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Chaos V-Ray 7 for Maya および Houdini リリース

V-Ray 7 は、より高速なシーン構築、強化されたシェーディング、および DCC 間でのシームレスなデータ交換性等の新機能をもたらします。

V-Ray 7 for Maya および Houdini がリリースされました。V-Rayサブスクリプションを契約されているユーザー様は今直ぐダウンロードしてご利用頂けます。

V-Ray 7 による高速レンダリング、フォトリアリスティックなマテリアル、強力なGPUにより、技術的なハードルがなくなり、より速くシーンを構築し、自由に実験し、クリエイティブな限界を押し広げることができます。ガウシアンスプラットのサポートにより、写真を撮るのと同じくらい簡単に、現実世界そのものを3Dで簡単にキャプチャし、非常に詳細な3D環境をシーンに直接落とし込めます。レンダリング時にFireFly(白いドット)を自動的に除去する新しいアルゴリズムと、更新されたIntel Open Imageデノイザーを活用して、より少ない労力でより鮮明でクリーンな最終画像を実現します。

V-Ray GPUでは待望のコースティクスをサポートする様になり、よりリアルな照明効果をGPUで高速にレンダリングできるようになりました。パフォーマンスの面でも、V-Ray GPUには多くの改善が加えられました。これには、最初のピクセル表示までの時間の短縮、アニメーションレンダリング処理の高速化、テクスチャの多いシーンのレンダリングの効率化、macOSユーザー向けの新しい Metalサポートによるパフォーマンスの向上などが含まれます。

V-Rayの改良されたプロシージャルな太陽光と空のシミュレーションで海上(地平線)の見える夕暮れ等、より現実的な自然光の変化をレンダリングできる様にになりました。およびShadowのライトパスエクスプレッションが強化されているため、Shadowパスを使用した合成をより詳細に制御することもできます。
そして他にも新機能が満載です! プラットフォーム固有の機能について詳しく見ていきましょう。

 

V-Ray 7 for Maya: 主な新機能

Open PBR サポート

Autodesk Maya や Adobe Substance Painter等の異なるアプリケーションを使用するプロジェクトに取り組んでいますか? 以前はプログラム間の一貫性を維持するためにシェーダーを個々のアプリケーションで調整する必要があったかもしれません。 OpenPBRサポートにより、V-Ray 7はこの煩わしさを排除し、シェーダーがプラットフォーム間で同じ標準を維持することを保証します。プラットフォームで再作業は必要ありません。

また、このOpenPBRシェーディング標準内で洗練された効果を簡単に作成できる事もお知らせします。新しいレイヤリングスキームと強化された光沢(Sheen)レイヤーを使用すると、複雑で本物のようなマテリアルを簡単に作成できます。ネオンライト、ほこりっぽい漆塗りの木材、桃の毛羽立ちからベルベット、サテン、シルクなどに至るまで、リアルで複雑なディテールを実現するのがかつてないほど簡単になりました。

Open PBR サポート

パワフルなVFB

V-Ray 7 の VFB 強化により、さらにクリエイティブなコントロールが可能になりました。カスタム形状のレンダリング領域を作成できるようになったので、毎回全体を再レンダリングしなくても、シーンの特定の部分を分離してレンダリングできます。例えば、環境全体をレンダリングせずにキャラクターの顔をだけをレンダリングし、スキンを微調整できる為時間を大幅に節約できます。それに加えて、より芸術的なコントロールのための新しいビネットレイヤーと、新しいカラコレプリセット機能が組み込まれています。

パワフルなVFB

Chaos Scatterの改良

新しくさらに強力になった Chaos Scatterのコントロール機能により、シーンの設定とスキャッターのアートディレクションがさらに簡単になりました。新しい”Look at”オプションのおかげで、太陽に向かって傾くヤシの木のように、オブジェクトは自動的にターゲットに向かって方向を向くことができるようになりました。 Chaos Scatterを使用すると、スプラインをスキャッター用のサーフェスとして使用できるため、配置をさらに細かく制御できます。フォールオフ・カーブオプションを使用すると、植生の高度の変化などを非常に正確に制御できるため、数回クリックするだけで非常にリアルな風景を作成できます。植物の配置の為に高度なパーティクルコントロール設定は不要です。

