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Forest Pack Lite/Pro 6.0 メジャーアップグレード版 リリース!

ItooSoftware社は 3dsMax用スキャッタリングプラグイン 「Forest Pack Lite/Pro 6.0.9」 最新安定バージョンをリリースしました。最新版となるForest Pack 6では日常利用するのに非常に使いやすいようシンプルにすることに注力し、それだけでなく必要に応じて他のソフトウェアとは比較にならないパワーと柔軟性を実現する機能を追加しました。そのほかそれぞれ以下に対応しました。 サブスクリプション期間中のユーザー様はItooソフトのアカウントから今すぐダウンロードいただけます。

Forest Pack 6 Teaser from iToo Software on Vimeo.

3ds Max 2019に対応

Arnoldに対応

V-Ray NEXTに対応

What’s New

いくつかの重要で新しいツールが追加され、Forest Packの使いやすいパラメトリックなワークフローを拡張・改善し、このプラグインを利用することで全く新しい手法で作業できるようになります。日常的に利用しているユーザーは新しいUIカスタマイズオプションを使用して自分好みのワークスタイルを作り上げることができるでしょう。パラメトリックディストリビューションでは指定領域を今までよりも早く簡単に編集できるように改良されました。

新しいパスオプションを利用するとオブジェクトをスプラインに沿ってインタラクティブに分布することができます。この新しいインタラクティブ参照モードでは数千ものオブジェクトを配置することが可能です。パーティクルにオブジェクトを配置する機能はForest Packの新しい利用方法を開拓し、それによってワークフローの多様化も行えるでしょう。

このバージョンは、プラグインとコンテンツを分離するプリセット、ライブラリ、およびエフェクトをダウンロードして管理する簡単な方法となるiToosoft’s Update Managerを含む最初のForest Packバージョンです。Update Managerを利用することで、自分に必要なコンテンツだけをダウンロードすることができ、新しくリリースされたコンテンツだけを個別にダウンロードすることもできます。 これにより、無料の高品質のツリーパックを含む最新ライブラリをダウンロードすることができ、いつでも対応する11種類のレンダラーにドロップできます。Forest Pack本体プラグインとコンテンツを切り分けることで、Forest Effectsを利用していつでも新しいコンテンツをリリースすることができます。これらは本体プラグインに含まれていない機能であってもそれをすぐに実行できるようにするために拡張するための機能の一部の式です。このアップデートではエフェクトシステム全体が更新され、マップ、曲線、パーティクルの年齢、速度などの複数のForest Effectsを同時に使用できるようになりました。

もちろん今まで同様LITE版はどなたでもダウンロードしてご利用いただけます。そのほかにも様々な機能が搭載されています。

UI表示の自由化

最大の変更点は、利用するロールアウトのみを表示できることです。ロールアウトをオンまたはオフにするには、generalロールアウトの新しい”Global Settings”オプションに移動します。 ここでは、Forest Packが提供しているすべてのツールの一覧があります。定期的にこのツールをオンオフするだけで、日常的に利用するツールだけを表示させることができ、非常に合理的なインターフェースにすることができます。また、Forest Packで時々表示される警告ポップアップを無効にするオプションもあります。

Forest Pack 6: UI Improvements from iToo Software on Vimeo.

新しいディストリビューションモード

Forest Pack 6: Distribution Modes from iToo Software on Vimeo.

イメージベースの分布モードは引き続き残っており、新たに13種類の新しいディストリビューションマップを追加しましたので、より幅広いスキャッタリングが行えます。ロールアウトの上部にあるドロップダウンメニューから、Path(パス)、(Reference)、またはParticle Flow(パーティクルフロー)の3つの新しいモードに切り替えることができます。

Path モード

調整可能な間隔のコントロール、スプラインの両側のオブジェクトをオフセットする機能、または代わりにアイテムを頂点に配置する機能を使用して、スプラインに沿ってオブジェクトを分散できます。

Live linking to reference objects

2番目の新しいモードでは、オブジェクトを参照マーカーに配置することができます。 このボタンを使用して、参照オブジェクトを一度に1つずつ追加するか、Maxのシーンエクスプローラを使用して複数の参照オブジェクトを選択します。

Particle Flow

Forest Pack 6の新機能は、PFlowを配布ソースとして使用できる機能で、独自のフレキシビリティとForest Packのレンダリング能力を組み合わせることで、これまで不可能だったことを実現します。

UpdateManagerで新しいコンテンツをダウンロード

Forest Pack 6: Update Manager and New Libraries from iToo Software on Vimeo.

