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ITooSoftware RailClone 6 – メジャーアップデート

ITooSoftware RailClone 6 - メジャーアップデート

RailClone Pro の最新バージョンでは、建築、VFX、ゲーム用の複雑なパラメトリック・モデルをより一層簡単に作成できます。

ItooSoftware社は autodesk 3ds Max 用のパラメトリックモデリングプラグイン 「RailClone 6」 のリリースを発表できることを光栄に思います。これは、3ds Max 用のパラメトリック・モデリングおよびレイアウト ツールの最新バージョンであり、新しいスタイルを作成する際のユーザー体験を向上させる新機能と改善点が満載です。

ノードベース・エディターがさらに使いやすくなりました。以前のバージョンでは、別のオブジェクトを選択するとスタイルエディターが閉じていました。 RailClone 6 では、スタイル エディターを表示したまま作業できる為、シーンの別の部分と対話しながらグラフの編集を続けることができます。またシーンオブジェクトをインポートする新しい方法、グラフを読みやすくするツール、マクロを作成するための簡略化されたテクニック、新しいランダム化オプションなど、作業を容易にするためにさらに多くの改善が加えられています。

新しい RC スライスモディファイアで、既存のモデルを RailClone に変換(分割)する事がはるかに簡単になりました。分かりやすいインターフェイスを使用して、モデルを典型的な RailClone スタイルで使用されるパーツに分割することができます。多数の小さなパーツを生成する代わりに、オブジェクトを複数のセグメントノードにスライスして追加する事で、より直観的で更新しやすいワークフローを実現できます。

時間をかけて作成したスタイルは、再利用したいと思いますよね? RailClone 6 ではライブラリ管理システムが強化されており、ブラウザ内で右クリックして新しい [シーンから RailClone オブジェクトをインポート] オプションを選択することで、新しいオブジェクトをライブラリに簡単に追加できるようになりました。オブジェクトを纏めてインポートし、マテリアルライブラリとサムネイルを生成し、全てのアセットを1つのフォルダーに収集できます。スタイルをパスワードで保護することもできるので、安心してインターネットで共有する事ができます。

これらの新機能に加えて、RailClone 6 には、組み込みライブラリを徹底的に見直す取り組みの第1フェーズも含まれています。 5つのコレクションが、業界の高品質基準を満たす新しいジオメトリ、テクスチャ、シェーダで更新されています。

RailClone 6 ライブストリーム

RailClone 6 の新機能に焦点を当てた 2 つのエキサイティングなライブストリームにご参加ください。iTooチームは、5月30日火曜日の午後 4 時 (CET) に最初のイベントを開始します。ここでは、大小の各新機能を詳しく掘り下げ、インタラクティブな Q&A を提供します。

数週間後の 6 月 15 日木曜日、中央ヨーロッパ時間 16:00 に、RZGraphics の Rafael Zarza Garcia を迎えたライブストリームも予定されています。彼は、RailClone 6 プロモーション用に印象的なウォークスルーシーンを提供して頂きました。ストリーム中に数多くの貴重なヒントやコツを共有します。

このプロジェクトでは RZGraphics と提携しました。RZGraphics は、RailClone とその統合ライブラリを広範囲に使用して、Pedro Pitarch Architects の設計に基づいて素晴らしいシーンを作成しています。

RailClone 6 の主な新機能:

全面的に見直されたアセット ライブラリ

RailClone 6 は、組み込みライブラリの大規模な見直しの第1段階となります。このリリースでは、石積みの壁、公園のベンチ、ゴミ箱、自転車ラック、パーゴラ(つる棚)、道路、街灯、信号機、駐車場の天蓋ボラード、交通障壁などを含む 5 つのコレクションに 160 を超える新しいパラメトリックアセットが含まれています。

今年の後半ではさらに、モデリング、テクスチャ、シェーダーを改善してプラグインに同梱されている無料スタイルを完全にやり直すことを目標に、さらなるアップデートをリリースする予定です。

