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12.182015
V-Ray 3.30 for 3ds Max [SP3] がリリース!新機能満載、無償アップデートです。
ChaosGroupはautodesk社 3ds Max 用のレイトレース・レンダリングシステム「V-Ray」の最新バージョン “V-Ray 3.30.03 (SP3)” をリリース致しました。
このアップデートは既存3.0ユーザー様には無償で提供されます。今直ぐChaosGroup.comのアカウントからダウンロードいただけます。
V-Ray 3.3 for 3dsMax では、新しく「変動(Variance)」に基づいた適応性のあるサンプリング・アルゴリズムを導入しました。このアルゴリズムはよりユーザーに解りやすいサンプル・セットアップを提供し、均一なノイズ分配、より高品質のイメージ生成を可能にします。
「変動(Variance)」に基づいた適応性のあるサンプラー (VBAS)とは?
- 自動的に暗い場所ではサンプルが加えられ(ノイズが縮小)、明るすぎる場所ではサンプルが抑制(時間短縮)されます。
- イメージ全体で一貫性のあるノイズ検出。
- 最終イメージ品質はマテリアルおよびライトの設定に殆ど依存しません。
- アルファチャンネルのサンプリングも改善。特に被写界深度とモーションブラーがあるシーンでalphaのノイズが縮小しています。
- このアルゴリズムはバケットサンプラー、プログレッシブサンプラーの両方で働きます。
V-Ray 3.3 for 3ds Max には次の新機能が含まれます:
新しいグローバルなデフォルト設定
- 「変動(Variance)」に基づいた適応性のあるサンプラーはデフォルトで有効
- ライトおよびマテリアルのサンプル量のをグローバルにコントロール。ユーザーはライト毎、マテリアル毎にサンプル量を設定する必要はありません。
レイトレース・ラウンドコーナー
- モデリングする必要無しに、エッジに対して滑らかなフィレットを加える機能です。この機能はNVIDIA社特許の正式なライセンスを受けて実装されています。
- ChaosGroupではNVIDIA社のコードを更に洗練し、高度な凹凸エッジ検出をサポート。オリジナルよりも良い結果を生成します!
- レイトレース・ラウンドコーナーは別々のオブジェクト間の交差にも働きます。また VRayProxy、ディスプレイスメントオブジェクトでも働きます。
新しいスカイ・モデルと空気遠近効果
- 新しい”Hosek”スカイモデルはより自然な空をシミュレートします。
- VRaySun および VRaySkyに地表カラーを追加し、水平線から下を地表面カラーにセットできます。
- VRayAerialPerspectiveを使って、ボリュームメトリックな空気遠近効果を加える事ができます。
Triplanar マッピング
- UVの必要無しに、シームレスなテクスチャーマッピングを適用
- エッジのブレンド具合、ランダム率等のテクスチャーパラメーターをコントロール可能
- プロシージャル・ジオメトリでも使用できます。
V-Ray Clipper(レンダリング時のブーリアン)の改良
- あらゆるメッシュでブーリアン可能になりました。
Stochastic Flakesマテリアル
- 雪や砂のきらめき、カーペイントのラメ等を「高速に」生成する新しいフレークマテリアルです。
更新された機能:
グローバル・イルミネーション
- 白点(firefly)の原因になる為、推奨されていなかった反射GIコースティクスが上手く取り扱えるように改善されV-Ray 3.30ではデフォルトで有効となっています。これにより、反射マテリアルからの光の伝播が正確に計算され、インテリアシーンの照明がよりリアリスティックに表現できるようになりました。
- ライトキャッシュの計算がディストリビュートレンダリングでの分散計算に対応!ライトキャッシュ使用シーンのディストリビュートレンダリングがより高速になります。
GPU レンダリング
- MultiTexture, VRayMultiSubTex, ColorCorrection マップをサポート
- Proxy(Hair,パーティクル含む)をサポート
- VRayFur および VRayPlane オブジェクトをサポート
- ライトの除外/含むリストのサポート
プログレッシブサンプラー
- 動的なノイズしきい値により、イメージ全体で均一なノイズ量で計算を行います。
- サブピクセル・フィルタリングサポートを改善
- CPU使用効率が向上
ボリュームレンダリング
- VRayVolumeGridに確率的サンプリング(Probabilistic sampling)する事が可能になり、レンダリング速度が向上
ジオメトリ
- Proxyオブジェクト、インスタンスのレンダリングがさらに高速になりました。
- Itoo社の ForestPack Pro 5 では新しいProxyオブジェクトに対応し、レンダリングがさらに高速化されています。
V-Ray Frame Buffer
- ヒストリー(vrimgのメタ情報)にV-Ray設定を格納する事が可能となり、V-Rayの設定を比較する事ができます。
- ヒストリー(vrimgのメタ情報)にカラー補正情報を格納する事が可能となり、ヒストリーからカラー補正情報を呼び出す事ができます。
- V-Ray VFBでのカラー補正設定を LUTファイル(.cube)として出力する事ができます。