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8.182015
VRAYforC4D v3.25 をアナウンス [9月にパブリックベータを開始]
LAUBLabはCINEMA 4D用V-Rayの新バージョン「VRAYforC4D v3.25」に関する情報をアナウンスしました。[source]
「VRAYforC4D v3.25」は V-Ray Core 3.25 に基づいたバージョンで、多くの重要な拡張および新機能をもたらします。これはv1.0以来VRAYforC4Dのための最も大きなアップデートとなるでしょう。
現行のVRAYforC4Dは[v1.9b]で、次のVRAYforC4Dのバージョンは[v2.0]でしたが、多くのユーザーからのリクエストによってV-Ray Coreとシンクロしたナンバリングに変更致する事に決定しました。これによってシンプルにどのバージョンのV-Ray CoreがVRAYforC4Dで使用されているか把握する事ができるでしょう。従って次のVRAYforC4Dの正式バージョンは「VRAYforC4D 3.25」となります。
新しいVRAYforC4D v3.25では既に公開されている3dsMax版、Maya版に搭載されているV-Ray 3.0(SP含む)の新機能が導入されるでしょう。
VRAYforC4D v3.25の公式リリースは2015年末を予定しています。また公式リリース後に1~2回のサービスパック提供を予定しており、v3.25のリリースまでに実装出来なかった新機能を追加で提供する予定です。
年末のリリースまで待てないユーザー様も多いかと思いますので、LAUBLabでは2015年9月末にVRAYforC4D 3.25のオープンベータを開始します!このオープンベータは MAXON CINEMA 4D v16 および v17 で動作します。(最終リリースでは CINEMA 4D v15~v17 で動作する予定です。)
なお、CINEMA 4Dフォルダを複製する事で v1.9b 入りのC4Dと、v3.25入りのC4Dを作成する事ができます。
VRAYforC4D 3.25 の新機能リスト(予定):
- V-Ray 3.0 ではブルートフォース・タイプのレンダリングでも実用となるように、根本のレイトレーシング計算の最適化が行われています。
- プロダクションレンダラーでプログレッシブ・レンダリングをサポートしました。累進的にレンダリングが更新されるタイプのレンダリング手法で、このモードではシンプルに時間でレンダリング品質が決まります。シーン全体の様子を非常に短時間で把握できるので、シーン設定の試行錯誤にも便利に利用できます。
- バケットタイプのレンダリングでは、動的にバケットを細分化する事でマルチコア環境を最大限に活かしたレンダリングを実行できます。
- 新しいスマートなサンプリング手法で、ライト、マテリアル側でサンプリング数を設定する必要がなくなります。
- V-Ray RT v3による新しい IPR(インタラクティブプレビューレンダリング)ウィンドウを提供 (CPU/GPUが選択できます。)
- V-Ray RTをプロダクションレンダリングエンジンとして利用可能(エディタやピクチャービューワーのレンダラとしてRTを利用可能)
- V-Ray RT にてライトキャッシュの使用をサポート(ライトキャッシュの計算はCPU)
- GTR BRDF をサポート
- Min shading rate パラメーター。(シェーディングサンプルより解りやすくコントロールする事ができます。)
- max ray intensity パラメーター (セカンダリRayによるFire Fly[白いドット]を削減します)
- ヘアー、ファー、芝生のレンダリング速度が劇的に向上
- インスタンス、Proxyのレンダリング速度が大幅に向上
- レイトレーシングの交差判定を高速するIntel Embree 2.3 アクセレレーターを標準的にサポート。ディスプレイスメントマップ、Proxy、ヘアー、モーションブラーにもEmbreeによるアクセラレーションが利用できます。なお特別なハードウェアは必要ありません。
- 大量ライトからの計算を高速化する確率的ライトサンプル(Probabilistic light sampling)
- レンダリングマスクをサポート。領域レンダリングをオブジェクトID、ピクセル単位で指定できます。
- レンダリング時にスライスを行う V-Ray Clipper 機能
- オブジェクト単位で反射・屈折の除外/含む設定
- SSS2マテリアルにバイアスだがフリッカーを縮小する新しいオブジェクトベースサンプルと、アンバイアスで正確にレイトレースサンプルするオプションを追加
