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ブログ
10.92025
SketchUp Rhino Revit向けのChaos V-Ray 7, update 2 がリリース
SketchUp、Rhino、Revit向けのChaos V-Ray 7, update 2 がリリースされました。サブスクリプションユーザー様はChaosのダウンロードから今すぐご利用いただけます。
Chaos V-Ray 7, update 2, Hotfix 1 [SketchUp/Rhino/Revit] (2025年11月12日)
Build 7.20.01
改善
SketchUp/Rhino/Revit 共通
- [SketchUp/Rhino] Enscape互換性メニューの全ての項目が、「V-Ray > Enscape互換性」にまとめられました
- 新しいEnscape Cosmosアセットのサポートが追加されました(Enscape 4.11以降)
- 「Enscape互換性」サブメニューに、新しい「Enscapeアセットをダウンロード」オプションが追加されました。必要に応じて、Enscape に依存せずにアセットをダウンロードする為に使用できます
SketchUp
- EULA および利用規約ドキュメントが更新されました
- アセットエディタへのドラッグ&ドロップによるCosmosアセットのマルチインポートのサポートが追加されました
Rhino
- Rhinoの指向性ライトによって投影される影が、ネイティブの見た目 (柔らかさ) とより一致するようになりました
- V-Ray シーンインポーターのクリッパー処理が改善されました
- クリッピングプレーンがビューポートで非表示の場合でもレンダリングされるようになりました。これは、Rhino のネイティブ動作と一致します
- アセットエディタへのドラッグ&ドロップによる Cosmos アセットのマルチインポートのサポートが追加されました
- V-Ray プラグイン名を Python スクリプトで変更できるようになりました
不具合修正
SketchUp/Rhino/Revit 共通
- アセットエディタで新しい汎用マテリアルを選択しても、ログに警告が表示されなくなりました
- スウォッチシーンを素早く変更するとアセットプレビューがクラッシュする問題が解決されました
- アセットエディタの設定からUIカラーテーマを変更すると、すべての V-Ray ウィンドウのテーマが正しく変更されるようになりました
- Enhancer Dataレンダーエレメントが存在しない場合に、AI イメージエハンサーアイコンが正しくグレー表示されるようになりました
- スキャッターライトをオフにできるようになりました
SketchUp
- 特定の状況で Enhancer Data レンダリング要素によってクラッシュが発生する問題が解決されました
- マテリアル上書きからの除外オプションと Cosmos Assetマテリアル上書きを組み合わせるとクラッシュが発生する問題が解決されました
- 異なるEnscapeアセットがビットマップバッファを誤って共有する問題が解決されました
- 特定のEnscapeアセットがV-Rayでレンダリングされない問題が解決されました
- 特定の非ラテン文字によるクラッシュが解決されました
Rhino
- SketchUpからvrsceneファイルをインポートする際のいくつかの問題が解決されました(V-Rayシーンインポーター経由)
- Rhinoの再起動後にレジュームレンダリングを開始するとエラーが発生する問題が解決されました
- 特定の状況でV-Rayライセンスを解放した後にレンダリング時にクラッシュが発生する問題が解決されました
- インタラクティブレンダリング中にスプラインスキャッター設定が正しく更新されるようになりました
- Vantageが子プロセスとして起動されている場合でも、Rhinoを終了してもVantageが停止しなくなりました
- Chaosアカウントのタイプミスウィンドウが修正されました
- クリッパーの移行が正しく行われない問題が解決されました
- 新規作成されたドームライトまたはIESライトのファイルパスに関する問題が解決されました
- Rhinoでのライトの色制御に関する問題が解決されました
- Grasshopper: Rhinoでカスタムプレビューコンポーネントがレンダリングされない問題が解決されました
Revit
- Revit を終了した後に neui4revit.exe プロセスが停止しない問題が解決されました
- Vantage が子プロセスとして起動されている場合でも、Revit を終了しても Vantage が停止しなくなりました
- MagiCADとV-Ray間の競合が解決されました
- 人工照明と組み合わせるとスキャッターのクラスタリングが機能しない問題が解決されました
- V-Rayの太陽と空のカラーピッカーに関する問題が解決されました
重労働を担う新しいAIツール
