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1.122023
MAXON ZBrush 2023 が販売開始
ZBrush 2023 がリリースされました! この新しいバージョンは、Redshiftレンダラーを統合した最初のステップで、アーティストがZBrush内で高品質のレンダリングを作成できるようにする大きな機能を提供します。また、M1 および M2 を搭載した Mac をネイティブサポートするだけでなく、新しく強化された便利なワークフローも提供されています。
ZBrush 2023 提供に関して
既にサブスクリプションに加入いただいているユーザー様
- ZBrush 2023 は、2023年1月12日よりMAXON One およびZBrush サブスクリプション加入者に無料アップグレードで提供されます
- シンプルに Maxon App からZBrush 2023 をインストール頂けます。
- Maxon One サブスクリプションユーザー様はZBrush 2023にて Redshift GPU or CPU をご利用いただけます。
- ZBrush単製品のサブスクリプションユーザー様は、ZBrush で Redshift CPU のみを使用できます。Redshift GPUを使用されたいユーザー様は Redshift サブスクリプションにもご加入ください。
Pixologic版、MAXON版永久ライセンスユーザー様
- ZBrush 永久ライセンスユーザーは、有償でアップグレードとなります。
- ZBrush 2023 永続ライセンスのアップグレードは、$659 (弊社販売価格はこちらへ)で購入できます。これには、Redshift Bridge を含む新しい ZBrush 機能が含まれます。 Redshift Bridge を使用するには、Redshiftのサブスクリプションを個別に加入する必要があります。
- ZBrush永続版所有ユーザー様は初年度が約 25% オフの割引価格で年間サブスクリプションを購入(サイドグレード)いただけます (2年目以降は通常価格で更新となります)。これにより、Redshift Bridge と Redshift CPU を備えた ZBrush 2023 をご利用いただけます。 Redshift GPU を使用するには、追加で Redshift サブスクリプションを購入する必要があります。サイドグレードなので、元のZBrush永久ライセンスは引き続き利用いただけます。
- 永続版のアップグレード価格($659)とほぼ同じ価格で Maxon One 年間サブスクリプションを購入(サイドグレード)できます。ZBrush永続版所有ユーザー様は初年度約45%オフ(2年目以降は通常価格で更新となります)。これにより、Maxon社CINEMA 4DやRedshift等の全製品ラインナップが利用可能となり、ZBrush で Redshift GPU と CPU を利用できる様になります。サイドグレードなので、元のZBrush永久ライセンスは引き続き利用いただけます。
ZBrushCore 永続版ユーザー向けのアップグレード オプション
- 通常価格で Maxon One サブスクリプションを購入します。これには Redshift GPU が含まれます。
- 通常価格で ZBrush サブスクリプションを購入します。 Redshift サブスクリプションも購入しない限り、これには Redshift CPU のみが含まれます
- ZBrushCore永久ライセンスからZBrush2023 永久ライセンスへのアップグレード($795)を購入します。 Redshift サブスクリプションも購入しない限り、このパスには Redshift は含まれません。なおアップグレードとなり元のZBrushCore永続版はご利用いただけません。
新規購入をご検討の方へ
ZBrush 2023 は、年間および月間サブスクリプションのほか永久ライセンスでも提供しています。弊社オンラインショップを参照ください。
よくある質問と回答
アップグレードの割引価格はありますか?
アップグレードの割引価格は残念ながらMAXON社より提供されていません。しかしながらZBrush永久ライセンスを所有するユーザー様は、ZBrushサブスクリプション(年間)が初年度25%オフ、MAXON Oneサブスクリプション(年間)が初年度45%オフでサイドグレード頂けます。2年目以降は通常価格で更新となります。サイドグレードでは元のZBrush 2022 永久ライセンスも引き続きご利用いただけます。
ZBrush 2022 をそのまま使う事はできますか?
はい。 ZBrush 2023 にアップグレードしなければ。既存の永久ライセンスにより、ZBrush 2022 の利用を継続いただけます。
ZBrush 2023 にアップグレードせずに ZBrush で Redshift を使用できますか?
いいえ。ZBrush の Redshift は ZBrush 2023 の機能であるため、ZBrush 2023でのみ動作し、以前の ZBrush バージョンでは動作しません。
最初に ZBrush 2023 永久ライセンスにアップグレードし、後で Redshift を追加することはできますか?
はいできます。Redshift を ZBrush 2023 永久ライセンスに追加するために必要なのは、Redshift サブスクリプションを購入することだけです。
割引価格でサブスクリプションを購入した場合、その価格で次年度以降も更新できますか?
いいえ、割引価格はサブスクリプションの最初の年にのみ適用されます。
MAXON ONEサブスクリプションもしくはZBrush 2023サブスクリプションにサイドグレードした場合、元のZBrush永続版は利用できなくなる?
いいえ。サイドグレードでは元のZBrush永続ライセンスは残り、引き続きご利用いただけます。
ZBrushCoreからのサブスクリプションアップグレードの場合は、ZBrushCoreの永続版ライセンスは利用できなくなります。
ZBrush 2023 永続版を購入しました。仕事の都合でZBrush 2022 を使う必要がありますが、利用できますか?
ZBrush 永続版ライセンスは、購入したバージョンのみ利用可能です。ZBrush 2023永続版を購入した場合、使えるのはZBrush 2023に限定されます。
ZBrushサブスクリプション、MAXON ONEサブスクリプションを購入いただいている場合、ZBrush 2022 以降が利用いただけます。
ZBrush 2023 で作成したデータを、ZBrush 2022 で開けますか?