RailClone Pro ライセンスに含まれる全てのアセットは、オンライン・アセットブラウザーで参照いただけます。

 

完全に書き直されたライブラリブラウザ

RC6 完全に書き直されたライブラリブラウザ

RailCloneオブジェクトは、シーンから直接ライブラリに追加できます。その際、マテリアルライブラリを自動的に構築し、アセットを1つのフォルダに収集し、サムネイルを生成します。これは単なる単一の機能ではなく、ゼロから完全に書き直されたライブラリブラウザーの新しい機能の1つです。

RailClone 6はこの新生ライブラリブラウザを搭載した最初のリリースであり、拡張が非常に簡単になった為、将来的に新機能がどんどん追加される予定です。

常に表示できる様になったスタイルエディタ

RC6 常に表示できる様になったスタイルエディタ

スタイルエディターには、RailCloneオブジェクトの選択を解除した場合でも開いたままにできる、常に最前面に表示オプションが追加されました。この機能により、スタイルと関連するシーンオブジェクトを同時に編集する事ができます。最後に編集した RailCloneスタイルのグラフへのアクセスを失うことなく、ソースジオメトリを変更したり、ベースとなるスプラインを微調整したり、シーンの他の場所を操作したりできます。さまざまな RailCloneオブジェクトのグラフを表示するには、それを選択して「エディターを開く」ボタンをクリックするだけです。アクティブなRailCloneオブジェクトを選択する為の、新しいボタンがスタイルエディターのツールバーにも追加されました。

新ノード: Link ノード、Rerouteノード

ワイヤー内にリダイレクトして分岐を作成できる新しい「Link」ノードを使用すると、グラフがはるかに読みやすくできます。いくつかの異なるノードとワイヤのスタイルから選択したり、2つのLinkノード間の接続を非表示にしてグラフを整理したりする事もできます。

新ノード: Link ノード、Rerouteノード

ワイヤの流れを簡単に変更するには、ワイヤ上の任意の場所をダブルクリックして、新しい Rerouteアンカーを追加します。 Reroute ノードはスプラインのパスを調整する用なものであるため、単一の入力と出力を持ちます。ワイヤを分岐する必要がある場合は、代わりにリンクノードを使用します。

新ノード: Link ノード、Rerouteノード ReRoute

マクロの改善

RC6- マクロの改善

グラフ全体をコピーしてマクロタブに貼り付けるだけで、マクロノードを簡単に作成できます。すべての基本オブジェクトは自動的に入力に変換され、数値ノードはパラメーターに変換されます。新しいコンボセレクターUIエレメントも利用できるようになり、パラメーターをカテゴリにグループ化して理解しやすく整理できるようになりました。また、右クリックメニューを使用してマクロを開く代わりに、ダブルクリックするだけでマクロを編集できます。

その他の改善点としては、コンボボックス・パラメータタイプの追加に加え、ノードを右クリックして [マクロ] > [パラメータのリセット] に移動することでマクロのパラメータ値をデフォルトにリセットできる機能が含まれます。

RailClone スライスの導入

RC6 RailClone スライスの導入01

RailClone スライスモディファイアを使用すると、既存のアセットを簡単にRailCloneで使用するパーツに分解できます。この新しいプラグインを使用すると、複数のスライスプレーンを操作して、リニアジェネレーターと配列ジェネレーターでスタイルを作成する為に必要なパーツにメッシュを非破壊で分割できます。

使い方に2つの選択肢があります。単純に全てのスライス・セグメントを個別のオブジェクトとしてエクスポートするか、モデル全体を RailClone に追加し、Segmentノードの新しいオプションを使用して、オブジェクト内の任意のスライスにアクセスすることができます。

