- Home
- V-Ray for CINEMA 4D
- V-Ray の CINEMA 4D R19 対応状況について。V-Ray C4D 3.50 更新リスト
ブログ
9.42017
V-Ray の CINEMA 4D R19 対応状況について。V-Ray C4D 3.50 更新リスト
2017年9月より CINEMA 4D R19 がリリースされましたが、V-Ray C4Dは現在対応準備中です。開発元にて対応作業が完了次第リリースされます。
- 現行の V-Ray 3.4 for C4Dは R19で動作しません。V-Ray 3.5 for C4Dで更新サポートを予定しています。
- CINEMA 4D R19でV-Rayを使用するには R19用のVRayBridge.keyファイルを新しく取得する必要があります。新バージョン用のライセンスキー発行は無料です。取得方法は弊社 V-Ray C4D サポートサイト(要ログイン)を参照ください。
————————————-
3.500 (プレリリース / ベータ版)
なおLAUBLabでは現在 V-Ray 3.50 for CINEMA4Dのベータ版を提供しています。[Source]
このベータ版は開発中のビルドで未検証のビルドなので不具合が数多くある事を予めご了承ください。仕事で使用する事は推奨されません。
V-Ray 3.40からの新規購入ユーザーもしくは、3.40通常アップデート、アーリバード・アップデートを購入したユーザー様は、このベータ版にアクセスする事ができます。
新機能:
- 新しい Adaptive lights アルゴリズムの搭載 (多数の光源がある環境で最大7倍の高速化が望めます)
- 内部はV-Ray 3.6 コアを使用
- V-Rayスタンダードマテリアルの提供 (V-Ray 3dsMax、Maya等のVRayMtlと同じマテリアル)
- .vrmat マテリアルの追加
- AL_Hair マテリアルの追加
- MDLマテリアルの追加
- TexHairinfo シェーダーの追加 (ヘアーへのカラー&テクスチャーをコントロールできます)
- TexParticle sampler シェーダーの追加(xparticle等から color, emission, lifespan, velocity, age, opacity 等の情報を取得する事ができます)
- TexLut シェーダーの追加 (テクスチャーにLUTを適用します)
- 新しいマルチシェーダーモード
- GPUアクセラレーションに対応したレンズ効果 (VFB)
- プログレッシブレンダリング用のデノイザー更新頻度オプション
- レンズ効果とデノイザーを同時に利用可能
- Glossy fresnelアルゴリズムのサポート (V-Ray standard mtl)
- ライトセレクトエレメントでGIをサポートし、完全なライト毎の照明を取り出しに対応
- レジュームレンダリングのサポート(バケットおよびプログレッシブ)
- ハイブリッドレンダリングのサポート (V-Ray GPUをCPUデバイスで計算)
実験的 (作業中)の機能:
- VRayVolumeGrid: まず openVDB キャッシュの読み込みをサポートしました。(VRayVolumeGridはまだ初期実装で、完全な機能はV-RayC4D 3.60 を目指しています)
- xparticlesのダイレクトサポートを実装中です。(サポートは Perticle tex経由で行われ、幾つかのxparticlesアトリリビュートは無視されます。)xparticlesのダイレクトサポートは 3.60 以降を目標に実装中です)
修正と改良:
- OGL表示問題を修正
- キャッシュへのカラー補正問題を修正
- OpenGL表示で読み込みが遅くなる問題を修正
- OpenGL表示が遅くなる事がある問題を修正
- Mac OSXにてドームライト+IPRでクラッシュする問題を修正
- C4Dシェーダーの自動変換(ビットマップベイク)の問題を修正
- デフォルトで Adaptibeサンプルを有効化
- IPRでカメラの移動が更新されない問題を修正
- OSXのライトプリセットアイコンの表示問題を修正
- 特定ハードウェアにてV-Rayスタンドアロン(DR子機)が黒いバケットを出力する問題を修正
- V-Ray stereo camの問題を修正
- VFBに複数のマルチマットIDエレメントが表示されない問題を修正
- VFBからの保存の挙動問題を修正
- 特定ケースでIPRが誤った表示を行う問題を修正
- DRで立体視カメラ+シェードマップモードの問題を修正
- AL-surface マテリアルを改善
- Stochasic FlakeマテリアルのUVチャンネル選択問題を修正
- V-Ray RT cuda に関する修正
- Proxyやディスプレイスメント等のダイナミックオブジェクトで非常に微細なディテールが存在する場合、GGX BRDFは不自然な黒い反射を返す事があります。これはV-RayCoreの問題で、現在の所Ward BRDF+Fix Dark edgesオプションもした新しい”V-Ray Standard Mtl”を使って回避する必要があります。
- レンダリング設定トランスレータータブ内に Deep出力オプションを追加
- 特定条件でOSXのコーディネートマネージャーがGUIをロックする問題を修正
- ライトタグのUIを更新
- 法線(Normal)タグにいくつかオプションを追加 (各チャンネルの反転/入れ替え 等)
- 反射セット機能の不具合
- プログレッシブモードでプレパスを表示しないようになりました(SDKによる変更)
- 現在Mac OSXでは OSL がサポートされません。(V-Ray SDKによる仕様)。ChaosGroupがSDKにOSLのMacサポートを導入次第、V-RayC4DでもMacにてOSLがサポートされます。
- V-Ray 3.50 のSDKはUTF8をサポートしており、マルチバイト文字のファイルパスが問題なく利用可能です。
よくある質問ですが、完全なCINEMA4Dシーンの変更をサポートするIPRにはChaosGroupの V-Ray RT SDKの改良が必要です。(リンクされたオブジェクト、CA ツールのような機能、インスタンス、デフォーマ、クリッパー等がまだIPRでサポートされません)
新しいアダプティブライトアルゴリズムの詳細は、以下ChaosGroup Labsの記事で知る事ができます:
https://labs.chaosgroup.com/index.php/rendering-rd/understanding-adaptive-lights/
近く 3.50 のビデオがFabio氏によって公開されます。
公式マニュアルは 3.50 の公式リリース時に更新されます。
V-Ray 3.50 のNightlies(ベータ版)は V-Ray 3.40からの新規購入ユーザーもしくは、3.40通常アップデート、アーリバード・アップデートを購入したユーザー様は、このベータ版にアクセスする事ができます。弊社サポートまでお問い合わせください。
best greetings
Stefan