Chaos社は V-Ray 6 for SketchUp＆Rhino hotfix 2(6.00.02) をリリース致しました。

このhotfix版にはバグの修正と改善が含まれています。またV-Ray for SketchUpでは”SketchUp2023″のサポートが開始されました。

V-Ray 6 ユーザー様は無償でダウンロード可能です。

https://download.chaosgroup.com/

V-Ray for SketchUp

改善とバグフィックス

• SketchUp 2023 のサポートが追加されました。
• 新しい ‘Rebuild All Viewport Widgets’ メニューアクションが追加されました。シーン内のすべてのV-Rayビューポートウィジェットを再描画し、偶発的または手動でのウィジェットジオメトリ操作による不一致を解消します。
• DiffuseテクスチャのないCosmosテクスチャマテリアルは、Helper Textureライセンスメッセージで正しくサイズ設定されないため、Chaos License Server Webインターフェースにリダイレクトされます。
• カメラクリッププレーン用のビューポートプレビューが実装されています。クリッピングを有効にして、そのパラメータを変更すると、ビューポート ガイドが表示されます。
• クリッピングプレビューが表示されているときにシーンの任意の場所を左クリックすると、近いクリッププレーンが移動します。
• 未使用のアセットをパージする V-Ray 機能のパフォーマンスが向上しました。
• ネイティブ SketchUp マテリアルパージ アクションを使用しても、マージした Cosmos アセットに影響しなくなりました。
• V-Ray Vision および Chaos Vantage とのライブリンク中は、この機能は無効のままです。
• SketchUp マテリアルを V-Ray マテリアルに変換する際の多くの問題が解決されました。
• Enscape ライブラリ アセットで使用するプレーンカラー マテリアルが V-Ray で正しくないガンマ カーブでレンダリングされる問題が解決されました
• 複数のサードパーティプラグイン（Skatter & FlexTools）と組み合わせた V-Ray の読み込みが SketchUp を妨げないようになりました。
• 特定の V-Ray 定数を不正に変更していた一部のサードパーティプラグインとの互換性が改善されました。
• V-Ray 3.6 で作成され、現在のバージョンでインポートされたプロジェクトの不正な移行につながる問題は解決されました。
• インタラクションツールで行った光度の変更は、インタラクティブレンダリング中に尊重されるようになりました。
• 特定の状況下で、V-Ray Fur がディスプレイスメントしたサーフェス上で正しく成長しない問題を修正しました。
• サイレントインストールで設定ファイルをロードしても、処理完了後に上書きされる問題を修正 拡張機能 > V-Ray > ツールメニュー　にカーソルを置いても、SketchUpが応答しない問題を修正しました。
• V-Ray GPU:V-Ray CUDA GPU エンジンで特定のシーンのレンダリング時間が長くなる問題を修正しました。
• macOS: SketchUp が正しく終了できない問題を修正しました。
• macOS: ライトに対する Interaction Tool の最初の使用で Paint Bucket ツールがアクティブにならなりました。
• Script access: 従来の LiveScene クラスが削除されて VRay::Context に機能が移行されました。
• Asset Editor や Light Gen など独自の V-Ray UI コンポーネントに Apple silicone (M1) をネイティブサポートしました。
• 数学計算がすべての数値フィールド入力で実行できるようになりました。これには、加算、減算、乗算、除算(例：100*0.2=20)といった基本的な演算から、モジュラス、パワー、ルート、順列、階乗、サイン、コサインなどのより高度な演算が含まれます。
• ピックアップフォーカルポイントボタン(焦点距離)はクリックしてもアクティブ状態にならないようになりました。代わりに、距離をピックするツールを一度アクティブにしてから、初期状態に戻ります。
• Swarm レンダリング中に、欠落したテクスチャが生のビットマップバッファに置き換えられることによって生じるエラーが、ログウィンドウをポップアップさせなくなりました。
• ホストマテリアルを左フライパネルのカスタムアセットライブラリに保存しようとすることによって生じるエラーが、ログウィンドウをポップアップさせなくなりました。
• アウトライナーの検索ボックスで文字列を入力する際にタグ名が尊重されるようになりました。
• GPU デバイスの選択は、ドロップダウンを展開するたびにリセットされなくなりました。
• 構成設定ロールアウトでスライダーのカラースペースが Screen(sRGB) に設定されると、すべてのカラースロットスライダーがオフセットで移動する問題は解決しました。
• インターネット接続されていない状態でコラボレーションウィンドウを開いても、空白になることはなくなりました。代わりに’Try again’スクリーンが表示されます。
• SkyのPhase XとPhase Yの中国語版は、正しい単位であるパーセント（%）をリストするようになりました。

