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7.292022
MAXON買収後のZBrushライセンスまとめ
Pixologic社は 独 Maxon Computer GMBH 社に買収され、2022年の1月よりMaxonファミリー製品の1つとして販売されています。MAXONの公式アナウンス
MAXON社買収後のライセンス周りの変更に関して、こちらにまとめます。
公式な案内はZBrushのSupoortサイトやMaxon Computer社のサポートページを参照ください。
後述する「MAXON社から届いているMyMaxonへの移行を通知するEmailのよくある質問と回答」も参照ください。
2023年1月12日、ZBrush 2023 のアップデートがアナウンスされました。
主にライセンス管理が 2022年4月21日以前と以降で分かれています。
ZBrushを「2022年4月21日以前」に購入された永続ライセンスユーザー様
- ZBrush最初のリリース(1999年頃)から、2022年4月21日までに購入された全てのユーザーはPixologic版のライセンスで製品が管理されています。インストーラーのダウンロードはPixologicユーザーページからダウンロードし、ライセンス認証もPixologicアカウントでログインして認証します (https://pixologic.com/my-licenses/login.php)
- (2022年7月29日にDMにて通知)
2022年9月の第1週に、既存のPixologicアカウントでの購入履歴が全てMyMaxonアカウントに移行されます。
この時点で、まだ MyMaxon アカウントをお持ちでない場合はアカウントが自動作成されます (Emailアドレスがユーザー名になります)。移行が完了すると、パスワード リセットのリンクが記載されたメールが届きますので、MyMaxon用のパスワードをセットしてMyMaxonアカウントを完成させることができます。MyMaxon ポータルにログインするとPixologicでの注文履歴を閲覧できるようになります。(なお9 月末までMyMaxonアカウントの内容を変更することはできません。) MyMaxonへ移行後もPixologic版永久ライセンスは期限切れになることはなく、Pixologicサイトの ZBrush My Licensesアクティベーションシステムを介して引き続き利用できます。MaxonAppとMAXON版ZBrushをインストールする必要はありません。 この件に関してはMAXON社のFAQも参照ください。 - ZBrush 2022.0.8 まで無償でアップグレードが入手できます
- 1ライセンスは、同一人物が使う場合に限り2箇所まで認証が認められています。
- 過去のバージョン(ZBrush 2018~ZBrush 2022.0.8)は全て同じライセンスで動作します。
- Pixologic版フローティングライセンス版はRLM形式です。
- Pixologicライセンス版は永続ライセンスとして今後も引き続きご利用いただけます。
- 2024年1月1日以降、永続ライセンスのアップグレードパスは全て販売終了となりました。(ニュース)
ZBrushを「2022年4月21日以降」に購入された永続ライセンスユーザー様
- ライセンスシステムがMAXON社のシステム(MAXON.app)管理となっています。購入時にMAXONアカウントへの登録(登録したEmail)が必要です。
- MAXON社ライセンスシステム版 ZBrush は 2022.0.5 から (Pixologicライセンス版2022.0.5と内容は全く同じ)開始ですが、インストール先は Windows の場合 C:\Program Files\Maxon ZBrush 2022、macOSでは アプリケーションフォルダ/Maxon ZBrush 2022 に変更されれています。Pixologicライセンス版と共存できます。
- インストーラーはMAXON社のダウンロードページからダウンロード、ライセンス認証はMAXON.appで行います。(https://www.maxon.net/ja/downloads)
- MAXON社のライセンスは1ライセンスにつき1台のパソコンでのみ認証可能。ただしMAXON.appを使用してライセンスの移動(アサイン、アサイン解除)する事が自由にできます。
- MAXON社の主要製品が全て利用できるMAXON ONE にもZBrushライセンスが含まれています
- 学生版ZBrushは 学生版 MAXON ONE を利用いただけます。(学生版MAXON ONEはMAXON直販のみ)
- 日本の代理店でもZBrushサブスクリプションライセンスが販売開始となりました
- 引き続きZBrush永続ライセンスも販売中です
- フローティングライセンスは MAXONチームライセンスとして提供されています。
- こちらのユーザー様は上に説明されているPixologicライセンスシステム版はご利用いただけません。つまりZBrush 2022.0.5 以前のバージョンは使用できません。(ライセンスシステムに互換が無い為)
また、MAXONライセンスをPixologicライセンス版に変更する事はできません。(古いPixologicライセンスシステムに新規にZBrushライセンスを追加する事は今後行われません) - 2024年1月1日以降、永続ライセンスのアップグレードパスは全て販売終了となりました。(ニュース)
ZBrush Core に関して
- ZBrushCoreのライセンスはPixologicアカウントで管理されています。
- 全てのZBrushCoreユーザーは、ZBrushCore 2021.6.2 まで無償アップグレードが入手できます。
- 2022年4月21日以降、販売店でのZBrushCoreの取り扱いが終了となり、現在はMAXON社の直販のみで入手できます。
- 2024年1月1日以降、永続ライセンスのアップグレードパスは全て販売終了となりました。(ニュース)
ZBrush to KeyShot Bridge
- ZBrush to KeyShot Bridge の開発は終了し、現在無料で配布されています。
- KeyShot for ZBrush の販売は無くなりました。
MAXON社から届いているMyMaxonへの移行を通知するEmailのよくある質問と回答
以下は旧Pixologicのサポートサイトに掲載されているFAQを翻訳した物です[Source]
Maxon は、Pixologicから購入した ZBrush 永久ライセンス (現在は「レガシー」ライセンスと呼んでいます) を持っている人に電子メールを送信しています。Pixologic サーバーから Maxon システムへのデータ移行に関するメールも送信されています。
この記事は、このMAXONからのメールに寄せられた質問に答えるものです。
Q: サブスクリプションの移行割引はありますか?
