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6.72016
V-Ray 3.40 for 3ds Max [SP4] がリリース!デノイザー搭載で50%スピードアップ!
ChaosGroupはautodesk社 3ds Max 用のレイトレース・レンダリングシステム「V-Ray」の最新バージョン “V-Ray 3.40.01 (SP4)” をリリース致しました。
このアップデートは既存3.0ユーザー様には無償で提供されます。今直ぐChaosGroup.comのアカウントからダウンロードいただけます。
V-Ray 3.4 for 3dsMax では、新しく「V-Ray Denoiser(V-Rayデノイザー)」を追加。また 3dsMax 2017 を正式サポートしています。
V-Ray Denoiser (デノイザー)
V-Ray 3.40では自動的にノイズを除去する新しいV-Ray Denoiser (デノイザー)機能が追加されました。この機能を使う事で、ある程度ノイズのある状態でレンダリングを終了させる事が可能で、以前のバージョンでノイズが消えるまでサンプルする時間を考慮すると、これまでの50%以上高速にレンダリングを完了させる事ができます。V-Ray Denoiser (デノイザー)は非破壊ワークフローで提供され、ノイズを削減していないRGBパスもこれまで通り出力致します。
またプログレッシブサンプラーを使用する場合、プログレッシブサンプラーの更新に合わせて定期的にデノイズ結果更新する事が可能です。
V-Ray Denoiserはレンダリング完了後にデノイズパラメーターを更新適用する事もできます。
スタンドアロン型のデノイザーexeファイルを同梱しており、アニメーション(シーケンスファイル)のフレームをブレンドさせたデノイズ処理もサポートしています。
3ds Max 2017 サポート
V-Ray 3.4 では 3ds Max 2017 をサポートし、新しい3dsMaxのフィジカルマテリアルも一部サポートしています。またVRayVFBが高DPI表示をサポートし4Kモニタ等でも快適にご利用いただけます。加えて V-Ray RT では3dsMax2017の新機能”マルチタイル”および”カラー マップ”をサポートしています。
V-Ray GPUレンダリングの改良
- バンプマップへのノイズマップをサポート
- オルソビュー(orthographic)カメラをサポート
- V-Ray VFBにGPUメモリ消費量をレポートします
Aerial Perspectiveの改良
- atmospheric haze(大気による霞)のカラーを任意にセットする事ができます
VRカメラ
- 縦レイアウトによる左右ビューVR出力をサポート
ライトキャッシュGIの高速化
- ライトキャッシュにDiffuseカラー要素を格納する事で、ライトキャッシュ使用時のGI計算を15%高速化
V-Ray RT の更新
- RTレンダーを再スタートせずにレンダリング範囲を変更する事ができます
GTR/ GGXの更新
- GTR/GGX BRDF + Anisotropy使用時の白ドットノイズ(fireflies) を除去
V-Ray フレームバッファ更新
- レンダリングが完全に完了したイメージだけをヒストリーに格納するオプションを追加
- VFBヒストリー格納フォルダのパスを3dsMaxプロジェクトパスに相対的にセットするオプションを追加
その他更新、不具合の修正多数
全てのリリースノートは弊社 V-Ray サポートページ (購入時にemailにて案内、要ログイン)を参照ください。