V-Rayの全ての機能は、アーティストのクリエイティビティ(創造性)を念頭に置いて構築されています。AIツールはワークフローにシームレスに溶け込み、テクノロジーが創造性を妨げるのではなく、創造性を高めるように設計されています。最新リリースでは、最も重要な部分、つまりクリエイティブプロセスにインテリジェンスをもたらします。
Chaos Cloud Collaborationの一部である AI Enhancer(ベータ版)を使用すると、フルフレームを再レンダリングする必要なく 樹木、地形、人物などの背景要素のリアリティを向上できます。Advanced Controlsを使用すると、年齢、民族、服装スタイルなどの特性を調整する事で人物などの特定のオブジェクトをさらに微調整したり、植物の精度と一貫性を高めることができます。さらに、AI Upscaler(ベータ版)を使用すれば、低解像度のドラフトレンダリングををわずか数分で高解像度のビジュアルに変換できます。
また、AI Material Generator(ベータ版)も利用できます。これはCosmos内でクリックするだけで、写真からテクスチャを含んだフォトリアルなマテリアルを作成できます。
宇宙的な精度で夜空をシミュレート
V-Ray の新機能 「夜空」は、ワークフローに天文学の要素を取り入れ、生き生きとしたリアルな夜の天体シーンを実現します。
月、星、そして天の川まで、現実世界の位置情報、日時に基づいてシミュレートします。正確なライティング、位置、月齢も考慮されています。これらの要素は単なる単なる装飾ではなく、グローバルイルミネーションにも影響し、夜間レンダリングに深みと雰囲気を与えます。
3Dストリーミングで作品を簡単に共有
Chaos Cloudの3Dストリーミング機能(ベータ版)を使えば、重いファイルや複雑な設定をすることなく、プロジェクトをオンラインで瞬時に共有・閲覧できます。
(Chaos Cloud上でVantageのレンダリングをストリーミングします。)
シーンをアップロードし、シンプルなリンクを共有するだけで、クライアントやチームメンバーがあらゆるデバイスからモデルをリアルタイムで閲覧できるようになります。シーン内で自由に移動したり、ピンを配置したり、コメントを直接残したりできる為、レビューセッションはこれまで以上に視覚的でインタラクティブ、そして生産性の高いものになります。
V-Ray では、精度と創造性が密接に結びついています
最新の V-Ray アップデートでは、これまで以上に多くの方法ですべてのピクセルを微調整できるようになりました。
強化されたChaosスキャッターツールには、クラスタリング、高度制限、そして「ルックアット」コントロールが導入され、草の中に群生する花や、正確に方向付けられた群衆など、美しく自然なバリエーションを実現できます。
ガウシアン・スプラットのクリッピングにより、3Dスキャンデータとあなたの3Dモデルの統合がシームレスになりました。スプラットを直接トリミングし、周囲のジオメトリと完璧にブレンドすることで、統一感のある洗練された結果を得る事ができます。
強化されたVFBの露出レイヤーは、レンダリングに写真レベルのコントロールをもたらし、ハイライト、シャドウ、白、黒を精密に調整して、完璧なバランスの照明を実現します。
さらに、新しいスポイトツールを使用すると、画面上のどこからでも色を瞬時にサンプリングできるため、シーン全体で簡単にカラーマッチングと調和を実現できます。
よりスムーズでスマート、そしてクリエイティブなワークフロー
今回のV-Rayアップデートでは、よりスムーズでスマートなプロセスも実現しました。クリック回数を減らし、よりクリーンな仕上がりを実現し、デザインに集中できる時間を増やします。
マテリアル、テクスチャ、アセット用のすぐに使えるプリセットが組み込まれている為、ワークフローをすぐに開始し、ワンクリックでプロ品質の結果を得ることができます。直感的でアニメーションに対応したコントロールでリアルな水面を作成したり、スマートな草のプリセットとガイド付きマテリアルで自然環境を構築したり。クリエイティブなアイデアを美しくレンダリングされた現実に変える作業が、かつてないほど簡単になりました。
高度なテクスチャランダム化機能は、あらゆるサーフェスに深みとリアリティを加え、微妙な変化を加えることで繰り返し表現を打破し、豊かでリアルなディテールでマテリアルに命を吹き込みます。
内部的な改善
これらの目玉機能に加え、Chaos CloudのGPUインフラストラクチャの大幅なアップグレードにより、Chaos Cloudはより高速なレンダリング時間と低コストを実現します。24GBのGPUメモリにより、より複雑で大規模なシーンをより効率的にレンダリングできる様になりました最新の機能と強化点を実際に体験してください。
このアップデートの重要性
このアップデートにより、V-Ray 7はよりスマートになり、表現力が高まり使いやすくなりました。AIによるリアリティの向上、インタラクティブなシーンのクライアントへのストリーミング、雰囲気やテクスチャの微調整等どんな作業でもこのリリースは技術的なハードルに煩わされることなく、クリエイティブなビジョンに集中できるように設計されています。