いいえ。ZBrush 2023のデータ(zpr、ztl等)はそのままではZBrush 2022 で読み込む事はできません。FBXやOBJ、Goz等で保存し古いZBrushで読み込む必要があります。
ZBrush 2023 の新機能ガイド(日本語)は提供されますか?
ZBrush 2023 新機能の日本語ドキュメントは、弊社にてZBrush 2023 永続版へアップグレードもしくは ZBrush サブスクリプション、MAXON ONEサブスクリプションへサイドグレードし、かつ弊社ZBrush日本語ドキュメントを所有されているユーザー様に無償で提供する予定です。しばらくお待ちください。
ZBrush 2023 新機能
ZBrush 内で Redshiftが利用可能に
Redshift は業界トップクラスのレンダリング機能を ZBrush にもたらします! この新しい統合により、ZBrush内で高品質なレイトレーシング画像をレンダリングするエキサイティングなワークフローが提供されます。 Redshift for ZBrush は、標準、MatCap、および Redshift マテリアルをサポートし、リアリズムを向上させます。
追加の利点として、ZBrushのこれまでのBPRレンダーの様に、完成したRedShiftレンダリング画像に ZBrushのポストエフェクト・ネイティブフィルターを適用することもできます。
Maxon One と Redshift のサブスクリプション加入ユーザー様は、ZBrush 2023 と共に Nvidia と Apple GPU のフル パワーをレンダリングに活用できます。また、すべてのZBrush 単品サブスクリプション加入ユーザー様は、CPU レンダリングを使用できます。
ZBrush 2023 永続版で RedShiftレンダリングを使用するには、別途Redshift のサブスクリプションを購入する必要があります。
新しく改善されたスカルプトツール
スライムブリッジ
アーティストは、ZBrushのマスキング機能を使用して、マスクされた島から別のマスク島へ複雑なスプラインブリッジを作成できます。 テンション、ブリッジ、毛管、ブランチ のコントロールにより、2 つのサーフェス間にしなやかでぬるぬるしたブリッジをとても簡単に作成できます。
Sculptris Proでドラッグ&ドロップサンプル
アーティストは目的の領域のメッシュ密度をドラッグ&ドロップで設定できるようになりました。
ダイナミックシンメトリ
ローカルシンメトリの軸はギズモ3Dを基準に動的に変更される様になりました。ユーザーは、ZBrush ワールドスペース内で非対称の場所にあるアセットの配置を操作しながら、ギズモ3Dを使ってシンメトリの軸を任意に設定する事ができます。
領域マスク
自動領域を使用して、マスクで囲まれた場所を簡単に塗りつぶすことができます。解析機能を使って、ユーザーが指定した目的の場所だけ塗り潰しを実行する事もできます。
全てのサブツールに最後の操作を適用
“全サブツールに最後の操作を適用”機能により、ボタンをクリックするだけで、マテリアル、ポリペイントカラー、およびその他の「Undoできる」操作を複数のサブツールに適用できます。
Zリメッシャーの再試行とポリペイントを維持
業界最高の自動リトポロジー機能は、特にハイポリゴンにおいて、様々なりメッシュ設定を比較できるオプションにより、素早く最適な結果を得る事ができます。また、ポリペイントを維持する新しいオプションを使用して、制作中の任意の時点でメッシュを最適化し、新しく構築されたメッシュに既存のポリペイントをシームレスに投影できます。
クリースエッジを基準にUVアンラップ
UVマスターでUVを作成時に、クリースエッジを基準にアンラップできる様になりました。
ZBrush 2023 リリースノート詳細:
新機能
- Apple シリコン(ARM)をサポート。 ZBrush はこれらのデバイスでネイティブに実行されるようになり、これらのシステムではパフォーマンスが向上します。
- Redshift Bridge が ZBrush に含まれるようになりました。(ZBrush 2023永続版でRedshiftレンダリングするには別途 Redshiftサブスクリプションの購入が必要です)
- Redshift マテリアルが ZBrush マテリアル パレットに追加されました
- ファイルメニュー、プロジェクトのファイルメニュー、ツールのメニューに [保存] と [次を保存] が追加されました
- ツールパレットに”スライムブリッジ”メニューが追加されました
- Zリメッシャーのメニューに「再試行」と「ポリペイントを維持」を追加しました
- ストローク > Sculptris Pro に「ピッカー」オプションが追加されました。これは、ダイナメッシュの解像度ピッカーと同じ様に機能します
- ツール>マスキングに「領域マスク」メニューを追加
- ツール > UV マップに「作成 (アンラップ)」(UV Master)オプションが追加されました
- サブツールパレットに「全サブツールに最後の操作を適用」が追加されました
改良
- ローカルシンメトリ(L.Sym) は ギズモ3Dマニピュレータのセンター位置によってダイナミックに制御されるようになり、メッシュをギズモ3Dで回転した後でもシンメトリ操作が可能になりました
- Zリメッシャーはデータをキャッシュするようになり、同じメッシュで素早く異なるパラメーターの試行錯誤が可能です。特に解像度の高いメッシュで最も効果的です
- 基本的な Zリメッシャーのパフォーマンスを向上
- Zモデラー の「カメラを垂直に配置」機能と同様に、頂点上でギズモ3Dマニピュレーターを Shiftキーを押しながらクリックすると、カメラがその頂点の中央に配置されるようになりました。