Vison

• 言語に中国語が実装されています。
• V-Rayの中国語版がアクティブな場合、この新しい翻訳版Vision UIが自動的に選択されます。

V-Ray for Rhino

改善とバグフィックス

• ポイントクラウドのサポートが追加されました。現在サポートされているのはポイントパーティクルのみで、1つの点群には1つのマテリアルしか適用できないことに注意してください。
• すべてのパーティクルがレンダリングされるサイズは、Rhinoの表示モードのオプションにあるポイントクラウドオブジェクトの設定で設定された値に依存します。
• V-Ray DecalアセットをCosmosからインポートできるようになりました。
• Decalカテゴリはマテリアル А ブロック内にあるV-Rayデカールに関する多くの問題が解決されました。
• 旧Enscape アセットのスケーリングが正しく設定されなくなった Light Mix の変更がシーンに適用された後、不要な混合テクスチャがテクスチャ環境スロット(environment)に表示される問題は解決されました。
• レンダリングの際に上書きをしようとすると、確認ダイアログ ウィンドウが表示されるようになりました。
• ダイアログウィンドウ 特定のメッシュのトポロジーによって不正なテクスチャマッピングが発生する問題は解決されました。
• インタラクティブレンダリング中の隠されたオブジェクトの距離テクスチャの処理が改善されました インタラクティブレンダリング中のRhino Decalマッピングタイプの変更が尊重されるようになりました。
• vraySetObjectIDコマンドを使用したときのワークフローが改善されています。単一のIDまたはランダムなIDを割り当てることが合理化されました。
• 定義された番号領域から複数のIDのシーケンスを割り当てるオプションが追加されました vraySetMtlIDコマンドを使用する際のワークフローが改善されました。
• すべてのV-Rayマテリアルに影響し、それぞれにマテリアルIDが適用されるようになりました。
• Environment Fog(フォグ)は、インタラクティブ レンダリング V-Ray GPU 中にオブジェクトが移動しても、不正なレンダリング結果を生成しなくなりました。
• V-Ray CUDA GPU エンジンで特定のシーンのレンダリング時間が長くなる問題を修正 数学の計算がすべての数値フィールドの入力で実行できるようになりました。これには、加算、減算、乗算、除算(例：100*0.2=20)といった基本的な演算から、剰余、累乗、ルート、順列、階乗、サイン、コサインなどのより高度な演算までが含まれます。代わりに、距離をピックするツールを一度アクティブにしてから、初期状態に戻ります。
• Swarmでのレンダリング中に不足したテクスチャが生のビットマップバッファに置き換えられることによって生じるエラーが、ログウィンドウをポップアップさせなくなりました。
• ホストマテリアルを左フライパネルのカスタムアセットライブラリに保存しようとしたことによって生じるエラーが、ログウィンドウをポップアップさせなくなりました。
• アウトライナーの検索ボックスで文字列を入力する際にタグ名が尊重されるようになりました GPU デバイスの選択は、ドロップダウンを展開するたびにリセットされなくなりました。
• SettingsののConfigurationロールアウトでスライダーのカラースペースが Screen(sRGB) に設定されると、すべてのカラースロットスライダーがオフセットで移動する問題は解決しました。
• インターネット接続されていない状態でコラボレーションウィンドウを開くと、空白にならなくなりました。
• 代わりに’Try again’スクリーンが表示されます。

Grasshopper

• インタラクティブレンダリング中のカラーノードの変更の取り扱いを改善
• シーンの変更（特に急激なもの）がインタラクティブレンダリングプロセスをよりスムーズに更新するようになりました。
• V-Ray Asset Editor を使用して Render in Project コンポーネントを介して転送したアニメーションのレンダリングを停止しても、Grasshopper の応答性が失われることがなくなりました。
• V-Ray Render in Project コンポーネントでドームライトを追加するとエラーが発生しなくなりました
• V-Ray ライセンスなしでGrasshopperを起動しても、クラッシュにつながる問題がなくなりました インタラクティブレンダリングの間にドームライトのパラメータがアップデートできない問題の修正が行われました。