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7.212016
[V-Ray開発中の機能] 新しいV-Ray IPR モードと新しいSSS皮膚シェーダー”VRayALMtl”
ChaosGroupが、現在開発中の IPR モードを使用しているビデオを公開しました。次期サービスパック(もしくはV-Ray 4.0?)に搭載される見込みです。
IPRモードはCPUレンダリング(プロダクションレンダラー)を使ってインタラクティブにプレビュー操作を行う事ができる機能です。
CPUレンダリング(プロダクションレンダラー)なので、ファイナルレンダリングと完全に一致します。またCPUレンダリング(プロダクションレンダラー)全ての機能が利用できます。
なお、この機能はmax2017の新APIを使用しており max2017以降でのみ利用可能です。 最新情報では 2017以前のバージョンでも提供可能との事です。
ビデオは早送りしていません。リアルタイム録画です。
また、ChaosGroupではAnders Langlands氏がArnold Renderer用にオープンソースで開発している “alShaders” を V-Rayに移植しており、VRayALMtlとして最初のリリースが公開されました。(まだSSSの一部機能に限定されますが、これから他の部分も移植が進むでしょう。)
近くMaya版も公開される見込みです。
バイナリデータ (3dsMax 2014,2016,2017、V-Ray 3.40.xx用)はこちらから入手。\3ds Max\plugins\vraypluginsフォルダへコピーしてください。VRayALMtlマテリアルとしてマテリアルエディタに表示されます。
https://ftp.chaosgroup.com/vlado/vray_downloads/vrayalmtl/vrayalmtl.zip
ソースコードは以下のGithubより入手できます。
https://github.com/ChaosGroup/vray_al_surface
ChaosGroupフォーラムでのディスカッションはこちら
http://forums.chaosgroup.com/showthread.php?87304
VRayALMtlはVRayFastSSS2と比較して、スキャッタリングの深度と反射のディテール表現が優れています。
左が Arnold Renderer、右が V-Ray での結果。同じマシンで ARNOLDで 24分30秒、V-Rayで 11分17秒でレンダリングした結果です。