フィギュア制作の為のZBrush
ZBrushはデジタルと現実の壁を取り去りました。今世界中で3Dプリントサービスが個人でも手が届くリーズナブルな価格で提供され始めています。ZBrushのキャンバスで作成したモデルに実際に手で触れるという事を想像してみてください!わくわくしませんか?
ZBrushを起動し、ZSphere IIを使って即座にキャラクターの骨組みを作る事ができます。骨組みを作ったらZSketchを使ってラフに粘土を盛り付ける事ができます。粘土を盛り付けながらキャラクターのポージングを決めましょう。
ラフな肉付けとポージングが出来上がったら、ZSketchをポリゴンメッシュに変換し、様々な彫刻用ブラシを使って細かな整形とディテール付けを行う事ができます。
Transpose機能を使えば、細かな整形を行った後でもディテールを失う事無く、いつでもポージングを調整する事ができます。複数のパーツで構成されるモデルを変形、調整する場合は無料のTranspose Master、Subtool Masterプラグインが役立つでしょう。
ZBrushは、これまでのソフトウェアではできなかった現実とデジタルの世界を橋渡しするツールです。Pixologicは常にユーザーと密接な位置にあり、絶え間なくツールを進化させ、驚くべき形で私の願いを叶えてくれます。ZBrushは私自身と私の会社が業界の最先端にある事を助けてくれました。
Adam Ross - フィギュア・アーティスト
ZBrushから現実の空間にアウトプット
ZBrushでモデリングデータが完成したら、ユーザーは比較的簡単に3Dプリントに出力する準備ができます。ZBrushユーザーに無料で配布されているDecimation Masterプラグインを使えば、ZBrushでのディテールを出来る限り保ちながら、何百万ポリゴンで構成されるモデルをより低い解像度のモデルに変換し、3Dプリント出力用にデータを最適化する事ができます。なおポリゴン削減処理の際には、絶対にディテールを保持したい場所をマスキングして忠実なディテールを保持させる事もできます。
ポリゴンの削減が終わったら、これまたZBrushユーザーに無償で配布されている3D Print Exporterプラグインを使って、STLファイルあるいはフルカラーのVRMLファイルにZBrushから直接データを出力する事ができます。STLやVRMLファイルは3Dプリント出力会社へのデータ入稿に一般的に使用されているデータ形式です。いくつかの3Dプリンターはフルカラー出力が可能でZBrushのポリペイントデータを直接3Dに出力する事ができるでしょう。
世界中のアーティストがフィギュアやおもちゃ、アート作品を作る為にZBrushを使っています。
ZBrushでフィギュアを作成し、3Dプリントデータを出力する工程を実際に見たい場合は、ZClassroomを訪れてみてください。無料のJeff Feligno氏による3D出力の為のビデオチュートリアルを見る事ができます。