の評価版ライセンス取得方法はこちらをご確認ください

 

Chaos社公式YouTubeチャンネルにてVantageチュートリアル動画が公開されています。ぜひこちらもご確認ください。