Forest Pack 6のUpdate Managerは、ライブラリ、プリセット、およびエフェクトをダウンロード、管理、インストールするための新しいソリューションです。 これからは、新しいコンテンツを入手するために、新しいプラグインのリリースを待つ必要はありません。

新しいライブラリ

Forest Pack 6には、Managerに加えて、新しいコンテンツが含まれています。垂直な緑の壁に素早くアクセスするための新しいプリセットライブラリ、レイヤーで構築してさまざまな外観を作成することができる芝生、 11種の20種類以上の高品質モデル。 Forest Packに含まれるすべてのコンテンツを表示するには、オンラインライブラリのブラウザを参照してください。

Forest エフェクトの新機能

Forest Pack 6では、今までのバージョンで初めてリリースされた革新的な機能が追加されました。簡単な式でForest Packの機能を拡張することができます。 エフェクトの概要を確認するには、この入門チュートリアルをご覧ください。

複数エフェクトのサポート

Forest Pack 6では、エフェクトが作りなおされました。 今までとの最も大きな違いは複数のエフェクトを重ねがけして効果を出せるようになったことです。

New Parameters

エフェクトをさらに柔軟にするために、2つの新しいパラメータタイプがあります。 まず、オブジェクト変換の手順アニメーションを作成するために、カーブを使用してForest Packのほぼすべての属性を制御できるようになりました。 次に、地図を読む機能を追加しました。 

これにより、これまで可能であったイメージよりもはるかに広い範囲の属性を制御することができます。 たとえば、カーブと組み合わせると、完全な手続き型の変換アニメーションを作成し、グレースケールマップを使用してオフセットすることができます。

30個の新しいエフェクト

Forest Pack 6: New Effects Features from iToo Software on Vimeo.

30の新しいサンプルエフェクトが含まれており、いつでもUpdate Managerを追加することができます。 新しいコンテンツが利用可能になったときにお知らせします。

さらに新機能

そのほかにもForest Pack 6には多数の改善点や修正箇所があります。すべての新機能や改善点などの情報は以下のリリースノートを御覧ください。

  • サポート:3ds Max 2019に対応
  • サポート:“Arnold 5.1”と3ds Max 2018および3ds Max2019の“MaxToA 2.0”に対応
    • サポート:“フィジカルマテリアル”とArnoldのMaterial Optimiserの“Standard Surface”に対応 (※ツールがこれらのマテリアルを変換するわけではありません。Forest Color/Edgeや最適化を適用するだけです)  Forest ColorとForest EdgeはRender Settings » SystemのLegacy 3ds Max Map Supportを有効化することで対応できます。
  • サポート:V-Ray NEXTに対応
  • 改善:新しいメモリ管理システムの搭載。スキャッタリングのパフォーマンスが、広大な範囲に分布する場合最大150%向上

変更:新しいUI

  • General » Settingsアイコンを追加:このボタン経由でForest Pack(FP) オブジェクトのグローバル設定を行うことができます。それには以下を含みます
    • ロールアップの可視化:“モディファイ”パネルからForestロールアップを非表示にすることができます。
    • ポップアップの無効化(General ロールアップから移動)
  • Group Boxをたためるようになりました。設定は3ds Maxのセッショングローバル設定として保存されます。
  • リストのリサイズに対応(Geometryリストと同様)。設定は各シーンの Forest オブジェクトに個別に保存されます。
  • 追加:Creationパネルに新しいアイコンモードを追加。これにより空のForest オブジェクトを作成しておいてあとからモディファイ経由で編集が可能
  • 追加:リストボックスにアイテムごとにツールチップを追加。カーソルをマウスオーバーすることで項目名すべてを確認することができます。
  • 追加:“Select all Forest dependencies”[すべてのForest依存関係を選択]をクワッドメニューに追加し、Forestオブジェクトとすべての依存関係(ジオメトリ、エリア、サーフェスなど)と一緒に選択できるようになりました。
  • プラグインの主な構成は、環境変数を使用して定義できます。
  • iTooツールバー(Forest PackとRailCloneの両方)は以下のレジストリキーを操作することで非表示にすることができます。 HKEY_CURRENT_USER\Software\Itoo Software\DisableToolbars = 1 (DWORD)

新しいDistribution Modes/ 分散モードを追加(Distribution ロールアップからアクセスできます。)

  • Image : 既存の標準モード
  • Reference:ピボットポイントまたはメッシュの面を参照するモード
  • Path: パスに沿うモード
  • Particle Flow:パーティクルの流れに準拠 ParticleFlowからの分布はEventでフィルタリングできます。
  • 閉じたスプラインに[Thickness:厚さ]パラメータを使用し、開いたスプラインであるかのように強制的に振る舞う機能が追加されました。