Chaos Scatterの改良

Chaos Cosmos の進化

Chaos Cosmosの最大の新機能はアセットのバリエーション機能です。これにより異なるアセットのバージョンを簡単に切り替えることができます。例えば樹木モデルを使用している場合、葉が鮮やかな夏バージョンと、美しく落ちていく秋バージョンを瞬時に切り替える事ができます。さらに、複数のアセットの選択があり、Chaos Cosmos から大量のアセットを同時にインポートできます。

Chaos Cosmos の進化

V-Ray ルミネアライト(Luminaires)

成長を続ける Chaos Cosmos ライブラリで、V-Ray Luminaires による複雑な照明器具アセットのサポートにより、より物理的に正確な照明をより迅速に実現し、シーン内の人工照明の品質とリアリズムを瞬時に向上させることができます。

V-Ray ルミネアライト(Luminaires)

継続的なUSDサポート
V-Ray 7 for Maya は、Maya の最新公式USDバージョン 0.30.0 をサポートしています。また、V-Ray がサポートする統合アプリケーション間でのシームレスなデータ交換を保証するために、他の機能強化とともに V-Ray Clipper を含めるようにサポートを拡張しました。


V-Ray 7 for Houdini

新しいボリュームシェーダー

V-Ray 7 for Houdini では強力なシェーディングのアップデートが導入されており、最初の実装である新しいボリュームシェーダーを皮切りに、雲、煙、炎などの驚くべきボリューム エフェクトを、シーンに奥行きと強力なストーリーテリングを加える魔法のような効果で簡単に作成できるようになります。シェーディンググラフを構築して複雑なシェーダを作成し、エフェクトをカスタマイズできます。また、ライト選択のサポートにより、合成時のボリュームメトリクスをより詳細に制御できます。さらに、新しいボリュームシェーダーは最大6倍高速にレンダリングします。

※新しいボリュームシェーダーは現在初期実装段階にあります。この機能は今後のアップデートでさらに進化する予定です。煙、Deep出力、およびボリュームのマット (ホールドアウト) から独立して火をレンダリングするためのサポートが近々登場します。

新しいボリュームシェーダー

MaterialX サポートの拡張
ノイズ、パターン、ランダム化オプションなど、ほとんどの MtlX プロシージャル テクスチャを作成してレンダリングできるようになりました。

トゥーン(アウトライン)レンダリングがより簡単に
V-Ray for Solaris のトゥーン シェーディングワークフローを完全に再設計し、より直感的になりました。アウトラインとフラットなシェーディングでクラシックなトゥーン調効果を実現したい場合、これまでよりも簡単に実現できます。これは、フォトリアリスティックではないスタライズされた仕事をしている人にとっては朗報です。

SolarisでChaos Cosmosをサポート
Chaos Cosmos は現在、Solaris用の V-Rayと完全に統合されているため、石、樹木、その他の重要な小道具を含むアセットの膨大なライブラリにアクセスできます。ユーザーは、Chaos Cosmos の素晴らしいモデル、マテリアル、HDRIを全てシーンに追加し、驚くほど没入感のあるシーンを簡単に作成できます。

SolarisでChaos Cosmosをサポート

VFB 拡張
V-Ray 7は、Houdiniユーザーにいくつかの優れた VFB拡張機能、カスタム形状のレンダー領域、カラコレプリセットも提供します。

VFB 拡張

Yeti キャッシュサポート & コペルニクスのサポート
新しい V-Ray Yetiノードを使用すると、Solaris でYeti キャッシュ ファイルを直接レンダリングできます。そのため、Mayaなどの別のプログラムで非常に詳細なファーやヘアグルームを作成した場合は、それらを Houdiniに直接取り込んでレンダリングできます。さらに、V-Ray for Solaris は、強力な手続き型テクスチャリングツールである Copernicus をサポートするようになり、V-Ray を使用する際のサードパーティのプラグインオプションが増え、柔軟性が向上します。

クリエイティブに制限の無い全く新しい世界

Maya と Houdini の両方の V-Ray 7 新機能について説明してきましたが、少しズームアウトして全体像を見てみると、それは個々の機能だけでなく相互に繋がっている事が解ります。

アーティストはより速く創作し、より自由に実験し、クリエイティブな限界を真に押し広げることができるようになりました。 V-Ray 7 はクリエイティブな自由を重視しています。貴方は何を待っているのですか? 技術的なハードルがさらに低くなりました。貴方の創造性を解き放ち、アート、ストーリー、創作の楽しさを再発見しましょう!

V-Ray for Maya および V-Ray Houdini の製品案内はV-Ray.jpへ

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