RC6- RailClone スライスの導入02

ノードグラフのパスワードロック

ノードグラフのパスワードロック

新しいパスワード保護機能を使用して、スタイルを安心してインターネットで共有したり販売できます。パスワードを追加するには、どのスタイルでも [Style] ドロップダウンから”Protect by Password”を選択するだけです。次回、誰かが RailClone オブジェクトを選択してスタイルエディターを開こうとすると、ノードエディタを続行するためにパスワードの入力を求められます。ただし注意が必要です。このパスワードプロテクトは非常に安全なので、パスワードを忘れた場合は回復する方法がありません。

スタイルエディターの無数の改善により作業が高速化

数多くのユーザーからリクエストされたスタイルエディターの多くの改善により、オブジェクトの作成が高速化されます:

  • シフトとドラッグを使用してノードとワイヤを複製できます
  • 現在のシーン選択を新しいセグメントおよびスプラインノードとしてスタイル エディタにインポートできます
  • 選択した複数のセグメントノードにオブジェクトを割り当てる事ができます
  • ノードのウィンドウまたはクロッシングマーキーによる選択
  • ドロップダウンリスト・パラメータのプリセットを保存できます
  • Preferences > “Wires” の新しいオプションを使用してワイヤの太さを変更できます
  • 数値パラメータを無効にし、オン/オフ状態のみをエクスポートできます
  • SegmentおよびTransformノードから整列モードをエクスポートする事ができます。数値ノードを使用して制御するには、0 for Automatic, 1 for Pivot, 2 for: Min, 3 for Middle, 4 for Max を使用します。
  • いくつかの新しいシードオプションが Randomize ノードに追加されました。ジェネレーター間の同期、生成オンなどを含む、ランダム数値ノードと同じ機能が利用できるようになりました。これにより、インデックス入力に接続されたランダム数値ノードを持つセレクターノードを使用してこのエフェクトを作成する必要がなくなる為グラフが簡素化されます。これにより単一の Randomise ジオメトリノードを単純に使用できるようになりました。
  • Randomize および Randomノードの Sync between Generators オプションの名前が Reset On に変更され、X Spline,X Spline セクション、配列行、ジェネレータなどのいくつかの新しいモードが提供されます。これにより、X Evenly 列の行間で一致するようにランダムな値を同期するなど、以前は不可能だったいくつかの事が簡単に可能になります。
  • 条件演算子は、AND/OR ロジックを使用して複数の条件をテストできるようになりました。
  • Preferencesメニューに追加されたオプションを使用して、ソースオブジェクトに一致するようにセグメントの名前を変更するかどうかを選択できるようになりました。
  • 現在選択されているノードに接続されているワイヤを除くすべてのワイヤを非表示にする新しいオプションを追加。このモードを有効にするには、View > Hide Wires option オプションを使用するか、キーボードの Ctrl-W を使用します。
  • 値リストと呼ばれる新しいパラメータノードは、スプラインまたはマーカーのインデックスまたは属性を使用して選択できる値のリストを保存するために使用されます。これは、文字列、数値、値の範囲 (‘1-3’)、およびカンマで区切られた数値/範囲のリスト (‘1-3,5,7’) に使用できる点を除けば、既存のセレクター演算子に似ています。

RailClone スプライン

RC6 RailClone スプライン

RailClone Spline に新しい「Free」マーカーモードが追加されました。このタイプのマーカーは、パスの特定の部分には割り当てられません。ただし、代わりに、サブスプライン全体のパラメータを制御するために使用できます。通常のマーカーとは異なり、ジェネレーターパディング機能と併用することもできます。

キャップの改良

RC6 キャップの改良

キャップ(穴閉じ)された面のマテリアルIDを設定できるようになり、スライスされた面に異なるマテリアルを割り当てる事ができるようになりました。さらに、クリッピングエリアから生成されたキャップ面は、セグメントノードで定義されたパラメータを使用して自動的にボックスマッピングできます。

変形の改良

RC6 変形の改良

RailCloneの高度な変形モード (フラット、垂直上下など) が改善されました。以前のバージョンでは、ステップモードと垂直モードを混合できる機能は、スプラインの上にあるジオメトリに限定されていました。 RailClone 6 では、セグメントがスプラインの上、下、またはその両方にまたがっているかどうかに関係なく、これらの機能を使用できるようになりました。

