- Home
- ZBrush, ZBrushお知らせ
- Pixologic社 ZBrush 2022 を提供開始
ブログ
11.182021
Pixologic社 ZBrush 2022 を提供開始
IXOLOGIC社はZBrushのメジャーバージョンアップ 「ZBrush 2022」をリリース致しました。
全てのZBrush登録ユーザー様(ZBrushCore/ZBrushCoreMini除く)に無償で提供されます。
アップデート手順:
ZBrush 2022はメジャーアップグレードバージョンの為、必ずPixologicから「完全インストーラー」をダウンロードする必要があります。
ZBrush 2021 のZUpgraderアプリからアップグレードする事はできない点に注意してください。
- PixologicのMy LicensesページからZBrush 2022フルインストーラーをダウンロードできます。インストールに失敗する場合、ブラウザをChrome等に変更したり、セキュリティソフト(アンチウィルスを無効化する事をお試しください
- ZBrush 2022を最初に起動すると、認証ウィンドウが表示される場合があります(お使いのコンピューターにZBrush 2018以降の認証済みバージョンがインストールされている場合表示されません)。その場合、PixologicIDの入力を求められます。これはPixologic My Licenseページにログインに使用する情報と同じです。 2018以降が既にインストールされ認証されているコンピューターでZBrush 2022でアクティベーションが必要な場合、このアクティベーションは最大認証数から差し引かれません。
- ZBrush 2022 と古いバージョンは異なるフォルダにインストールされる為共存して使用する事ができます。
- 古いのZBrushバージョンはいつでもアンインストールできます。ただし古いバージョンを非アクティブ化しないでください。非アクティブ化すると、ZBrush2022も非アクティブ化されます。
- ZBrush 2020 以前のバージョンからアップグレードしたことがない場合は、ZBrush登録時のemailアドレスを持つPixologicアカウントでMy Licensesページにログインしてください(Pixologicアカウントが無い場合は登録emailでアカウントを新規作成してください)ログインしアカウントの登録emailがPixologicデータベースと一致しているとZBrush 2021.6.x にアップグレードするボタンが表示されます。画面の指示に従ってライセンスをアップグレードしてください。ライセンスをアップグレードしたら、新しいバージョンをダウンロードできます。
フローティングライセンスでご利用の場合も、PixologicのMy LicensesページからZBrush 2022 FL フルインストーラーをダウンロードできます。また株式会社オークのサポートからemailでZBrush 2022アップデータのダウンロードアドレスの通知があります。こちららダウンロードしてインストールしてください。ライセンスのセットアップ方法は前回と同じです。
2022.0.5 更新内容 (2022年2月8日リリース)
- 不具合修正: 環境設定 >> ギズモ3D >> 大きいアイコン 機能の影響でIM/IMMブラシ機能の後にTransformを行うとクラッシュする問題を修正
- 不具合修正: WindowsユーザーのみSpotlight Radius機能の影響でクラッシュが起こっていた問題を修正
2022.0.4 更新内容 (2022年2月1日リリース)
- 環境設定 >> ギズモ3D >> “大きいアイコン”スイッチをに追加し、ユーザーが以前のバージョンと同じ小さなアイコンに戻ることができるようにしました
2022.0.3 更新内容(2022年1月26日リリース)
- 改良: ギズモ3Dのアイコンを 50% 拡大
- 改良: トポロジカーブをクリーニングするときにAlt-ドラッグの後に行われるスムージングの強度は、ストローク >> カーブファンクション >> カーブスムーズネス スライダーに依存するようになりました
- 改良: ZCamerasが最大256台のカメラの保存に対応
- 改良: ギズモ3Dとアクションラインのトランスポーズフォール・オフ・コントロールを分離しました
- 改良:追加の制御オプションにより、BevelProのベベルの結果がより改善
- 改良:BevelPro:詳細設定オプションにスムース接続オプションが追加
- 改良:BevelPro:”面取り”をサポートするようになりました
- 改良:BevelPro:ベベルは、穴を埋める為に内側のブーリアンパーツをサポート
- 改良:BevelPro:ベベル/面取りのオペランドはポリグループを分離します
- 改革:BevelPro:エッジの修正がより積極的に適用されます
- 改良:BevelPro:自動設定を有効にすると、結果としてエッジも修正されます
