サンプル品質パラメータ無し

Chaos Coronaに試行錯誤で設定しなければならないライト毎のサンプリング品質パラメータはありません。ライトは常に期待どおりに機能します。

CoronaライトとCoronaライトマテリアル

CoronaライトオブジェクトとCoronaライトマテリアルが適用されたオブジェクトの動作に違いはありません。どちらもほぼ同じオプションを持ち、同じ結果をもたらすため、どちらを使用するかはアーティスト次第です！

ライトとレンダリングスピート

Coronaでは、ポリゴン数の多いメッシュライトを使用してもペナルティはほとんどありません。それらは、同じ形状の低ポリのものと同様に機能します。また指向性ライトとIESライトは、通常の拡散ライトとほぼ同じ速度でレンダリングされます。

Corona Sun/Skyシステム

環境照明は、インテリアかエクステリアかを問わず、あらゆるシーンでメインとなる照明です。Chaos Coronaでは、リンクされて連携する太陽と空のオブジェクト/マテリアルを使用して、リアルな手続き型の空を生成する機能を提供します。地平線近くに太陽のライトを移動するだけで、夜明けと夕暮れをリアルに演出します。

最も高度なプロシージャル Sun/Sky はPRG Clear Skyモデルで、実世界のデータを使用して空の外観を計算します。次の機能にアクセスできます。

• ボリュームエフェクト: 遠くの樹木、建物、山などをリアルに大気中にフェードインできる「空気遠近法」効果
• 高度: 海面のビーチコテージを作成する場合でも、そびえ立つ超高層ビルの最上階を作成する場合でも、山頂での景観を作成する場合でも、物理的に正確な高度の空を作成します。
• 濁度: 晴天の空のグラデーションにするか曇った空のグラデーションにするかを設定します。（雲は生成されません）
• 地平線のぼかし: これは実際の物理データに基づくものではありませんが、代わりに、地平線をどの程度シャープまたはソフトに見せるかをアーティスティックに制御できます。

IBL用のドームライトはもう必要ありません

IBL（Image Base Rendering）用のドームライトを設定する必要はありません。HDRIマップを3Dソフトウェアの環境にセットするだけで完了です。また、ダウンサンプリングされた/ぼやけたバージョンのマップをGIオーバーライドスロットに配置する必要もありません。CoronaのHDRIは、解像度や複雑さに関係なく、常に高速で斑点なしで動作します。

インタラクティブライトミックス

たったワンクリックでインタラクティブ・ライトミックスをセットアップできます。これは、レンダリング中またはレンダリング後にライトの色と強度を変更できる機能です。

各ライトレイヤーの色と強度を調整するだけでなく、複数のSun/Sky、および複数のIBLマップを持つようにシーンを設定することもできます。これにより、1日のさまざまな時間帯の太陽や空の照明を1回のレンダリングでレンダリングできます。次にCorona VFBまたはCorona ImageEditorでレンダリングした後にそれらを抽出・調整できます。

好みのライトミックス設定は保存して、シーン内の別のカメラのレンダリングで再利用できるため、同じシーンのさまざまなレンダリングでこれらのライトセットアップを即座に再利用できます。 ライトミックスは、昼間のシーン、夜間のシーン、さまざまなライトのオンとオフなどをすべて1回のレンダリングで取得できる非常に便利なソリューションです。

ポストプロダクションで合成またはアニメーション化する為に、ライト別にライトパスエレメントを保存することもできます。つまり、単一のフレームレンダリングを照明が変化するアニメーションに変換できます。

インタラクティブライトミックスのチュートリアルビデオをご覧ください:

Corona Renderer 6で導入された可変環境サンプラー（Adaptive Environment Sampler）は、IBL照明の効率的、正確、かつ迅速なレンダリングを保証します。可変環境サンプラーのおかげで、Chaos Coronaではライトポータルを使用する必要がなくなり、インテリアシーンにポータルを設定する手間をかけずに、同じくらい良い（またはより良い）時間（またはより速い）の結果を得ることができます！