- Home
- Chaos Enscape
- Chaos Enscape 3.5 アップデートをリリース
ブログ
5.192023
Chaos Enscape 3.5 アップデートをリリース
Chaos社は、リアルタイムビジュリアリゼーションツール「ENSCAPE」のバージョン 3.5 を提供開始致しました。
このバージョンでは、調整可能なアセット、マルチバウンス・グローバルイルミネーション (GI)、および 40人以上のデジタル人物モデルを Revit、SketchUp、Archicad、Rhino、Vectorworks で作業する全てのユーザーに提供します。
ENSCAPE サブスクリプションユーザーの方は ダウンロードページより最新版インストーラーをダウンロード頂けます。
ENSCAPE 3.5 の主な新機能
調整可能なアセット
最も要望の多かったリクエストの1つが 3.5 で利用できるようになりました。新しい調整可能なアセットを使用すると、デザイナーはアセットを配置する際にマテリアルや色などのカスタマイズを開始できるため、3Dシーンのフィーリングにアセットを簡単に合わせることができます。これらの調整には以下が含まれます。
- マテリアル — ユーザーは 100点 の家具やアクセサリー、および40人分の衣類の素材と色を調整できます。
- 車両の色 — カラーパレットまたは 16進コードを使用して、91の車両の色をカスタマイズできます。
- アセットのバージョン — 一部のアセットには、代替オプション/バリエーションが含まれています。バリエーション可能アセットには105 個の紅葉の木、120 個の鉢植えでない植物、55 個のスポーツ用小道具、25 個の街路用小道具などがあります
- 複数アセットの一括編集 — 調整は複数選択の形式でも行う事ができます。これは、ユーザーが複数のシーンアセットを一度に変更・削除したい場合等に特に便利です。
- 5 匹の犬、9 本の木、22 個の室内アセット、93 人の未スキャンの人物などの通常アセットも追加されました。
スキャニングされた3D人物アセット
2023年1月から Enscape の社内スキャニングチームは、建築ユーザーが3D環境にリアリスティックな人物を簡単に追加できるようにする、ENSCAPE専用のデジタルヒューマンアセットを作成してきました。 Enscape 3.5 では、人物アセットが合計 93 に増加し、そのうち 40 で服装のカスタマイズが可能になりました。このライブラリは時間の経過とともにさらに多様化していきます。同じテクノロジーを使用して、より多くの動物や役立つ物体のスキャンを開始する計画も立てられています。
よりリアルな反射と屈折・間接照明
Enscape 3.5 は、新しいグローバルイルミネーションアルゴリズムがデビューしたバージョンです。レイトレーシングをサポートした GPU により、より改善されたライティング、反射、レンダリング品質をユーザーに提供します。建築ユーザーは、壁に囲まれたシーンや太陽の影に覆われたシーン、鏡、すりガラスや色付きガラスなどの半透明のマテリアルでこの改善に特に気づくでしょう。また、目を引くビジュアライゼーション用に無限ミラー効果を作成するのも簡単です。
その他の追加機能と改善点は次のとおりです:
半透明マテリアルのエクスポート — アーティストがレンダリング後に窓やガラスの背景を交換できるように、Enscape 3.5 にはアルファチャネル エクスポート機能に半透明マテリアル機能が含まれています。
Revit の正投影ビューがアップデート – Enscapeで作成または変更された正投影ビューは、建築家がプログラム間を行き来する際の一貫性を高めるために、Revit でも同じビューが表示されるようになりました。
Rhinoでのレイヤー割り当ての改善 — Rhino または Enscape にアセットを配置すると、選択したレイヤーにアセットが自動追加されるため、整理が容易になります。意思決定を迅速化するために、可視性をフィルタリングすることもできます。
ツールバーの新しいユーザー領域 — ユーザーは Enscape ツールバーから自分のアカウントにアクセスできるようになり、ライセンス情報、アップロードマネージャー、およびパノラマ ギャラリーにすばやくアクセスできるようになりました。
公式 SpaceMouse サポート — 人気の 3Dconnexion SpaceMouse は Enscape 3.5 で公式サポートされているだけでなく、マウスのショートカット ボタンを通じてカスタマイズできます。
Revit 2024 のサポート — Enscape 3.5 は Revit 2024 と完全に統合されており、設計者がすべてのENSCAPE最新機能を簡単に組み込むことができます。