グループの改良

グループの改良

RailClone は既に3dsMaxの”グループ”を配置できますが、グループ内の項目を回転または拡大縮小したい場合にはいくつかの制限がありました。しかし、これは過去のものであり、グループは現在ユーザーの期待通りに機能していることをお知らせできることをうれしく思います。RailCloneに追加された時のグループがそのまま保持ことを知っていれば、安全にグループを自由に作成できます。

Chaos Corona サポートの改善

Chaos Corona サポートの改善

RailClone Color マップが Corona Renderer v9 以降でネイティブにサポートされるようになりました。これは、Corona ユーザーが、ビットマップをランダム化する機能、テクスチャからサンプリングされたグラデーションまたはピクセルに基づいてマップをランダムに着色する機能、さらにはサーフェスにマッピングされたテクスチャに基づいてオブジェクトを着色する機能など、RailClone カラーの強力なランダム化機能の恩恵をChaos Coronaユーザーが受けることができる事を意味します。 RailClone カラーがどのように使用されるかを確認するには、チュートリアルをご覧ください。

新しい数式属性

RailClone エクスプレッションのファンの為に、さらにいくつかのコントロールを追加しました。”InRender” を使用すると、レンダリング時にパラメータを変更できます。この属性は、レンダリング用にビルドする場合は単純に 1 を返し、ビューポートの場合は 0 を返します。

また、スプラインが開いているか閉じているかを検出できる2つの新しい属性も追加しました。 XSplineClosed と YSplineClosed は、スプラインが閉じている場合は値1を返し、開いている場合は値0を返します。

パイプライン統合の改善

パイプライン統合の改善

3dsMaxのユーザー定義プロパティは、RailCloneツールでインスタンス化した後も保持されるようになり、複雑なパイプラインを持つスタジオがこれらのプロパティを使って管理およびRailCloneに組み込む事が容易になります。 RailClone には、スタイルエディターから直接ユーザー定義プロパティを追加できる新しいタグノードも追加されました。これらのプロパティは、他のアプリケーションで使用するために RailCloneツールを使用して RailCloneオブジェクトをインスタンス化する場合にも、ネイティブインスタンスに伝播されます。

タグを動的に追加する機能をサポートするために、RailClone 6 の Numeric ノードと Constant ノードに新しい String タイプが追加されました。ユーザー定義値を操作するだけでなく、ジェネレーターのIDによる制限機能で使用するカンマ区切りのリストまたは範囲を作成するためにも使用できます。

RailCloneツールには、モデルを構成するメッシュ部分を再構築する為に必要なプロパティを含むXMLファイルと共にFBXファイルに保存する新しいエクスポート・オプションも追加されました。

RailClone をより大規模な自動パイプラインに構築できるように、Maxscript を使用して RailClone ツールとライブラリブラウザを制御できるようになりました。これがどのように機能するかを確認するには、ドキュメントページを確認してください。

オンラインの変更ログを読んで、すべての新機能、改善点、修正点の完全なリストを確認してください。

どこからRailClone 6をダウンロード?

RailCloneメンテンナスユーザー様はItooSoftwareのユーザーパネルからRailClone 6を入手できます。 「My Products」セクションにアクセスしてダウンロードしてください

ItooSoftware製品はメンテナンスの有効期限が切れている場合でも、失効したプランに対するペナルティなしでさらに1年間更新できるのでご安心ください。

こちらからメンテンナスを更新ください。

RailClone をお試しください

RailClone の便利さをまだ知っていない方は今がチャンスです。 Lite バージョンは商用であっても完全に無料で試すことができます。製品ページからRailClone Free版インストーラーをダウンロードしてください。完全なエクスペリエンスを得るためにアップグレードする準備ができたら、オンラインストアから RailClone Pro を購入できます。

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