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8.292025
Chaos Vantage 3.0 パブリックベータ開始

Chaos Vantage 3.0 ベータ版が登場
Chaos Vantage の大幅アップデート版がまもなく登場します。
大幅アップデートとなる為、自前にできる限り不具合を洗い出しして安定したバージョンをリリースする為にパブリックベータテストを開始致しました。
こちらからベータライセンスを取得頂けます。(ベータライセンスを取得するには、Chaosアカウントが必要です)
ChaosエコシステムのリアルタイムレンダラーとしてスタートしたChaos Vantageは、要求の厳しい制作ワークフロー向けに設計された、強力なスタンドアロンプラットフォームへと進化を遂げています。多くのご要望にお応えして、Vantage内でより高度なクリエイティブコントロールと可能性の拡張を実現する機能もいくつか追加されました。
Chaos Vantage 3.0 で提供される新機能:
USD および MaterialX の初期サポート
業界オープンスタンダードのサポートを追加することで、V-Ray を使用しているかどうかに関係なく、あらゆるアーティストやスタジオが Chaos Vantage のリアルタイムレイトレーシングを利用できるようになります。これにより Maya と Houdini との連携が強化されます。
ガウシアンスプラットのレンダリング
実世界のキャプチャから Vantageで直接環境をレンダリングできます。レイトレーシングされたガウシアンスプラットを活用してリアリティを高めながら、クリエイティブなビジョンに合わせて3Dオブジェクトを自由に追加または変更することができます。全てリアルタイムで実行されます。
ボリュームレンダリング
ボリューム効果を Chaos Vantageで直接レンダリングできるようになりました。これにより、霧、煙、ボリュームライト等の要素がリアリティと雰囲気を高めます。ハイエンドのビジュアルエフェクトや建築ビジュアライゼーションのシナリオでの表現力が広がります。
マテリアルエディターの初期サポート
Vantageで3Dコンテンツ作成ツールに戻ることなくマテリアルパラメータを編集できるようになりました。これにより、プリビズとルックデブのクリエイティブな自由度が向上し、ワークフローがより合理化されます。
AI マテリアル生成
Chaos Cosmosに搭載されているAIマテリアル・ジェネレーターを使えば、マテリアル作成が簡単になります。気になった素材の写真をアップロードするだけで、必要なマップがすべて揃ったレンダリング対応のPBRマテリアルに瞬時に変換できます。高度なアートディレクションを必要としない二次マテリアルに最適で、環境やインテリアにリアルなディテールを素早く加えることができます。サードパーティ製のマテリアル構築ツールは必要ありません。
夜空 (星) [リリースまでに追加予定]
リアルで天文学的に精密な夜空を簡単に作成しレンダリングできます。星、月とその満ち欠け、天の川の位置と光量を正確に表現することで、比類のないリアルな夜景を実現します。プロジェクトの要件に応じて、日付、時間、地理位置情報などの現実世界の設定に基づいて夜空の要素を設定したり、個々の要素を調整したりすることができます。
Chaosスキャッターのクラスタリング対応
Chaosスキャッターの多彩なクラスタリングモードにより、風景や周囲の環境をこれまで以上に素早く思い通りの外観に仕上げることができます。生成モードではノイズ計算を使用して自然なクラスタを作成し、カラーマップモードではマップカラーでオブジェクトの配置を制御し、レイヤペイントモードではオブジェクトをレイヤに割り当てて 3ds Max で直接ペイントコントロールできます。
その他にも多数!
公式リリース時には Hydra render delegateに対応し、Maya、Houdini と高度に統合される予定です!お楽しみに。