Veras 5.1 リリース — Proxy Bake、Place from Gallery、Microsoft TRELLIS 2.0
軽量なプロキシでのベイク、生成済みアセットの再利用、新しいアセット エンジン、大幅に高速化した 3D ビュー

Veras 5.0 では MODEL タブが導入され、レンダリングを実際の 3D ジオメトリに変換できるようになりました。Veras 5.1 はこれをさらに発展させ、そのジオメトリをより軽量にホスト モデルへ取り込む方法、生成済みアセットの再利用機能、新しいアセット エンジン、そして大幅に高速化した 3D ビューを提供します。
入手方法(Access)
- SketchUp(Mac)のアップデート手順: Updating Veras for SketchUp on Mac
- SketchUp(Mac)の初回インストール手順: Installing Veras for SketchUp on Mac
- Vectorworks(Mac)のインストール/アップデート手順: Getting Started with Veras for Vectorworks
- ArchiCAD(Mac)のインストール/アップデート手順: Getting Started with Veras for ArchiCAD
🧱 Proxy Bake [プロキシ ベイク] — 本物のアセットを軽いモデルで
Veras のアセットは 100 万ポリゴンもの三角形と独自のテクスチャを持つことがあります。こうしたアセットを複数ホスト モデルにベイクすると、ファイル サイズが大きく増え、モデルの動作も重くなります。
Proxy bake [プロキシ ベイク] は、フル メッシュの代わりにテクスチャなしの小さなプレースホルダーをホスト モデルに書き込みます。このプレースホルダーには、プロキシが置かれた位置に Enscape がフル アセットをレンダリングするための情報が付与されています。ファイル容量はフル メッシュのごく一部で済み、Enscape のレンダリングでは同じ結果が得られます。
- Revit — Bake format [ベイク形式] ドロップダウンに Proxy [プロキシ] が追加され、新しいデフォルトになりました。OBJ と DXF も引き続き使用できます。
- SketchUp と Rhino — 同じ位置に新しい Bake geometry [ベイク ジオメトリ] ドロップダウンが追加され、Proxy [プロキシ](デフォルト)または Full geometry [フル ジオメトリ] を選べます。選択内容は Veras が記憶します。
- Cosmos アセットは Cosmos プロキシとしてベイクされます — Enscape 自身が配置するものと同じローポリのアウトラインです。生成したメッシュは、配置したモデルを簡略化したシルエットとしてベイクされます。
- Veras の 3D ビューには常にフル モデルが表示されます。プロキシはファイルに書き込まれるものであり、デザイン作業の対象ではありません。
- カードには 「Baked to model (proxy)」 と表示されます。Full geometry [フル ジオメトリ] を選択して再ベイクすると、プロキシがフル メッシュに置き換わります。
- モデルをリフレッシュしても、Veras は自身のプロキシを認識し、元のレンダリングと再リンクして、フル メッシュを 3D ビューに読み込み直すため、引き続き編集できます。
プロキシ ベイクには Veras プラグイン 5.1 が必要です。お使いのホスト用に本リリースをインストールすると、このオプションが使用可能になります。

NOTE
ホスト モデルへのアセットのベイクは、Revit、Rhino、SketchUp でサポートされています。Vectorworks と ArchiCAD には、まだ対応していません。
📦 Place from Gallery [ギャラリーから配置] — 生成済みアセットの再利用
Place from Gallery [ギャラリーから配置] は、Generate [生成] と Search Cosmos library [Cosmos ライブラリを検索] に続く 3 つ目の Asset source [アセット ソース] です。検出されたオブジェクトに、ギャラリーにある既存の 3D モデルを指定すると、新たに生成する代わりに、Cosmos から選んだ場合と同じ方法で Veras がそのモデルを配置します。
- 無料で、キュー スロットも使用しません — 生成も待ち時間もありません
- Cosmos の検索結果と同じウィンドウからモデルを自分で選択できます。検索ボックスに入力すると、名前・カテゴリ・エンジンでモデルが絞り込まれます
- Load more [さらに読み込む] で、3D モデルの履歴全体をページ送りで表示できます
- 検出された位置に、正しいサイズと向きで配置されます。回転・スケール・移動・ベイクの動作も通常どおりです
- すべてのホストで、すべてのアセットに名前とカテゴリが付くようになりました。今日生成したモデルを、後から探してベイクできます。カテゴリのない古いモデルは、最初に選択したときに更新されます。
NOTE
オブジェクトのサムネイルの円をクリックすると、どの行でもピッカーが開きます。Cosmos の候補を差し替えるときと同じ操作です。
💎 Microsoft TRELLIS 2.0 — 新しいアセット エンジン
Microsoft TRELLIS 2.0 が 3D GEN エンジンのリストに加わりました。TRELLIS 1.0 よりもシャープなジオメトリを、完全な PBR マテリアル付きで生成します。
また、3D GEN エンジンの名称が、Chaos の他製品で使われている名称に統一されました。
| 変更前 | 変更後 |
|---|---|
| Trellis | Microsoft TRELLIS 1.0 |
| (新規) | Microsoft TRELLIS 2.0 |
| Hunyuan 3D 3.1 | Tencent HY 3D 3.1 |
- 新たな同意は不要です。TRELLIS 2.0 は、同意済みの 3D GEN 規約をそのまま使用します。
- クォータ制限の内容がわかりやすく表示されるようになりました。一部のアセット エンジンには、ユーザーごとのレート制限があります。これまではクリックから約 30 秒後に汎用的なエラーが表示されていましたが、今後はカウントダウン、使用済みの割り当て量、そして制限がリセットされると使用可能になる Generate [生成] ボタンを備えたダイアログが表示されます。このボタンは、拒否されたすべてのオブジェクトを 1 つのバッチとして再試行します。

