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3.302023
MAXON社 ZBrush 2023.1 メジャーアップデートをリリース
MAXON社は ZBrush 2023 の最初のメジャーアップグレード「ZBrush 2023.1」をリリースしました。このリリースには、新機能と不具合修正の両方が含まれています。
新機能:
※現在ZBrushサブスクリプションユーザー様のみ利用可能。永続ユーザー様は利用できません。)
- 「プロキシポーズ」サブパレットが ツール > ジオメトリ内に追加されました。プロキシポーズを使用すると、メッシュの低解像度プロキシを生成しポージング操作した後、プロキシへのポーズを高解像度メッシュに戻すことができます。これは、直接のポージングが難しい高解像度メッシュや、利用可能な下位レベルのサブディビジョンがないモデルで特に場合に役立ちます。
- アルファパレットに「IMMから」機能を追加。これにより、IMM および VDM Alpha 3D ブラシのジオメトリからアルファを直接作成できます。
- ステンシルパレットに「アルファから」「IMMから」を追加。これらの機能は ドロップ3D で使用できます。
- ドキュメントパレットに ドロップ3D 機能が追加されました。この機能により 2.5Dペイントの効果を Sculptris Pro を使用して適用できるようになり、メッシュ解像度に関係なく、任意のメッシュ上にきれいに2.5Dのディテールを適用できます。
- ライトパレットに「アンドゥ」「リドゥ」機能を追加
- マテリアルパレットに「アンドゥ」「リドゥ」機能を追加
- アンドゥ履歴は、マークされた履歴ステータスを介して「最後を調整」と「プロキシポーズ」で機能するようになりました
- 3D レイヤーはプロキシポーズで動作するように更新されました
改良:
- macOS での UIフォントのレンダリングが改善されましたが、一部のハードウェア構成では依然として違いが見られます。その為環境設定 > インターフェース > UI メニューに、フォントのアンチエイリアシングのレベルを調整するオプションが含まれるようになりました
- ダイナメッシュは、ダイナメッシュ操作の実行時に一部のメッシュエラーを自動修正する事を試みる様に改善されました
不具合の修正
- スタートアップドキュメントが保存されている場合、ユーザーが保存したスタートアップ マテリアルを読み込めない問題を修正
- 「シースルー」スライダーが macOS で機能するようになりました。 macOS では、この機能は、プログラムウィンドウがフルスクリーンモードでない場合にのみ機能します
- ローカルシンメトリは Dynamicモードが無効になっている場合でも、状況によってはギズモ3Dのマニピュレーターのセンターを使用する問題を修正
- ZSphereのアダプティブスキン・プレビューでクラッシュする問題を修正
- ダイナメッシュを無効にして ZSphereからアダプティブスキンを生成すると、ジオメトリがねじれたり反転したりする問題を修正
- サブツール名にスペースが含まれていると、PolyGroupItが機能しない問題を修正
- ムービー > 出力先のファイル パスにラテン文字以外の文字(日本語文字等)が含まれていると、エクスポートが失敗する問題を修正
- 中心からオフセットされたメッシュが予期しない位置でインポートされる複数のファイルフォーマットに影響する問題を修正
- 複数の ZSphereファイルを連続して開くとクラッシュする問題を修正
- アレイメッシュを Redshift マテリアルをレンダリングするとクラッシュする問題を修正
ZBrush 2023.1へのアップデートについて
すべての ZBrush 2023 ユーザー (サブスクリプションおよび永続ユーザー様) は、Maxon アプリを使用してこのアップデートをインストールできます。
もしくはMAXONのダウンロードページからフルインストーラーをダウンロードいただけます。
ZBrushサブスクリプションに加入されているユーザー様は、上記の機能リストの全てを利用いただけます。
ZBrush 2023 永続ライセンスでは「新機能」の項目を除いて、「改良」および「不具合の修正」にリストされているものを利用いただけます。「新機能」セクションの新機能は、次の有料アップグレードの一部になります。
ZBrush 2023.1 リリースプレゼンテーション