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12.222020
ZBrush 2021.5.1 提供開始(無償アップグレード)
2020年の11月に行われたZBrushサミットで最初にプレビューされたZBrush2021.5には、SculptrisProからZModelerまで全てを強化する機能が含まれています。また3DConnexionを正式にサポートします。
ZBrush 2021.5は登録されているすべてのZBrushユーザーに無料アップグレードとして提供されます。
※2020年12月22日に 2021.5.1 アップデートが公開されました。リリースノート参考
(※ZBrushCore、ZBrushCoreMiniユーザーは該当しません)
アップデート手順:
ZBrush 2021/2021.5 から 2021.5.1 にアップデートするには、2つの方法があります。お好みのものを使用してください。
- ZBrush 2021/2021.5 をご利用中でパソコンがインターネットに接続できる場合、2021/2021インストールフォルダーに見つかるZUpgraderアプリケーション(updaterアプリケーションでは無い点に注意!)を実行するだけです。後は画面の指示に従ってください。
- もしくは現在のバージョンをアンイストールして、PixologicのMy LicensesページからZBrush 2021.5.1フルインストーラーをダウンロードできます。
ZBrush 2020 以前のバージョンからアップグレードしたことがない場合は、ZBrush登録時のemailアドレスを持つPixologicアカウントでMy Licensesページにログインしてください(Pixologicアカウントが無い場合は登録emailでアカウントを新規作成してください)ログインしアカウントの登録emailがPixologicデータベースと一致しているとZBrush 2021.5にアップグレードするボタンが表示されます。画面の指示に従ってライセンスをアップグレードしてください。ライセンスをアップグレードしたら、新しいバージョンをダウンロードできます。
フローティングライセンスでご利用の場合、株式会社オークのサポートからemailでZBrush 2021.5アップデータのダウンロードアドレスの通知があります。こちららダウンロードしてインストールしてください。ライセンスのセットアップ方法は前回と同じです。
以下に、ZBrush2021.5で利用できるエキサイティングな新機能と拡張機能を紹介します:
https://oakcorp.net/pixologic/
新機能
Thick Skin [シックスキン]
「シックスキン」を使用すると、本当の意味で粘土を表面に加えたり、取り除いたり、移動させたりする効果を加える事ができます。これにより、メッシュがまるで本物の粘土で作り出されたかのようになります。また、シックスキンは一定の高さや深さを持った鱗やみぞを作り出す為にも活用する事ができます。
スカルプトリス・プロの拡張
Sculptris Proのパフォーマンスが改善されました。またモデルの一部を非表示状態でもスカルプトリス・プロを使用する事ができます。制限のない真のクリエイティビティ・システムとしてさらに強化されました。
コントラスト
スカルプトしたディテールもう少し強く(深く)強調できないか思った事はありませんか? 実際に3Dプリントしてみたらディテールが薄くて、もっと強調するべきだったと思った事はありませんか? 新しい”コントラスト”スライダーを使用すると、全体のディテールをグローバルに強調する事ができます。また”コントラスト”ブラシを使用すると、特定の領域に焦点を合わせてディテールを強調する事ができます。特定の深さを個別に適用でき、リアルタイムで調整することもできるため、調整を何度でも自由に行うことができます。
コントラスト機能はディテールを強調するだけではありません。ディテールを追加する前の元の状態に戻すために利用する事もできます。
カーブ・ヘルパー
キャラクターにリボンを作成したり、メカにパイピングしたり、靴やブーツに靴ひもを付ける事が良くありますか? カーブ・ヘルパーがそれを助けてくれます! 簡単です。ZSpheresで任意のひもやパイプの形状を作成し必要に合わせて調整します。後はカーブヘルパーをクリックするだけで、ZSphereを編集可能なカーブに変換します。これにより簡単にIMMブラシをカーブに沿って適用できるようになります。
リアルタイムのアンビエントオクルージョン表示
メッシュに適用された微細なディテールを確認できる様に、リアルタイムにアンビエントオクルージョンを追加して表示します。この効果により、モデルのどの部分に追加のディテールが必要かを素早く確認できます。作品をリアルタイムでよりハッキリと表示させる事ができます。
ZModelerの追加機能
トポロジー問題で創造的なプロセスを制限しないようにしてください。エッジ、面、またはポイントに沿ってトポロジーをスライスして、ポリゴンの流れを自在に制御できます。すべての準備が整ったら、2回のクリックで複数のエッジにクリーズを付け、ハードサーフェス・モデルに必要な明確なエッジを維持できます。
新しい”ポリグループの塗りつぶし”オプションを使用して、クリースで囲まれた場所にポリグループを設定する事ができます。
軸指定回転
モデルを1つの回転軸にロックして作業する事が可能です。これは、まるで彫刻スタンドにモデルを固定して作業しているような感覚を与えます。プレゼン中に軸回転オプションを使用してモデルの回転角度を指定したり、表示領域をモデルの一部のみに制限できます。
3Dマウスサポート(3D Connexion)
キーボード操作のナビゲーショーンから貴方を解放します。 3D Connexion社の3Dマウスを使用すると、ナビゲーションノブをわずかにタッチするだけでZBrushのビューをナビゲーションできます。回転とズームを同時に行ったり、スカルプティングポジションを壊すことなく、関心のあるポイントを中心に回転する事ができます。
その他
・2つのレンダリングプリセットを追加
・新しいラジアル・オーバーレイフィルターで、シーンの特定の部分に注目させることができます。
・さまざまなプラグインがアップデートされました。
・多くのスカルプトのベースとして使用できる、4つの新しいデモプロジェクトが追加されました。
・Thickスキン機能を活用できる、いくつかのThickスキンブラシが追加されました。
Happy ZBrushing!
2021.5.1 アップデート:2020年12月22日
このアップデートは、ZBrush2021.5の全体的な挙動を改善するための調整に焦点を当てています。
・SculptHDモードの使用時のサブツール保存が更新
・HDジオメトリの安定性を改善
・ダイナミックサブディビジョンとファイバーメッシュを使用した再に発生した視覚的なアーティファクトを修正
・マテリアルの透過レンダリングの不具合を修正
・ダイナミック・サブディビジョンを使用時、回転するとアーティファクトが発生する問題が修正されました
・ZBrush To Photoshop CC が更新され、レイヤー問題が解消
・スケールマスターがダイナミックサブディビジョンの「厚み」機能と共に動作するように更新され、非表示のジオメトリを検出するようになりました
・デシメーションマスターを更新
・軸回転 [Axis Rotation]ツールを改良
・Maya ブレンドシェイプ出力を更新
・Maya .ma ASCII形式の出力不具合を修正
・小数点型スライダーを調整するときに、Shiftキーを押しながら調整すると、値全体を丸める(整数にスナップ)する事ができます。
・ポーズ可能シンメトリは2021.1.2にロールバックされ、複数のサブディビジョンレベルで機能しま
・Thick Skinを利用するようにInflateブラシを更新された
・DemoHead プロジェクトを復活
・デフォルトのUI を調整
12月09日に行われたPixologicによるZBrush2021.5ライブストリーミングの録画も参照ください。