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V-Ray 5, update 1 の Maya版とHoudini版がリリース

V-Ray 5, update 1 の Maya版とHoudini版がリリース

MayaではUSDのサポートと、Houdini版ではHydraをサポート

V-Ray 5 for MayaとHoudiniの両方で利用できるようになった “UniversalScene Description”(USD) ファイル形式は、VFXおよびアニメーションスタジオの次世代パイプラインフォーマットです。USDファイルは、シーンをコラボレーションおよびアセンブルするための非破壊的な方法であり、パイプライン内の異なるアプリケーション間でシーンデータを保存および移動することをこれまでになく簡単にします。V-Ray 5.1 for MayaではMaya USDをネイティブに操作できる様になり、V-Ray 5.1 for HoudiniではV-Ray Hydraデリゲートを使用してSolarisでネイティブに作業できる様になりました。

※ USDとHydraサポートは現在初期段階で全ての機能をサポートしている訳ではありません。今後サポート範囲が拡張されます。

V-Ray 5 for Maya, Update 1 の新機能:

Maya 2022 正式サポート
Qt および PySide が更新された Maya 2022 を正式サポートしました。

V-Rayマテリアルライブラリの提供
あらゆるプロジェクトで使用できる4Kテクスチャ(.tx Mipmap対応)を備えた500を超える高品質のマテリアルのライブラリを無償で同梱しています。

V-Ray VFB2でのマスク作業に対応
VFB2にて高度なマスク合成に対応。 Cryptomatte、MultiMatte、Object/Render/ Material IDレンダーエレメントを使用して、レンダリングされた画像をピクセル単位で完全に調整できます。
なお Cryptomatteレンダーエレメントは V-Ray 5.1 から プログレッシブレンダリングでも利用可能になりました。

ボリューメトリックフォグの透過カラー
ボリュームフォグの透明色に簡単に色を付けることができます。水中シーンの表現に最適です。

V-Rayマテリアルの組み込みSSSが進化
V-Rayマテリアルに、新しいシングルサイド・トランスルーセントコントロールと組み込みのボリューム・ランダムウォーク・サブサーフェス・スキャタリングが追加されSSS機能が大幅に刷新されました。リアルなスキン、プラスチック、ワックスのレンダリングがV-RayMtlだけで表現可能です。葉や窓ガラス等「片面ポリゴン」のオブジェクトにトレンスルーセントやフォグを追加する”thin-walled” 屈折オプションもV-Rayマテリアルに追加されました。

GPU レンダリングの進化
ライトキャッシュがGPU計算に対応しレンダリング計算が一貫化および高速化されました。また、GPUのメモリ制限を超える大きなシーンの場合、アウトオブコアレンダリングがV-RayGPUの全ての機能をサポートするようになりました。

Intel社の Open Image Denoise サポート
インタラクティブなレンダリングに最適なIntel OpenImageDenoiseは、GPUに依存せず、全てのマシンで高速なデノイズを実行できます。

ダイレクトなコースティクス計算
プログレッシブコースティクスを使用して光が反射面や屈折面とどのように相互作用するかをシミュレートし、レンダリングに新しいレベルのリアリズムを追加します。セットアップは簡単で以前のコースティクスの様なプリパス計算は不要です。V-Rayがコースティクスを自動サンプルします。

Opacityマップベースのポリゴンカットアウトユーティリティ
木の葉などの板状ポリゴンオブジェクトをOpaciyマッピングに基づいてカットアウトされたポリゴンジオメトリに変換するユーティリティを添付。レンダリングを大幅に高速化できます。

ビューポートの改善
V-RayマテリアルのコートレイヤーとシーンレイヤーがMayaビューポートに表示されるようになりました。またVRayLayeredTexの初期状態はビューポートにも表示されます。

V-Rayシーンマテリアルインポーター
.vrsceneファイルからのマテリアルのインポート機能が大幅に改善されました。インポートされたシェーディングネットワークには、より多くのネイティブMayaノードが含まれており、グラフが最適化されています。

V-Ray 5 for Houdini, Update 1 の新機能:

Hydra サポート(初期実装)
V-Ray for Solarisの新しいフル機能ベータ版が同梱され、こちらを使用してUSDデータをレンダリングできます。

テクスチャベイクのシンプル化
パックされたジオメトリのベイクに対応

Phoenix Foam シェーダー
Phoenix Foam シェーダーを使用すると、泡エフェクトをさらに高速にレンダリングできます。泡、水しぶき、泡などの効果に最適です。

V-Ray Maya の商品詳細はこちらへ
V-Ray Houdini の商品詳細はこちらへ

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