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V-Ray Next for 3ds Max “アップデート1”がリリース

Chaos Groupは、3dsMax用のV-Ray最新バージョン “V-Ray Next for 3ds Max update 1” をリリース致しました。

“Update 1″では、より迅速なプレビューワークフローを実現する新しいビューポートIPR、よりリアルでより高速、簡単に適用できるように刷新されたレンズエフェクト機能、GPUレンダリングでのバケットレンダリングサポート等を提供します。

2018年12月19日にリリースされた「Update 1.1」で以下の対応は不要となりました。

2018年11月30日リリースのUpdate 1には 英語メニュー以外の環境で ビューポートIPRの切り替えスイッチが表示されない不具合があります。現在修正を依頼しております。

なお、この問題は手動で解決する事が可能です。3dsMaxの カスタマイズ >> “ユーザーインターフェースをカスタマイズ”を開き、「メニュー」タブで「ビュー・シェーディングビューポート Nitrousラベルメニュー」に V-Ray GPU Viewport IPR と V-Ray Viewpoet IPR アクションをドラッグ&ドロップして追加します。(特に”保存”ボタンを押さなくても自動的に設定は保存されます。) カレントレンダラーをV-Ray Nextもしくは V-Ray GPU Next にセットして、ビューポートの”標準”をクリックして V-Ray IPR に変更できる事を確認してください。

なおインストール時に、”3ds Max rendr slave” を選択するとライセンスサーバーを再インストールしません。現在V-Ray Nextのライセンスが問題なく動作しており、ライセンスのトラブルを避けた場合はこちらを選択してインストールしてください。

V-Ray Next, Update 1 新機能

新しいビューポートIPR&インタラクティブ性の向上

新しく3dsMaxのビューポート描画ドライバとして直接IPRを表示できます。V-Ray IPR (CPU)の反応速度が著しく向上し、作業結果をほぼリアルで更新します。ビューポートIPRはボリュームフォグもサポート。

新しいレンズエフェクト

完全に新しく再デザインされたレンズエフェクト機能に刷新されました。より高速かつよりリアルなレンズエフェクトを生成できます。

GPUバケットレンダリング

GPUにてバケットレンダリングに対応。マルチGPU環境、ディストリビュートレンダリングでより最適なパフォーマンスが得られます。加えてGPUバケットレンダリングではCryptomatteエレメントの出力もサポートします。

GPUレンダリング時の高速ボリュームフォグ

V-Ray GPUにて環境ボリュームフォグをより高速で優れたサンプリングを行います。あらゆるシーンにフォグを追加しシーンに奥行き(空気感)を加える事ができます。

GPUにてプリズム効果(dispersion)レンダリングをサポート

GPUレンダリングにて、屈折する光が波長によって分離する現象である”分散 [dispersion]”をサポート。宝石等をよりリアルにレンダリングできます。

ローリングシャッターシミュレーション

デジタルカメラやスマートフォンのカメラでよく見られる歪んだモーションブラー効果をシミュレーションできます。

ヘアーハイライトのコントロール

V-Rayフィジカルヘアーマテリアルに、新しく “GLINT & GLITTER” のコントロールが追加され、ヘアーに対するハイライトの入り方を細かくチューニングできるようになりました。

Lightingエレメントの改良

ライティングパスのサンプルシステムが改良され通常のライトサンプリングと分離されました。これによりアダプティブドームライト使用時もアーティファクトのない一貫した結果を提供します。

カラー補正機能がより便利に

VFBでのカラー補正情報(バックグラウンド、LUT含む)が .VRIMG および OpenEXR ファイルにメタ情報として記録されるようになりました。またLUT強度も制御できます

V-Ray CLOUDサポートの改良

vrsceneエクスポートが改良され、V-Rayクラウドでより多くの機能がサポートされるようになりました。

Light Selectをレイヤーで選択

Light Selectエレメントで、3dsMaxのレイヤーグループ単位で選択リストを作成できます。

アダプティブライト、アダプティブドームライトのさらなる改善

アダプティブライトのアルゴリズムがさらに改良され、よりなめらかでアーティファクトの無いサンプリングを生成します。

既知の制限
・3ds Max APIの制限によりビューポートIPRは3ds Max 2017 / 2018 / 2019でのみ動作します。
・環境効果(EnvFog,AerialPerspective等)のV-Ray IPR サポートは CPU IPRのみ
・このUpdate1で報告された不具合のReleaseは 2-3週間後を予定しています。

Update 1に関するリリースノート、日本語ドキュメントは弊社V-Ray購入ユーザー向け、V-Ray Next 3dsMax サポートページ内を参照ください。(サポートページへのアクセス方法はV-Ray Next 3dsMax購入時のemail内に記載しております。)

 

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