A: 2024年1月1日以降、永続ライセンスからのアップグレードパスは全て販売終了となりました。(ニュース)
Q: 永久ライセンスのアップグレード価格は幾らですか?
A:2024年1月1日以降、永続ライセンスからのアップグレードパスは全て販売終了となりました。(ニュース)
Q: サブスクリプションの利点は何ですか?
A: MAXON社の永久ライセンスは購入したバージョンだけしか利用できないという制限があります。重大なバグ修正以外の新機能や更新を永久ライセンス版で取得するには、永久ライセンスの有料アップグレードが利用可能になるまで待つ必要があります。サブスクリプション版では新機能や更新があると、待つ必要はなく即座に新機能を受け取ることができます。この違いが良く分かる例としては GoZ の更新があります。 Maxonがサポートする GoZ 対応アプリケーション (Maya など) の新しいバージョンがリリースされると、現在使用している GoZ はその新バージョンで機能しない可能性があります。サブスクリプションユーザーの場合、Maxon は準備が整い次第、その新バージョンに対応したGoZアップデートをリリースし入手できます。永久ライセンスユーザーの場合、その新バージョンでGoZを利用するには、次の永久ライセンス版の有料アップグレードが提供開始されるまで待つ必要があります。
Q: MyMaxon で自分のZBrush永続ライセンスが表示されないのはなぜですか? データはいつ転送されますか?
A: Pixologic版ライセンスのMyMaxonデータ転送は、2022年9月の第1周目に行われます。これは主にライセンスの購入履歴を含む顧客データの転送になります。完了すると、完了したことを知らせるメールがPixologic版ZBrush登録Emailアドレスに届きます。その時点で MyMaxon でライセンスを確認できますが、それだけです。Pixologic版のライセンス管理は引き続き旧Pixologicサイトの My Licenses と ZBrush ID ログイン システムを通じて行われます。
Q: MyMaxonに移行されると、Pixologicで購入したサブスクリプション自動継続はどうなりますか?
A: サブスクリプションの課金データは、Authorize.net (Pixologicが使用していたシステム) から Digital River (Maxonが使用するシステム) に転送されます。ほとんどのユーザーにとって、何もする必要はありません。データは自動的に転送され、9月以降の請求は DRI – Maxon から開始されます。
MyMaxonへのサブスクリプション移行は段階的に行われ、すべてのサブスクリプションが移行されるまでに約 1 か月かかります。それが完了すると、Pixologic版サブスクリプションユーザーはMy Licenseを使用できなくなります。代わりに MyMaxon を使用してサブスクリプションを管理できます。 ZBrush が Maxonのサブスクリプションを確認するには、Maxon appを使用してMaxon版のZBrush をインストールする必要があります。
Pixologic版サブスクリプションがMaxonへ移行されると、ユーザーが行う手順が記載されたメールが届きます。
Q: 永久ライセンスはどうなりますか?
A: 永久ライセンスは引き続きレガシーシステム (Pixologicサイトの My Licenses および ZBrush ID ログイン) を通じて管理されます。Maxon版ZBrushの有償アップグレードを購入するまでは、何も変更されません。
2024年1月1日以降、永続ライセンスのアップグレードパスは全て販売終了となりました。(ニュース)