Reference と Pathモードは [ Tree Editor » Creation Tools ]との置き換えとなります。

Effects 「エフェクト」

  • 追加:Particle Flow Distributionにアトリビュートを追加 [ ParticleAge, particleSpeed ]
  • 追加:Tree Editorに一般項目を追加 [ User ID ]
  • ユーザーはこの値を編集することができ、Forest Effects内で読み込ませて様々なこと用途で利用できます。
  • そのほか特殊な用途にも利用可能:例:【Distribution→ Pathモードでは、アイテムカウンタをパスに沿って格納するなど】

iToo Software Update Manager

  • ユニバーサルマネージャ:Forest PackとRailCloneコンテンツのダウンロード、インストールなどの管理
  • アプリケーションとライブラリコンテンツの分離
  • 新しいライブラリ、プリセット、エフェクトの自由ダウンロード
  • ネットワークを通じて複数のユーザーのオフィスにインストール(同じコンテンツの重複ダウンロードを回避)

Libraries and Presets「ライブラリとプリセット」

  • Arnoldマテリアルをすべてのビルトインライムライトプリセットに追加
  • ライブラリのプリセットから“Surface”パラメータをインポートするように変更
  • 10種類-合計30本の樹木をスターターライブラリとして掲載
  • レイヤーとして使用できるよう設計された26種類の芝・草を掲載
  • いくつかの壁面用のプリセットを用意
  • 13種類のディストリビューションマップを追加
  • テクスチャマップの自動検索機能と“Customize→Configure User Paths→External Files”に登録するメカニズムを追加
    • Forest Packが初めて利用される際、Library Pathにあるフォルダの“maps”と名前のついているものをすべて収集(標準では Library Browser » Options)
    • これらのパスがレジストリに登録:HKEY_CURRENT_USER\Software\Itoo Software\Forest Pack Pro\TexturePaths
    • 次のフェイズですべてのパスが“TexturePaths”として定義され、External Files[外部ファイル]に追加(前のバージョンと同様の処理になります)
    • この処理はバックグランドでサイレントに行われますが、次の設定で無効にもできます。 forestpack.iniファイル内の“collectTexturePaths = 0” と “checkTexturePaths = 0”

Fixes/修正

  • Forest Toolsは以前のようにカスタムオブジェクトを“無効”にする代わりに、Display→Build→“Disable Object”からFPオブジェクトを無効にするようになりました。
  • Distribution > Maxの対応密度(Density)を増加 (20mil → 40mil)
  • 追加:Maxscript 機能: getSelected(). Custom Editモードで選択されているアイテムのインデックスを返します。(整数の整列).
  • “Material→Forest Shader”パラメータがインターフェースから取り除かれました。これらはMental Rayでビルボードでのみ利用できます。もしくは必要に応じてMaxScriptで次の構文から利用することも可能です。【 fastopac, tracedepth, opaclevel, selfillum, irradiance】
  • “forest_templates”レイヤーにインポートされたオブジェクトはソース名が追加されます。(例“_forest_library_H4AXKAQ_birch_01”)
  • 変更:“Tree Editor”の名称がItem Editorに変更。他の項目からの参照名も“trees”から“items”に置き換え。
  • 追加:Display » Point-cloud Style:大小のドットで表現。設定は3ds Max共通。
  • 標準設定の変更:“Camera→Limit to Visibility” と “Look-at→On”が標準でオフに変更
  • V-Ray IPRレンダリングの安定性向上
    • カメラ機能を利用した際のビューポートのパフォーマンスを改善(カメラが変更された場合、Forest Packは一部のカメラ機能を利用して更新します。)
  • Forest Packのインストールフォルダーが「C:\ Program Files \ Itoo Software \ Forest Pack Pro」から「C:\ Program Files \ Itoo Software \ Forest Pack Pro」に変更
  • 修正:Custom Editモード利用中にUndo/Redoを行うとアイテムが消える問題を修正
  • 修正:インタラクティブレンダー利用時にアイテムが見えなくなる問題を修正(V-Ray/Coronaの両方)
  • 終了:32 bit版と旧プラグイン(Forest Pack 2.x時代のプラグイン)の提供終了
  • 修正:Forestが複数ある時に、密集したFPオブジェクトを利用するとフリーズする問題を修正
  • 修正:“Geometry→ Consolidate Materials”がチェックボックスに関係なく常にオンになっていた問題を修正
  • 修正:ライブラリからプリセットを読み込む時にサーフェスがクリアされる問題を修正
  • 修正:“XRef Unit’s mistmach”ポップアップ(ライブラリから読み込む時に表示)はforestpack.iniファイルのdisableXRefPopups=1もしくは“General→Configuration→Disable Popups”から無効化できます。
  • ポップアップをオフにする前に、デフォルトオプションとして“Rescale the XRef Objects”(Xrefオブジェクトのサイズ変更)がオンになっていることを必ず確認してください。 そうでない場合、ライブラリは正しく読み込まれません。
  • 点群の初期処理はマルチスレッドで行われます。重いモデルの読み込みが少し改善されます。

