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12.122025
Chaos V-Ray7 for Maya, Update 2 がリリース

Chaos V-Ray7 for Maya, Update 2 がリリース
Maya向けの V-Ray 7.2 が Chaos Vantage 3.1 と共に提供開始され、VFXアーティスト向けのルックデベロップメント、プリビズレーション、およびアニメーション・ワークフローの強化されたソリューションが提供されます。強化されたライブリンクにより、Vantageをバックグラウンドで実行しながら、Vantageからの高品質なリアルタイム出力をMayaビューポートに直接ストリーミング表示できます。
その他の新機能には、V-Ray Night Sky、ガウシアンスプラットのクリッピング、そしてレンダリングのエンハンスメント、アップスケーリング(Maya)、マテリアル生成(HoudiniとMaya)のための新しいAI機能があります。
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Maya の強化された Vantage Live Link
Mayaユーザーは、強化されたVantage Live Linkにより、Mayaビューポート内で100%パストレース品質の真のリアルタイムレンダリングを直接利用できます。LinuxおよびmacOSでもリモート接続を介して利用可能です。
このアップデートにより、追加のツールを使用することなく、通常のワークフロー内で高品質なプレイブラストとアニメーションプレビューを作成できます。レイアウト、ライティング、ルックデブのリアルタイムフィードバックを即座に得ることも可能です。さらに、USDおよびMaterialXセットアップをネイティブMayaジオメトリと一緒にレンダリングする事も可能です(現時点では部分的なサポート)
Linux/MacOSを使用していても、Vantageを実行できるWindowsマシンをお持ちの場合は、Vantageホストマシンの IPを選択するオプションも追加されており、Linux/MacOSでもビューポートにフィードバックが再度表示されます。さらに、アセットは2台のマシン間で転送されるため、ワークフローがさらに簡単になります。
以下は Linux版 MayaでChaos Vantageビューポート表示を使用しています。
レンダリングの制限事項はVantage Live-Linkと同じです。一部の機能はVantageではまだサポートされていないため、V-Rayレンダリングとは若干の違いが生じる可能性があります。
既知不具合として、別のホストに接続中に新しいファイルパスを読み込むと、Vantageがクラッシュすることが確認されています。
プレイブラストのレンダリングは現時点ではサポートされていません。Chaos Vantageでアニメーションをレンダリングするオプションから実行してください。
このChaos Vantageビューポート表示機能はDR2ビルドでのみ利用可能です。
V-Ray ディスプレイスメントマテリアル
新しい「V-Rayディスプレイスメント」マテリアルを使えば、複雑なサーフェスを簡単に作成できます。マテリアル間のディスプレイスのブレンド、個々のV-RayProxyオブジェクトへの適用、ディスプレイスメント付きマテリアルのエクスポートなど、業界標準のワークフローをご利用いただけます。

V-Ray ディスプレイスメントマテリアル
ガウシアンスプラットのクリッピング
V-Rayの新しいクリッピング機能により、データを編集することなく、Maya内でスプラットをカスタマイズできる様になりました。不要なスプラット領域をトリミングし、自然に溶け込む3Dモデルに置き換えます。これは、スキャンした実世界の環境と3Dアセットを統合する場合に理想的です。

ガウシアンスプラットのクリッピング
V-Ray 夜空(Night Sky)
日付、時間、位置情報といった現実世界の情報を使って、リアルな「夜の空」を構築できます。また、HDRIに頼ることなく、昼から夜へのタイムラプス動画を作成したり、星や月の位置を定義したりすることも可能です。

V-Ray 夜空(Night Sky)
Maya 向けの新しい AI レンダリングツール
V-Ray for Maya ユーザー向けに、3 つの新しい AI 搭載ビジュアライゼーションツールがベータ機能として利用可能になりました。
AI エンハンサー:Chaos Cloud Collaboration の一部である AIイメージ エンハンサーは「植物」「人物」「地形」などの特定の要素のリアリティを迅速に向上させます。衣服など、特定のオブジェクトを個別に選択し、いくつかの設定を調整することで微調整することも可能です。また、前後のスライダーを動かすことで、シーン内で何が強化されたかを確認することも可能です。
AI マテリアルジェネレーター:写真から、わずか数クリックでタイリング可能なPBRマテリアルを作成できます。Chaos Cosmosの一部であるこのマテリアルジェネレーターは、シーンの主役ではない二次マテリアルの作成に最適です。
AI アップスケーラー:低解像度の画像をワンクリックで最大16Kの高画質画像に変換できます。Chaos Cloud Collaborationで利用可能なこのツールを使用すると、下書きや低解像度のレンダリングの解像度を向上させ、テクスチャや細かいディテールをシャープにすることができます。 Chaos AIアップスケーラーの詳細については、こちらをご覧ください。

AI アップスケーラー
拡張されたMaya USDサポート
V-Ray 7 for Maya update 2 では、最新の MayaUSD バージョン 0.33.0、0.34.0、0.34.5 のサポートが追加されました。
ディストリビュートレンダリング 2 (DR2)を提供
DR2はマシン数の制限を撤廃し、プログレッシブレンダリングとバケットレンダリングの両方において速度と安定性を向上させます。マシンを追加すればする程、レンダリング速度が向上します。大規模シーンのボトルネックを軽減し、ディスパッチャマシンを使用する事でチームの制御性を高めます。
DR2の詳細はこちらの記事を参照ください
注: DR2はデフォルトのビルドに設定されています。従来のDR1を引き続き使用したい場合は、DR1ビルドをダウンロードしてください。
V-Ray for Mayaの製品案内はこちらへ



