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6.12015
V-Ray 3.20.01(SP2) for 3dsMax をリリース。3dsMax 2016対応や新機能追加が盛り沢山!
ChaosGroupはautodesk社 3ds Max に対応したレイトレースレンダリング・システムの最新版「V-Ray 3.20.01(SP2) for 3dsMax」をリリース致しました。
このリリースはV-Ray 3.0 for 3dsMaxユーザー様に無償で提供されます。今すぐChaosGroupのアカウントからダウンロードいただけます。
SP2では主に 3dsMax2016対応、VRayVolumeGrid、VRayCurvatureMapの追加。パノラマス立体出力サポート、V-Ray RT CPUの強化等が提供されています。
なお来週にもUnreal Engine等で使われるキューブ状環境マップ形式でのパノラマレンダリング出力等や少しの不具合修正を含めたパッチのリリースを予定しています。
Build 3.20.01 [3.0 SP2] (official) (25 May 2015)
新機能:
- VRayVolumeGrid: 様々な流体シミュレーションソフトから出力したボリューメトリックデータをV-Rayネイティブのボリューメトリックでレンダリング可能にする「VRayVolumeGrid」を追加。現在 Phoenix FD, Field3D(FumeFX等), OpenVDB(Houdini,RealFlow等) をサポートしています。
- V-Ray: レンダリング実行中にオンザフライで DRレンダリングサーバーを追加/削除可能になりました。
- V-Ray: DRサーバーリストファイル(vray_dr.cfg)の改変をレンダリング実行中に行い反映させる事ができます。
- V-Ray: V-Rayメッセージ・ログ・ウィンドウを開くボタンを追加
- V-Ray: カメラのV-Rayオブジェクト・プロパティにカメラモーションブラーの移動サンプル数を調整するパラメーターを追加
- V-Ray: 3ds Max 2016サポート。なお2016より、3dsMaxに標準搭載されたフィジカルカメラがV-Rayフィジカルカメラとして使用されます。(V-RayPhysicalCameraは旧バージョンで作成したシーンを読み込んだ場合のみ表示されます。
- V-Ray: DMCのランダムシードをMaxScript経由でコントロールする事ができます。
- V-Ray: V-Rayオブジェクト・プロパティにvelocity channelとして使用するマップチャンネルを任意に指定できるオプションを追加。(他ソフトから出力したAlembicデータ等でvelocity情報を認識させる為に重宝します。)
- V-Ray: 多くのレンダー設定にツールチップを表示します。
- V-Ray RT CPU: VRayEnvironmentFogをサポート
- V-Ray RT GPU: Composite(合成)マップをサポート
- V-Ray RT GPU: ディスプレイスメントマップをサポート
- V-Ray RT GPU: VRayMtlのanisotropyをサポート
- V-Ray RT GPU: UDIM タグをサポート
- V-Ray RT GPU: CUDAエンジン使用時に限り QMC sampling をサポート(DMCと比較してノイズが縮小できます)。※OpenCL、プロダクションレンダリングでは事情により使用できません。
- V-Ray RT GPU: ベイクのサポートを初期実装(まだ完全サポートではありません)
- V-Ray RT GPU: スフェリカルパノラマカメラをサポート
- V-Ray RT GPU: 3dsMaxのスポットライトおよびオムニライトの 減衰および近接、遠方減衰をサポート
- V-Ray RT GPU: テクスチャーの“出力(output)“カーブによるカラー補正をサポート
- VRayProxy: ビューポートプレビュー用メッシュの生成方法にメッシュ単純化に基づいたより良い手法を追加
- VRayProxy: ビューポートにメッシュ全体を表示するオプションを追加
- VRayProxy: VRayInstancerのインスタンス情報を保持したままV-RayProxy(.vrmesh)に変換する事が可能になりました。
- VRayStereoscopic: spherical/cylindricalパノラマカメラの3Dステレオレンダリングをサポート
- VFB: ヒストリーのイメージからレンダリング設定を読み込むオプションを追加
- VFB: 通常の +/-/* キーでVFBのズームイン・アウト・フィット表示ができます。(モバイルデバイスからリモート操作する場合に便利)
- VRayCurvatureMap: サーフェスの曲率でシェーディングを変化させるシェーダー VRayCurvatureMap を追加 (V-RayDirtのように凹凸を検出します)
- VRayFur: Embreeによるアクセラレーショーンが機能しレンダリングを高速化に対応
- Hair&Fur: Embreeによるアクセラレーショーンが機能しレンダリングを高速化に対応
- VRayInstancer: ソースオブジェクトのVRayオプブジェクトプロパティを上書きするオプション、random seedの変更、レンダリングされるパーセンテージを設定するオプション、実験的にマルチスレッドでインスタンスを生成するオプションを追加 (V-Ray側でのみ実装しています)
- VRayLight: ドームライトのアイコンに向きを確認できるポッチを追加。またVRayHDRIによるスフィリカルラッピングの巻き戻し場所を示しています。
- VRayOSLMtl: vray_subsurface() クロージャーを追加
- VRayOSLMtl: vray_hair() クロージャーを追加
- VRayOSLMtl/VRayOSLTex: ドロップダウンメニューによるコントロールを作成できます。
- VRayHDRI: PNGグレースケール(with Alpha)の読み込みをサポート
