スピード&インタラクティブ性

Chaos Coronaは、多くの状況で大幅なスピードアップをもたらします。
より速く作業でき、はるかに高速です。

Bernd Montag

スピード&インタラクティブ性

レンダリング速度はどの仕事環境でも重要な要素であり、レンダラーは常に可能な限り高速に結果を提供する必要があります。

その結果貴方はスピードに夢中になります!Chaos Coronaの開発者はミリ秒単位でコードを改良し時間を短縮するのが好きで、よりスマートなアルゴリズムを作成する事に重点を置く事で、ユーザーに高価なハードウェアの購入を強いることなくレンダリングの時間を短縮する方法を常に模索しています。リリースする全てのバージョンで、レンダリングの速度を可能な限り向上させ、新しい機能を追加することを目指しています。

Chaos Coronaは Intel社 Embree レイトレーシングカーネルを使用してCPUのみのCoronaを多くのGPUレンダラーと同じくらい高速にしています。GPUベースレンダラーの様なテクスチャ変換やメモリ制限はありません。

デノイズ

デノイズ機能は、2Dのポスト処理だけでなく3D空間のノイズを分析します。これを使用してノイズのない画像を取得するために必要なパスの数を減らすことができます。デノイズで大幅にレンダリング時間が短縮される事が実際のプロダクションから報告されています(慎重に作成されたテストシーンではありません!現場からのコメントです)またデノイズと同時に画像から白いドット(ホットピクセル)を削除できます、必要に応じて白いドットのみ削除を使用できます。

デノイズは、ワンクリックソリューションとしてChaos Coronaのコアにシームレスに統合されています。ノイズの除去レベルはレンダリングの完了後にVFBでインタラクティブに調整できるため、レンダリングオプションで設定されたレベルに拘る必要はありません。これにより再レンダリングする事なく、通常の画像とノイズ除去された画像のブレンドを確認および調整できます。レンダリング時ではなく、スタンドアロンの Corona Image Editorでノイズ除去を計算することもできます。

詳細については、デノイザーがリリースされたバージョンのチュートリアルをご覧ください。

高速CPUインタラクティブレンダリング

Chaos Coronaは、他に類を見ないワークフローでレンダリングを高速化しています。フル機能のインタラクティブレンダリングのおかげで、Chaos Coronaは他のGPUレンダリングエンジンと同じ高速なインタラクティブレンダリング機能を提供しますが、GPUに依存する欠点や制限はありません。

マテリアルやライトを変更したり、ジオメトリを作成または調整したりして、インタラクティブレンダリングがほぼ即座に応答することを確認できます。CPU上で完全に実行されるため、GPUの様なメモリ制限や自前変換の必要はなく、搭載しているグラフィックカードはスピードに関係ありません。

NVIDIA GPU デノイズ

NVIDIA OptiXデノイザーは、インタラクティブレンダリング中に使用できる唯一のデノイザーであり、驚異的な速さでノイズのない画像を提供します。以下のビデオの複雑なシーンで実際に動作している短い例を見ることができます。

NVIDIA OptiXデノイザーはインタラクティブレンダリングにのみ使用することに限定されません。必要に応じて、最終レンダリングにもNVIDIA OptiX GPUデノイザーを使用できます。

このNVIDIA OptiXデノイザーを使用するには、互換性のあるNVIDIAグラフィックカードが必要であることに注意してください。標準のCoronaデノイザーはCPUのみを使用するため、グラフィックカードに関係なく使用できます。

Intel社 AI デノイズ

最終レンダリング用のIntel社AIデノイザーは、品質と速度のバランスを提供します。純粋にCPUベースであるため、使用しているグラフィックカードに関係なく使用できIntelだけでなくAMD社のCPUでも実行できます。



あなたが見たもの、それがあなたの手に入れた物

インタラクティブレンダリングはCoronaコアの不可欠な部分であり、通常のレンダラーコードの99.9%以上を共有しています。これはインタラクティブレンダリングでChaos Coronaの全ての機能がサポートされており、結果が最終レンダリングとまったく同じである事を意味します。モーションブラー、DOFのレンダリング、プロキシの作成、スキャッターシステム等を含めてインスタントフィードバックを得られます。

互換性

インタラクティブレンダラーと通常のレンダラーはほぼ同じであるため、ほぼ全ての3ds Maxマップとサードパーティのマップと同様に、全てのタイプのジオメトリとプロキシがサポートされます。 Itoo Forest Pack、OrnatrixおよびHair Farmのヘアとファー、Chaos Phoenixのシミュレーションなどの高度なサードパーティプラグインもサポートされています。サポートされているプラグインの完全なリストは、「リソース」セクションにあります。



Chaos Coronaは、V-RayマテリアルおよびV-Rayライトとも互換性があり、V-Rayが無い環境でもV-RayシーンをCoronaを使用してレンダリングできます。例えばV-Ray用の素材集を既にお持ちの場合に最適です。どのV-Ray機能がサポートされているかを確認してください。そしてサポートは将来どんどん拡張されるでしょう。

インタラクティブレンダリングでは、必要な数のレンダリング領域も利用できます。これらの領域は、必要に応じて移動およびサイズ変更できます。これは、領域が「サンプルブラシ」として機能できるようにすることを意味します。これにより、部分的により速くリファインしたり、より良い品質にしたい領域にペイントできます。

CPUソリューションとGPUソリューションの違いについて詳しく知りたい場合は、Chaos CoronaがCPUベースである理由をここで確認できます。

多数のライトを効率的にレンダリング

Coronaは、非常に多くのライトが含まれるシーンを問題なく処理し、ライトの数によるレンダリング時間のペナルティもありません。そのため多数のライトを作成したシーンでユーザーが最適化することを心配する必要はありません。

可変イメージサンプル

これによりHDRIなど、シーン内の任意の環境マップから照明が計算されます。アダプティブ環境サンプラーの効率とパワーのおかげで、ライトポータルなどのシーンにヘルパーを追加する必要がなくなり、シーンのセットアップが簡素化され、なおかつ環境照明から最高の結果が得られます。