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4.242025
Chaos Corona 12, update 2 リリース (3ds Max および Cinema 4D)
Chaos Corona 12, update 2 は主にChaosエコシステム統合の為の更新リリースです。またCorona 13 用に開発中の更新で準備ができたいくつかの機能が含まれています。
Chaos Coronaサブスク契約ユーザー様は Chaosのダウンロードページよりインストーラーを入手できます。
Corona 12、update 2 が登場しました! このアップデートは技術的な機能強化に焦点を当てていますが、Corona 13 で搭載予定機能の基礎技術によりエキサイティングな新機能ももたらします。詳しく見ていきましょう。
Chaos Corona 12, update 2 for 3ds Max (Hotfix 1) [2025年5月15日]
ユーザー向けの改善点:
- トライアル取得のプロセスを簡素化しました。
不具合の修正:
- AVX をサポートしていない古いCPUで3ds Max起動時にクラッシュする問題を修正しました
- 3ds Max 2025以降で Cosmosからのマテリアルのドラッグアンドドロップが動作しない問題を修正しました
- ユーザーがScansライセンスを持っていない場合、Cosmosからインポートしたスキャンマテリアルが空白になる問題を修正
- Cosmos からのスキャンマテリアルのインポートが遅い問題を修正しました
- インタラクティブレンダリング中に回転ツールと選択で配置ツールの動作が不安定になる問題を修正しました
- Corona Bitmapでタイリングのロックが動作しない問題を修正しました
- CosmosからインポートしたcoronaマテリアルライブラリがOCIOモードで誤ったガンマを使用する問題を修正しました
- V-Ray mtlからの変換時に自己発光の乗数が正しく処理されるようになりました
- コラボレーションタブに切り替えた際に稀に発生するクラッシュを修正しました
Chaos Scans がChaos Cosmosから利用可能に
シーンに最適なマテリアルを見つけるのがさらに簡単になりました。Coronaユーザーは、Cosmosライブラリにシームレスに統合された 3,100 を超える超リアルなスキャンされたマテリアルに直接アクセスできるようになりました。プラットフォーム間の切り替えや手動インポートはもう必要ありません。全てが1か所にまとめられており、シーンに直接ドラッグ&ドロップする事ができます。Chaos Corona Premiumサブスクユーザーには、これらのスキャンされたマテリアルを編集して、プロジェクトのニーズに正確に合わせて調整するための完全なコントロールが提供されるという追加の利点もあります。
Chaos Scansのマテリアルは、金属、革、紙類、プラスチック、ゴムなどの幅広いカテゴリに及び、新たに追加された380個のマテリアルも含まれています。また、これらはCosmosアセットであるため、複数のマテリアルを一度にインポートして、作業をさらに高速化できるようになりました。
ボーナスとして、ライブラリには、Eska、Winter and Co、Foilco、Foglizzo のプレミアム レザーテクスチャなど、豪華なパッケージとデザインを施した信頼できるブランドのハイエンド スキャン素材が含まれています。


Chaos Cosmosの Scannedマテリアルのカタログを見る
没入型のバーチャルツアーを自動的に作成
Coronaとhaos Cloudの直接統合により、自動ホットスポット生成機能を備えたパノラマバーチャルツアーを簡単に作成できます。追加の費用、サードパーティ製アプリは必要ありません。 VFBから直接カスタマイズされたフロアプラン、トランジション、コンテキストの詳細、デザイン要素を全て使用して、クライアントや共同作業者を驚かせましょう。作成したツアーは限定URLで共有したり、WEBサイトに埋め込んで不特定多数に観覧いただく事も可能です。

没入型のバーチャルツアーを自動的に作成
カメラ毎のボリューム効果
新しいカメラ毎のグローバルなボリュームオーバーライド (Corona for Cinema 4Dは次のアップデートで提供予定) を使用すると、カメラ毎に異なるグローバル ボリューム設定を設定できるため、カメラ毎にフォグ、水中のフォグ、その他のボリューム効果をクリエイティブに試すことができ、さまざまな角度から独特のムードや雰囲気を作り出す事ができます。

カメラ毎のボリューム効果
微分光線フィルタリング
これにより、テクスチャが反射/屈折を通して見えるとき、および魚眼カメラ、球面カメラ、およびその他の同様の投影カメラで直接目に見えるテクスチャのテクスチャフィルタリングが改善されます (ぼやけが軽減されます)。新しいシーンではデフォルトで有効になっていますが、既存のシーンではオフになっており、新しいフィルタリングに切り替えるかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。この機能は、Corona 13 のトゥーンシェーディングの要件として開発されました。


より現実世界のシナリオ向けに改善された被写界深度
被写界深度の改善は継続されており、新しいDOFハイライトソルバーでは反射ハイライトと一部の屈折ハイライトのサンプルが改善され、より自然に動作し、さらに多くのシナリオに適用できるようになり、シーンの一貫性と視覚的に魅力的な演出が可能です。


コミュニティから提供の新しいLUT
このアップデートには、コミュニティアーティスト Iraban Dutta氏によって作成された素晴らしい新しいLUTが含まれています。Corona LUT フォルダーでそれらを探索し、映画のようなトーン、スタライズされたトーン、または自然なトーンを試して、魅力的なムードを作成してくだい。