- テクスチャーのベイク: ベイク用のレンダーエレメントとして次を追加: VRayMtlReflectIORBake, VRayReflectionFilterMap;
- V-Ray scene converter: Corenaレンダラーのマテリアルおよびライトの変換に対応
- ply2vrmesh: .geo, .bgeo からのパーティクル変換をサポート
- vrayspawner.exeを異なるプロセッサ・グループにわかれたDRノードをアサインする事ができます。
改良された機能:
- V-Ray: ライトキャッシュのライトリークをさらに減少させるパラメーター “Leak prevention” を追加
- V-Ray: ライトキャッシュのデフォルト設定を変更
- V-Ray: V-Rayオブジェクトプロパティの”GI subdivs multiplier”を“Subdivs multiplier”に変更。このパラメーターはGIにかぎらずそのオブジェクト全てのシェーディングサンプルを増減します。これを使って特定オブジェクトのシェーディング・サンプルだけ増減させる事ができます。(例えば植物だけ少なくする等)
- V-Ray: レンダーマスクが、透明オブジェクト、カメラに不可視オブジェクトに影響されなくなりました。
- V-Ray: 不可視のライトが手前にあってもレンダーマスクが正しく機能します。
- V-Ray: Global subdivs multiplierを 0.0 にセットしても イラディアンスマップおよび反射/屈折の補完(interpolation)に影響しなくなりました。
- V-Ray: Global DMCサンプラーロールアウトにDefault/Advanced/Expart表示切り替えスイッチを追加。
- V-Ray: デフォルトのモーションブラー期間を 0.5 に変更
- V-Ray: “カメラに不可視”フラグの Proxyおよびメッシュの取り扱い方法を改善
- V-Ray: 大量にオブジェクトが存在するシーンの“transforming vertices”(頂点移動)の処理フェーズを高速化
- V-Ray: ライトキャッシュロールアウトのデフォルト表示を単純化
- V-Ray RT GPU: VRayVRmatMtl内のFalloffマップをサポート
- V-Ray RT GPU: エリアライトからの反射ぼかしのノイズを縮小
- V-Ray RT GPU: モーションブラーするヘアーへのライトキャッシュサポート
- V-Ray RT GPU: 一般的なタスクを最適化。10%の速度向上
- V-Ray RT GPU: ビットマップテクスチャーのCPUシステムメモリ勝利量を最適化
- V-Ray Toolbar: 3dsMax 2016でにてデフォルトでのドッキングに問題があったので、デフォルトではフローティングとしました。
- VFB: 環境変数 VRAY_BLENDED_GUI を追加。こちらをゼロにセットすると旧バージョンのようにVFBのプロセスを3dsMaxのスレッドから切り離します。他の値(無指定)の場合、VFBは3dsMaxの子プロセスとして実行されます。
- VFB: BlackおよびWhiteポイントを維持する、より良いコントラスト機能に改善
- VFB: 領域レンダリングの範囲はレンダリングサイズに正規化されて格納されるようになりました。
- VFB: vfbControl MaxScript関数でカラーコレクションファイルの読み込みをサポート
- VFB: vfbControl MaxScript関数はVFBをそれ以上表示しません
- VFB: ヒストリーから“Edit comment”(コメント編集)選択時に入力ウィンドウをマウスカーソル下に表示します
- VFB: “Edit comment”(コメント編集)の閉じるボタンを“Save and close”(保存して閉じる)に変更
- V-Ray Quick settings: ライトキャッシュのプレフィルターを変更しないようにしました。
- VRayCarPaint: 最大反射深度(max reflection depth)オプションを追加
- VRayExposureControl: “active”および“processBG”オプションをMaxScript経由でコントロールできます。
- VRayFastSSS2: 反射をトレース(trace reflections)をデフォルトで有効としました。
- VRayHDRI: VRayHDRIのUV Crop/Place パラメーターにマイナス値を入力する事ができます
- VRayHDRI: IFLリストの生成オプションに相対ではなくフルパスを記述するオプションを追加
- VRayHDRI: tiled memory limitが到達した場合、タイル化されたテクスチャーをより高速にレンダリングします。
- VRayHDRI: 楕円フィルタリング(elliptical filtering)を改善
- VRayLight: ユーザーインターフェースをロールアウトに分別
- VRayProxy: Alembicメッシュのインスタンスオプションをデフォルトで有効としました
- VRayScatterVolumeMtl: 計算方式を改善(ライトキャッシュをサポート)
- VRayToon: レイヤーの除外/含むリストをサポート
- V-Ray Light Lister: ライト名フィールドの幅を広くし、ライトの名前でリストがソートされるように改善
- .vrmesh exporter: “Export each mesh to separate file”オプションを選択した場合に VRayInstancer をサポート
- .vrscene exporter: オブジェクトのレンダリング状態を出力します。
- Installer: WindowsファイヤーウォールにV-Rayの使用ポートを除外するように登録するオプションを追加
- Lens analyzer: フィジカルカメラのディストーションマップ用のテクスチャーを生成する機能を追加
- ply2vrmesh: .geo/.bgeo ファイルのUV set名を保持します。
その他不具合の修正多数。リリースノート(日本語画像付き)は株式会社オークのV-Ray for 3dsMaxサポートページ(用ログイン)をご参照ください。