- 改革:BevelPro:反転したメッシュが尊重される様になりました
- 改良:BevelPro:ポリッシュ(グループ)はマスキングを尊重します
- 改良:BevelPro:BevelPro内のメッシュレンダリングを改善
- 修正:XMDホットキーに関連する問題
- 修正:MultiMapExporterレイヤーオプションの問題
- 修正:ZBrush to Photoshop 3Dのレイヤーの問題
- 修正:ブラシ半径オプションとナイフブラシで異常なジオメトリを生成する問題
- 修正:KnifeCurveブラシで、BRadiusと鋭角な角度のカットを行うと予想した結果を生成しない問題
- 修正:スペースマウスを使用してズームインしすぎるとクラッシュする問題
- 修正:ZBrushが特定の言語に設定されている場合、BevelProでクラッシュする問題
- 修正:Windows7でZBrushを実行できないDLLエラー
2022.0.2 更新内容(2021年12月7日リリース)
- 修正:macOS版で「ローカル投影モード」に設定されたブラシベースのサーフェスノイズが正しく機能しない問題
- 修正:SnakeHookタイプのブラシは、「ブラシ毎に動的モードを記憶する」が有効で、Sculptris Proモードが有効になっていない場合に、動的ブラシサイズ設定を記憶するようになりました
- 修正:焦点移動が-100の場合、回転時にギズモマニピュレーターの影響が無限になるように改善されました
- 修正:特定のファイル形式をエクスポートすると、焦点移動がゼロにリセットされる問題
- 修正:テクスチャマップが選択されているときにBevelProに送信しようとするとスクリプトエラーが発生する問題
- 修正:BevelProで軸の反転が発生する事がある問題
- 修正:一部のプラグインでGizmoの焦点移動がゼロに設定される問題
- 修正:平面(Plane)ジオメトリを使用したStagerに関連する問題
2022.0.1 リリースノート (2021年11月24日リリース)
- ギズモ3Dをさらに更新し “3Dプリミティブ”でギズモ3Dを使用する場合にもフォールオフが利用可能になりました。さらにギズモ3Dのデフォーマーを使用する場合にもフォールオフを使用できるようにしました。例えば、デフォーマ / ソフトデフォーマ / ハードデフォーマ をテストすると”焦点移動”のフォールオフ設定を尊重してデフォーマのポイントが移動/拡大縮小/回転する事がわかります。
- Moveブラシを使用した後に、表示がおかしくなる問題を修正
- “最後を調整”[Adjust Last]をホットキーに割り当てても機能しない問題を修正
- PolyMeshに変換される前のプリミティブでギズモ3Dがクラッシュする問題を修正
- Windows版にて失われていたImage Planeプラグインを復活
- FBXインポートでメッシュ/カメラの名前が重複する問題を修正
- ホームページで「接続なし」画面が表示される問題を修正
ZBRUSH 2022 新機能
次の新機能の追加により、ZBrushエクスペリエンスをさらに強化しました。
Pixologic社 Paul Gaboury氏によるZbrush 2022 全新機能紹介
バスレリーフ [Bas Relief]
ZBrushの新しいバスレリーフ(浅い浮き彫り)機能を使用して、エンボス加工されたディテールを驚くほど詳細に作成できます。モデルを好みの向きに配置し、表示されている状態を選択したメッシュにエンボスとして投影します。
任意のモデルをロードし、カメラビューからバスレリーフのアルファを作成して、コインの彫刻の様なレリーフ彫刻を作成するために使用できます。
Bevel Pro
新しいBevelProプラグインを使用すると、低ポリゴンモデリングに限定せず、任意の解像度のメッシュの複雑なベベルを作成できます。 Bevel Proは中解像度から高解像度のべべル処理に適しており、マスキングとポリグループを使用して、ベベルするエッジを正確に決定できます。
個別のオブジェクトとしてベベルオブジェクトを作成し、LiveBooleanを使用して結果を非破壊的に調整およびプレビューしすることもできます。
ノート:Windowsでは、BevelProにはVulkan1.1以降をサポートするビデオカードが必要です。 macOSではMetalが必要です。これは、macOS 10.14以降では自動ですが、macOS 10.14以前を実行しているマシンではサポートされていない場合があります。カードがこの要件を満たしていない場合、Bevel Proは機能しませんが、ZBrush2022の残りの機能セットは引き続き利用できます。
マルチテクスチャ/マルチアルファ
ブラシはデュアルアルファとデュアルテクスチャをサポートするようになり、ストロークの筆圧に基づいて2つの間を移行できるようになりました。この用途が広い新機能で、色とディテールの印象的なブレンドを作成してみてください!
