ニュースカテゴリを選択 

ブログ

Chaos Group V-RayDayビデオ公開。近況報告と今後のスケジュールをアナウンス

Chaos Groupは SIGGRAPH 2018 にて開催したV-RayDayにて、Vlaodo氏によるプレゼンテーションを公開しました。

内容の簡単なまとめ

V-Ray Next for 3ds Max アップデート(2018年末)

  • カラーマネージメント (ACEScg ワークフローサポート)
    • V-Ray HDRI テクスチャ
    • V-Ray Color テクスチャ
    • V-Ray Sun/Sky, Temperature, dispersion
  • IPR用にLightCacheの計算工程をインタラクティブ化
  • VFB2 を組み込み
  • V-Ray Cloud サポート強化 (ForestPackPro, VRayScatterサポート)
  • VRayInstancerの動作を高速化 (メモリ消費縮小)
  • その他多数

V-Ray for Houdini

  • パブリックベータテスト中
  • V-Ray Houdini は当初オープンソースのプロジェクトでしたが、今回正式にV-Rayファミリーの一員として販売を決定(プロプライエタリソフトウェアとして販売されます)
  • 特に注目したいのは vrscene の中身を操作できる点 (VRsceneオブジェクトの中身が操作できるのは現時点でV-RayHoudiniだけ)

V-Ray Next for Maya

  • リリースは 2018年の秋 (10月ごろ)

新機能

  • よりインタラクティブになったIPRの挙動
  • 新 Toonシェーダー
  • LPE [初期実装]
  • ファイナルレンダラーとしてのV-Ray GPU インターフェース (GPU選択時に互換性の無い機能を非表示)
  • V-RayMtlに Metalnessパラメーター追加 (Substanceとの互換性強化)
  • 新ヘアーシェーダー(メラニン色素量でコントロール)
  • アダプティブドームライト
  • nVidia AI デノイザー

現在実装中

  • 詳細なメモリ消費内容のレポート(シーンデバッグ)
  • デバッグシェーディング(アイソレート、VFB,Mayaビューポート上にDiffuse,Normal等のデバッグ用チャンネル表示切り替え)
  • IPRベースのプレイブラストサポート

V-Ray CLOUD

V-Ray Next GPU

新機能

  • ビットマップファイルパスのタグサポート
  • 新フィジカルヘアサポート
  • アダプティブドームライト
  • Mayaのユーティリティノードサポート
  • VRScansマテリアルサポート
  • ボリューメトリクスサポート (ボリュームグリッド、エンバイロメントフォグ、OpenVDBの気体レンダリングサポート)

現在実装中

  • バケットレンダリング (Cryptmatte と Deep出力対応)
  • alSurfaceマテリアルサポート
  • テクスチャーとジオメトリのアウト-オブ-コア (GPUメモリ量に依存しないレンダリング)
  • RTXサポート (Turing世代の”RT core”によるレトレーシングアクセラレーション対応)
  • より効率的なテクスチャーサポート

V-Ray for Unreal

  • 近く BETA 2 を開始

BETA2の新機能

  • VRayによるライトベイク
  • Unrealの樹木(foliage)オブジェクトサポート
  • V-RayProxyサポート
  • IPR
  • Unrealのネイティブシェーダーサポート

Project Lavina

最後に先日アナウンスされた Project Lavina のデモがあります。

vrscene ビューがあり、vrscene をドラッグ&ドロップするだけでシーンをビューイングできる様子です。

関連記事

ページ上部へ戻る