- アーティストがコントロールしやすい改良型のV-Ray Skin マテリアル
- 物理的に正しい半透過をシミュレーションするボリューメトリックシェーダー V-Ray Volume マテリアル
- メモリに全てを格納させるディスプレイスメントの Static オプション (その分高速化されます)
- マルチタイルUV(UDUM)サポート [サービスパックにて対応予定]
- タイル化された EXR/.tx ファイルをサポート(MIPマップ)
- OpenEXR 2.0 サポート(Deep情報の出力)
- V-Ray RT 使用時にライト毎の照明(間接光含む)をレンダーエレメントとして抽出する事ができます。 (V-Ray light select)
- 様々なシェーダー情報を取り出す Sampler-Info-Tex シェーダー (MayaのSamplerInfoシェーダーの移植)
- OSL シェーダーおよび OSL マテリアル
- ディスク型のエリアライト
- V-RayVFB(フレームバッファ)のサポート。各種ディスプレイ補正(ICC, .OCIO, LUT, .cube)、インタラクティブな露出補正、カラー補正等を提供。なおV-Ray SDKでは現在V-Ray VFBはWindows版のみ提供されている為、
- VRAYforC4D v3.25初期リリースではV-RayVFBはWindows版のみ提供されます。(Mac版はSDKが対応次第、サービスパックにて提供を予定しています)
- V-Rayネイティブなレンズ効果(グロー、グレア効果)
- アニメーションメッシュ、ヘアー、パーティクルをサポートした新しい vrmesh エクスポーター
- 外部Vrscene ファイルをインクルードしたレンダリング [サービスパックにて提供予定]
- Vrayメタボールオブジェクト
- Open Subdivのサポート
- 追加の V-Rayシェーダー (vray curvature, vray ray switch, vray user data color, vray user skalar, bercon noise)
- Alphaを使ってオブジェクトのクリッピングを高速処理するオプション
- ボリュームレンダリングの最適化
- アニメーションの為の新しいライトキャッシュオプション (Leak prevention)
- VRayVolumeGridの提供(OpenVDB, Field 3dフォーマットの読み込みをサポート) [サービスパックにて提供予定]
- よりリアルな 2 sided マテリアルの半透過表現
- ディストリビュートレンダリングの新機能(レンダリング中のサーバー追加、削除、ローカルの除外)
- ジオメトリとテクスチャー情報をキャッシュし、再レンダリング(vrscene構築)を短縮 [サービスパックで提供予定]
- ユーザーインターフェースの再カテゴリ化(3dsMax版に準拠)
- 高速なマテリアル
- シェーダープレビューとGUI
- V-Rayステレオスコピックカメラのサポート
- 6×1 cubic VRカメラ (ステレオスコピック出力対応)
- 新しいスフィリカルパノラマカメラ
- C4D検索パスのサブフォルダをサポート
- V-Rayフィジカルカメラにてビットマップによる口径、ビネットの形状指定
- Shademap サポート(ステレオレンダリングの高速化)
- ビットマップエディタにビューポート表示用の解像度を指定するオプションを追加
- V-Ray簡単設定プリセット、ツールバー
- V-Rayノードベースのマテリアルエディタ [サービスパックにて提供予定]
- MAXON Team Renderにてスチルイメージの分割レンダリングをサポート
※上記は完全な VRAYforC4D 3.25 の新機能リストではありません。一部の機能はサービスパックで提供される予定である事を予めご了承いただけますと幸いです。
なお 株式会社オークでは2012年06月01日以降にV-Ray for CINEMA 4Dを新規購入されたユーザー様にはV-Ray for CINEMA 4D v2.0 (VRAYforC4D 3.25) 無償アップグレード権利を付属しています。なので今購入しても、無償でVRAYforC4D 3.25を入手できます!待つ必要はありません。
2012年06月01日以前にVRAYforC4Dを購入されたユーザー様は、VRAYforC4D 3.25 へ有償アップグレードとなりますが、価格はまだLAUBLabより提示されていません。価格決定次第アナウンス致します。
VRAYforC4D 3.25では3dsMax版、Maya版同様にレンダーノードが有償になる予定です。価格はまだLAUBLabより提示されていません。価格決定次第アナウンス致します。