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8.72020
V-Ray 5 Maya 発売開始
CHAOS GROUPはautodesk社 Maya用のフォトリアルレンダリングシステムの最新バージョン「V-Ray 5 for Maya」を発売開始致しました。
V-Ray は、アカデミー賞を受賞し、業界で数多くの実績を持つレイトレーシングによるレンダリングソフトウェアです。大規模なジオメトリと多数のライトのあるシーンから、シンプルな建物またはシンプルなインテリアシーンまであらゆるタイプのプロジェクトを処理する能力で知られています。V-Rayは世界中の建築ビジュアリゼーション系企業と多数の映画で使用されています。
V-Ray 5 Maya では新しい内蔵のポストプロセッシング機能により、レンダリング後にV-Ray内でライトの調整や、カラーグレーディングができます。レンダリングだけでなくポスト編集もV-Rayだけで完結でき余計なツール間の移動を節約できます。ユーザーはよりアート・ディレクションに集中できるようになります。改良されたProxyノードにより大規模なVFXプロジェクトで多用されるProxyノードの管理がより簡単になっています。
アップグレードに関して
- V-Ray 5 Mayaのライセンスで V-Ray Next および V-Ray 3 が引き続きご利用いただけます。アップグレードにより現在使用中のバージョンが動作しなくなる事を心配する必要はございません。(ただし同じMayaに複数のバージョンを共存インストールする事はできません)
- 既存のV-Ray Next for Maya(永久ライセンス)ユーザー様は”有償”のアップグレードとなります。お見積りはこちらより
(2020年7月11日以降に新規でV-Ray Next Maya永久ライセンスを購入したユーザー様は無償アップグレードです。V-Ray Next Mayaへのアップグレード購入は対象ではございません。) - V-Ray Mayaレンタルライセンスを契約されている方は、そのままで今すぐ無償でV-Ray 5 Mayaを利用いただけます。
- V-Ray 5 の発売により、2020年8月7日以降V-Ray 3 for Mayaのサポートは完全に終了致しました。V-Ray 3 Maya から V-Ray 5 Mayaへのアップグレードする事もできませんのでご注意ください。
- V-Ray 3 for Mayaのライセンスを下取りに出して、V-Ray 5 の年間レンタルライセンスを20%オフで購入する事は可能です。この下取りプロモーションは9月30日まで!
V-Ray 5 Maya 主な新機能
全く新しいVFBとライトミキサー
新しいVRayLightMixレンダーエレメントを追加することにより、再レンダリングせずにV-Rayのフレームバッファ上でインタラクティブにライトを調整できます。1回のレンダリングから複数の照明シナリオの画像を生成できます。
ライトパスエクスプレッション(LPE)
ジオメトリだけでなく”光の挙動”を使用して非常に効率的な合成のための柔軟なマスクを作成できます。ビルトインのプリセットやLPE生成ツールにより簡単に始めることができますが、究極の制御のためにブーリアンを備えたスクリプトが用意されています
ACEScg カラー空間対応
V-Ray 5 では業界標準のACEScgをネイティブにサポートしており、自動的にテクスチャ、分光、Sun&Sky、色温度を自動的に調整します
再構築されたV-Ray Proxyノード
非常に複雑なProxyであっても、UI反応性を維持したままバックグラウンドで読み込まれます。新しい階層ビューでは、プロキシファイルの内容全体に視覚的にアクセスできます。アイテムの可視性とマテリアルのオーバーライドは、階層ビューで直接適用したり、ルールベースのパターンマッチングで適用できます。シーンの読み込みとレンダリングが高速になり、古いプロキシノードを使用するシーンから新しいProxyノードに変換する事もできます。
マテリアルの改良
V-RayMtlに反射コーティングとSheen(光沢)レイヤーを追加しました。V-Rayブレンドマテリアルよりも最適化されており、レンダリングが高速です。V-RayMtlとVVRayHairNextMtlにはマテリアルプリセットも追加されており、アルミニウム、クロム、ガラスなどよく使われる材料を設定する時間を節約できます
テクスチャの新機能
新しいVRayUVWRandomizerマップまたは新しい拡張されたVRayMultiSubTexコントロールを使用して、シーンに多様性を簡単に追加できます。VRayUVWRandomizerにはタイリングアーティファクトを自動的に取り除く”Stochastic Tiling”オプションも追加されています。VRayDirtにはストリークノイズを追加するオプションが追加。
ほぼ全てのV-Ray 5新機能はV-RayおよびV-Ray GPUで同等にサポートされます。さらに、V-Ray GPUは2Dディスプレイスメント、OSLテクスチャのサポート、メモリトラッキングをGPUレンダリングでサポートしました。またアウトオブコア(初期実装)をサポートし、GPUメモリを超えるジオメトリを扱う事ができます。