Effects / エフェクト

  • “fpItem.geomID”の数値がIDの最大値を超える場合、結果は最大値ではなく余剰になります。
  • 修正:Controler Parameterがrotation controlにリンクしている時にエラーメッセージ“controller returns invalid type”が表示される問題を修正
  • 修正:範囲設定で一定数値を読み込む式を利用する際、“.”を利用しない場合に発生するエラーを修正
  • 修正:“fpItem.areaIncNearest”と“fpItem.areaExcNearest”のZ値がアイテムのZ位置に一致するように修正
  • 修正: “Parameter→Default range” の入力範囲が0-100の実数もしくは整数となるよう制限
  • 修正:Forestが自動で構築される際、“XRef Material→Override”オプションが無視されるよう修正
  • 修正:“Custom Edit”モード時に、既存のアイテム Geometryリストで修正した場合に、変更されなかった問題を修正
  • 修正:PBStoreの“Color Swatch Control”の更新問題を修正
  • 修正:ロールアップの序列を変更したときの “Forest Lister”の挙動を修正
  • 修正:“General » Presets”の複数の問題を修正。[Areas, Surfaces, Effectsはプリセットに保存されません]
  • 修正:“Geometry » Color ID”がコピー&ペーストに対応してなかった問題を修正
  • 修正:密集したライブラリオブジェクトを読み込む際にクラッシュする問題を修正
  • 修正:高い数値のランダム変形を持ったアイテムがエリア外に配置されてしまう問題を修正
  • 修正:“Effects Editor”がJPGのサムネイルを読み込めなかった問題を修正
  • 修正:“Display→Render→Mode”で“Meshes”を選択している時に[点群/point-cloud]とメッシュの両方が描画される問題を修正
  • 修正: LODオブジェクト用に“Tree Editor » Add inserts”で複数アイテムを挿入するときの問題を修正
  • 修正:Maxが読み込まれている時にUser ToolbarsがForest Actionsを利用するとクラッシュする問題を修正
  • 修正:LODがXRefにリンクしているシーンを読み込む時にクラッシュする問題を修正
  • 修正:“Camera→Auto assign to active view”設定にしているとき、デッドラインレンダー内のカメラジョブが更新されていなかった問題を修正。 メモ:機能を利用するにはデッドラインにジョブを送信するときにカメラを【現在のビュー】にしていることを確認してください。ご注意:カメラが“現在のビュー”以外(パース/上等)になっていると失敗します。
  • 修正:ライブラリアイテムがメインシーンとXRefの両方に使用されていると参照先が失われる問題を修正
    • V-RayとCoronaプロキシの読み込みが高速化
    • 以前はビューポートでフルメッシュを表示していたのをプロキシのクイックドラフト表示に変更
    • メモ:Coronaプロキシで点群(Point-Cloud)を利用するためには、プロキシビューポートの方法を“Full Mesh”にする必要があります。
    • 修正:ジオメトリアイテムに有効なオブジェクトが割り当てられていない場合にV-Ray RTがクラッシュする問題を修正
    • 修正:Library Browser » OptionsにあるUser Pathsが失われる問題を修正
    • 修正:マテリアルが割り当てられていないFPオブジェクトが密集している状態でレンダリング時にクラッシュする問題を修正
    • 修正:アニメーションマップ利用時にマイナス値が返された時にクラッシュしてしまう潜在的な問題を修正
    • 修正:V-Ray IPRで密集したオブジェクトをレンダリングする時にフリーズする問題を修正
    • 修正:エフェクトの式でベクトル値を返す機能を利用する際のバグを修正
    • 修正:IPRモードでV-Ray RTを利用するとフリーズする問題を修正
    • 修正:FPオブジェクトのexcluding(含めない)areaが一部のレンダラーで更新されなかった問題を修正
    • 修正:Autokeyを利用してアニメートしている時に、インターフェース内のいくつかのパラメータが更新されなかった問題を修正
    • 修正:Forest objectが生成された時に稀にクラッシュしていた問題を修正

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