コミュニティから提供の新しいLUT
速度と互換性の向上
このアップデートではパフォーマンスと互換性を優先し、ワークフローをより高速かつスムーズにしました。
3ds Max 用のCoronaでは、インタラクティブレンダリングが有効になっている場合、シーンの変更された部分のみを更新し、よりスマートな解析で高速なタイムラインスクラビングを楽しむことができます (この変更は、Corona 13 で Live Link を使用した Vantage 経由のレンダリングをサポートするために行われました)。 3ds Max 2026のサポートが追加され、Vantage Live Link には開始/停止ボタンと、アップロードの進行状況を簡単に追跡できる新しい進行状況バーが追加されました。
Cinema 4D用のCoronaでは、ノードマテリアル エディタの新しいミニマップを使用して、より簡単にナビゲートできるようになります。それに加えてCorona Converter は、V-Ray Clipper、V-Ray Triplanar、V-Ray Two-Sided マテリアル、V-Ray Blend マテリアル、V-Ray Geometry タグ、V-Ray Proxy、V-Ray Decal、V-Ray Enmesh を含む、より多くの V-Rayマテリアルとオブジェクトをサポートするようになりました。
Anima 6のサポート
Anima 6 のサポートにより、ビジュアライゼーションに命を吹き込みます。Anima 6からリアルなアニメーションの人物と車両をシーンに追加できる様になりました。両方の動作が改善され、本物のような人間の動きと、交通ルールに従い地形に反応するホイールスピンを伴う自然な都市アニメーションが実現します。
インストーラーのダウンロードが一元化
全てのCorona バージョンは、Chaosのダウンロード セクションから入手できるようになりました。この変更は、ツールへのアクセスと管理の方法を合理化するというChaosの継続的な使命を反映しています。
Corona 12 アップデート 2 での小規模な改善リスト:
一般
(3ds Max)
- 3ds Max 2026をサポート
- Coronaは 3ds Max 環境効果の影響を検出し、それらを削除するオプションを提供するようになりました。
- マテリアルライブラリ、LUT プリセット、または IES プリセットからアセットを参照するシーンを開くと、プリセットの場所が変更されたときにパスが自動的に修正されるようになりました (例: macOS と Windows 間でシーンを移動するとき、または「インストールの変更」で説明したようにインストール ルートの変更により)
(Cinema 4D)
- Cosmosダイアログを Cinema 4D UI にドッキングできるようになりました
- Windowsでもヘルプダイアログを Cinema 4D UI にドッキングできるようになりました
- ディスク容量に関する潜在的な問題を回避するために、TeamRender経由でレンダリングする際の一時ファイルの使用を削除しました
Vantage
(3ds Max and Cinema 4D)
- Live Linkのキャンセル速度が向上しました
- Vantageエクスポート / Live Link は、反射でのライトの可視性をサポートするようになりました
VFB
(3ds Max and Cinema 4D)
- VFBのスクロールバーが明るくなり、視認性が向上しました。
- VFB履歴アイテムのサムネイルが編集時に更新されるようになりました。
- ラベルをクリックしてトーンマッピング オペレータの切り替える事ができます (ただし、折りたたみ可能でない場合に限ります。折りたたみ可能な場合は、以前と同様に折りたたみ/展開されます)。
- LightMixではツールバーとソース要素のラベルがロックされ、レイヤーのみがスクロールされます。
- カーブヒストグラムのツールチップには、「ヒストグラムの種類」ではなく「ヒストグラムらしい物」が表示されます。
- ポップアウト トーンマッピング メニューのカーブエディターにヒストグラム コントロールの場所を示すラベルを追加しました。
- VFBの自動調整プロパティに欠落していたツールチップを追加しました。
- 全てのカーブをリセットするオプションを追加しました。
- CXRの編集時にVFBの領域描画が有効になりましたが、これは編集された CXRが現在/最後のレンダリングと同じサイズである場合に限られます (解像度の一致はレンダリングの再開に必要であり、これが領域描画の目的です)。
マテリアル
(3ds Max and Cinema 4D)
- サポートされていないマテリアルのみをオーバーライドするための「サポートされていないマテリアルのみ」オプションをマテリアル オーバーライドに追加しました。
- mix alphaオプションをCoronaMixマップに追加しました。
- 負の値をクランプ/有効にするためのチェックボックスを追加しました。 LUTとカーブは負の値のチャンネルを渡し、非負の値のチャンネルを変更するようになりました。
コラボレーション
(3ds Max and Cinema 4D)
- 履歴アイテムからアップロードされた画像にはアイテムの名前が保持されます。
レンダリング
(3ds Max and Cinema 4D)
- Alphaレンダーエレメントにブルーム/グレアを適用する可能性が追加されました。これは、新しいシーンではデフォルトで有効になっていますが、古いシーンでは無効のままです。
- Windows 上の Blackwell (NVIDIA 50 シリーズ) GPU での Intel Denoiser アクセラレーションのサポートが追加されました。
インストールの変更
(3ds Max and Cinema 4D)
- (Windows 上で) インストールルートを「C:\Program Files\Corona」から「C:\Program Files\Chaos\Corona」に変更しました。
- Chaos アカウント情報を含むダイアログを追加しました (Max では システム > Chaos Corona/Licensing から開くか、C4D では Corona > About ダイアログで開きます)。
- Preferencesのデータ使用に関するUIに小さな変更が加えられました。
- 同梱Cosmosサービスを 2025.04.04-531585 に更新しました
- 同梱Chaos Licenseサーバーを 6.2.1 に更新しました
(Cinema 4D)
- バージョン情報ダイアログからCoronaのインターフェースライセンスを手動で解放できるようになりました。
- 多くの C4D エラーメッセージへのヘルプ リンクを追加しました。
- 「バージョン情報」ダイアログの小さな変更
その他、これまでに報告された不具合の修正を行っています。