ブラシサーフェスノイズのローカル投影モード
画像、ノイズ、またはノイズプリセットをブラシローカルで投影する事が可能になりました。ブラシサイズまたは筆圧感度を使用して、ノイズスケールをその場で調整する事もできます。ローカル投影は、ブラシの位置によってノイズを再適用する独自の方法を提供します。この機能は、自然なディテールを作成したり、肌のディテールを適用したりするときに役立ちます。
サブツールの位置揃え
ボタンを1回押すだけで、複数のサブツール、または単一のサブツール内の分離ジオメトリを即座に整列できます。他のプログラムによくある位置合わせ機能と同様な、メッシュを左、右、または中央に、上端または下端で位置合わせできるようになりました。
KnifeCircle & KnifeSquare ブラシ
好評の新ナイフブラシは、円と長方形のストロークタイプをサポートするようになりました。これらのツールを使用してストロークを正確に反映した綺麗なカットアウトを作成できます。
拡張されたストローク補完機能
ストローク補間機能は、ブラシサイズ、Z強度、RGB強度、メイン/セカンダリカラーを使用して、設定されたステップ数でストローク間を補完できるようになりました。メッシュの表面の2つのストロークの間に、見事なブレンドと複雑な色とディテールのパターンを作成できます。
その他の追加機能
- Stager機能にコピー/ペーストオプションを追加
- Spotlightにエッジ検出オプションが追加され、ユーザーはさまざまな効果のために画像のエッジをインタラクティブに強調表示できます。
- 可視性の記憶ボタン: 任意のサブツールの可視性の状態を記憶できる、最大8セットの可視性記憶ボタンが追加されました
- ScribeStandardブラシとScribeChiselブラシが追加されました。どちらもカーブのサブステップ・スライダーを利用しています
- 3Dギズモは、フォーカルシフトによって調整できるフォールオフでソフトな変形を適用できます
- FBXは、カメラアングルに基づいたバックグラウンド画像をインポートするようになりました。フォトグラメトリーシーンのプロジェクションや他のアプリケーションで設定されたイメージプレーンを使用する場合に有用です
- ツール>変形メニューの主なアクションは、ギズモ3Dのマルチ選択オプションと組み合わせて複数のサブツールに影響を与えることができるようになりました
- ダイナメッシュの解像度スライダーからターゲットメッシュポリゴンにドラッグすることで、キャンバス上のメッシュから直接ダイナメッシュ解像度をサンプリングできるようになりました。
- カメラからの各ポイントの距離に基づいてモデルをマスクする、深度によるマスク機能が追加されました
- カメラに直接面していないポリゴンをマスクする法線によるマスク機能が追加されました
完全リリースノート
追加機能
- 全てのブラシにセカンダリアルファを追加
- 全てのブラシにセカンダリテクスチャを追加
- 2つのテストスクライブブラシ「ScribeStandard」と「ScribeChisel」を追加
- Stagerパレットへに「補間」機能を追加
- 中解像度から高解像度のメッシュにベベルを追加するBevelProプラグイン
- ツール>>ジオメトリサブパレットにバスレリーフ機能を追加
- アルファパレットにバスレリーフ機能を追加
- ブラシのサーフェスノイズにローカルプロジェクションを行う機能を追加。これを使用した2つのサンプルブラシ「Pattern01」と「Pattern02」も追加
- 「XMDツールボックスを開く」をファイルパレットに移動
- SubToolsに8つの可視性記憶ボタンを追加
- ダイナメッシュの解像度スライダーにピッカーモードを追加
- サブツールに「整列」および「均等配置」機能を追加。複数のサブツールが表示されている場合、ZBrushはサブツール間の整列/均等配置を行います。サブツールが1つだけ表示されている場合(またはソロモードの場合)、ZBrushは現在選択されているツールの分離したメッシュに整列/均等配置を適用します
- Spotlightにエッジ検出オプション追加
- Stagerにコピー&ペースト機能を追加
- テクスチャに影なしグラブまたは影付きグラブオプションを追加
- ギズモ3Dでフォーカルシフトを使用したフォールオフ変形機能
- KnifeRect および KnifeCircleブラシを追加
- サブツールマスターに名称変更機能と”表示に適用”機能にStagerのコピー/ペースト機能を追加
- ツール>マスキングに 法線によるマスク と 深度によるマスク 機能を追加
機能改良
- カーブのステッピングコードと、ストロークパレットのサブステップを制御するスライダーが追加されました
- ストロークタイプがdrag-dotの場合にストロークを自動適用するカーブ描画コードを実装
- 基本的なツール>変形のコマンド(スケール、オフセット等)は、マルチ選択トランスフォーメーションモードを尊重するようになりました
- FBXインポートを使用してカメラの背景画像をロードできます(FBX内で利用可能な場合)
- ドローパレットに画像の読み込みとモデルの透明度を変更するオプションを備えたカメラ機能を追加
- サブツールの整列[Align]および均等配置[Distribute]は、マルチ選択トランスフォーメーションモードを尊重します。
- ストロークの最後を調整[AdjustLast stroke]機能は単純なメッシュの移動操作を考慮しない(スキップ)するようになりました
- ストロークの補完をさらに改良し、ブラシサイズ、Z強度、RGB強度、メイン/セカンダリカラーも補間するようにしました
- アルファからメッシュを作成するときに、平面UVが自動適用されるようになりました。
- バスレリーフ機能は、同時にテクスチャも取得します。
- アルファから「メッシュへ」(To Mesh)を使用すると、選択したテクスチャがポリペイントとして自動的に適用されます
- ブラシノイズがZSub/ZAddモードを尊重するようになりました。 (以前のバージョンではZAddモードのみ利用可能でした)
不具合の修正
- ストロークの「最後の調整」機能とUndoに関連する問題
- 「デフォーマー」でクラッシュする問題
- メッシュを挿入してマルチカーブブラシを使用する場合、1つのストロークを編集すると、他のストロークがスムーズになる問題
- macOSでのiMage3dGif形式の保存と読み込みに関する問題
- 警告ポップアップのタイプミス
- タイムライントラックの時間番号が正しく表示されない問題
- 背景画像を歪める高解像度メッシュを処理できるようにイメージプレーンを改善