⚡ 高速化した 3D ビュー
本リリースでは、3D ビューアーにおける 2 つのパフォーマンス上の問題を修正しました。
- 重いアセットにカーソルを重ねても、ビューアーが遅くならなくなりました。これまではマウスを動かすたびに、配置されたすべてのアセットのすべての三角形に対してカーソルの判定を行っていたため、100 万ポリゴンのメッシュではマウス移動 1 回あたり約 140 ms(およそ 7 fps)かかっていました。Veras は重いジオメトリの読み込み時に空間インデックスを構築するようになり、同じ判定が 0.03 ms で済むようになりました。アセットのサイズにかかわらず、ホバーと選択の応答性が保たれます。
- 従来の「ジオメトリを隠す」最適化を置き換えました。従来の方式は、モデルのサイズに関係なく、ほぼ毎フレームでジオメトリを非表示にしていました。新しいインタラクション LOD は、本当に重いモデルで、カメラの移動中だけ、画面上で小さく表示されるジオメトリにのみ適用されます。また、非表示にしたものは必ず正確に元に戻します。
使用時に変わる点:
- オービットとスクロール ホイールによるズームを切り替えても、表示がちらつかなくなりました
- ドラッグ中にスクロールした後や、キャンバスの外でマウス ボタンを離した後に、ビューアーがフリーズしなくなりました
- カメラ移動中に開始したレンダリングで、ジオメトリが欠けたフレームが取り込まれなくなりました
- 中ボタンによるパンと、タッチ操作によるドラッグが正しく終了するようになりました
- グラフィックス ドライバーが 3D コンテキストを失った場合、空白のキャンバスを表示する代わりに、Veras がそのことを通知するようになりました
🎯 アセット配置の精度向上
- アセットは、その上にあるジオメトリではなく、カーソル直下のサーフェスに配置されるようになりました。複数階のフロアをまたいでオブジェクトをドラッグすると、真上の屋根に配置されてしまうことがありました。この現象はカーソルの上方にジオメトリがある場所ならどこでも起きていましたが、ドラッグによる移動とクリックによる配置の両方で修正されました。
- インポートした GLB は、ファイルに保存されたサイズを使用するようになりました。これまでは現在のカメラ距離からサイズが決められていたため、同じファイルでもインポートするたびにサイズが変わることがありました。
- インポートした GLB を完全に編集できるようになりました — 生成したアセットと同様に、回転・スケール・移動・再配置・削除が可能です。これまではインポートしたものを一切調整できませんでした。
- トランスフォーム操作が 3D キャンバス上に移動し、ビュー内で直接アセットを調整できるようになりました。
🛠️ ベイクの信頼性向上
大きなアセットでは、実際にはモデルに書き込まれているにもかかわらずベイクがタイムアウトしたと表示されることがあり、再試行すると 2 つ目のコピーが作成されていました。
Veras は、アセットのサイズに応じてベイクに実際に必要な時間を確保するようになりました。大きなアセットでも誤った失敗が表示されることなくベイクが完了し、本当に失敗した場合はより早く通知されます。
🖼️ OpenAI の GPT Image モデル
- GPT Image 2.5 — 独自の品質オプションを持つ新しいイメージ エンジンです。Fast、High(デフォルト)、Extra High、Max を、1K または 2K で選べます。Fast は軽量なモデルを High 品質で実行するため、コストは High と同じで、およそ半分の時間で結果が得られます。
- GPT Image 2 が使用可能になりました





🖼️ xAI の Grok Imagine 2.0 モデル
- Grok Imagine 2 が使用可能になりました
- 両方の Grok Imagine エンジンで参照画像をサポートしました — Grok Imagine 1 Fast と Grok Imagine 2 では最大 4 枚、Grok Imagine 1 の Quality ティアでは 2 枚まで使用できます。Design Lock は引き続き Nano Banana 専用の機能です。




その他の改善点
- オブジェクト行の処理中インジケーターがサムネイルの外側に移動しました — 画像にグレーのオーバーレイを重ねる代わりに、円の周囲にプログレス リングを表示するため、生成中もサムネイルが見えたままになります
- 選択中のオブジェクトのサムネイルに青いリングが付くようになりました。適用中のプリセットの表示方法と揃えています
- 生成中にオブジェクトの名前を変更すると、レンダリング上のピル表示が即座に更新されるようになりました。これまでは生成が完了するまで待つ必要がありました
- 3D モデルを共有できるようになりました。これまでは生成した 3D モデルを共有するとエラーが返されていました。現在は正常に動作し、共有ダイアログでも 3D モデルが画像としてではなく、専用のアイコンとラベルで表示されます。
- レンダリングを切り替えるとスケッチが非表示になるようになりました。スケッチの表示状態がレンダリングごとに記憶されるため、レンダリングのガイドとして描いたスケッチが結果に重なることはなくなり、表示したままにしていた場合は元に戻ります。
- Cosmos 検索のプログレス バーが、検索フィールドの下端に重ならなくなりました
- アップデートの通知は、実際にインストールされているプラグインのバージョンをホスト アプリケーションごとに確認するようになりました。Web 版のみのアップデートでデスクトップ ユーザーに通知が出ることはなくなり、各ホストはそれぞれのバージョンと比較されます




