Okino PolyTrans and NuGraf
OkinoのBREP Solid CADインポーターソリューション
ネイティブのPro/Engineer、Parasolid、IGES-solid、STEP、ACIS SAT、ACIS VDAからのインポート

このCADインポーターセットは、私たちのCADユーザー様にとって常にもっともポピュラーなソリューションであり、ネイティブで暗号化されたPro/Engineerファイル(技術的にこれより優れたPro/Engineerデータはありません)の操作と、IGES/STEP/Parasolid BREPソリッドファイルについては特にそうです。これは私たちの「働き者」なCADインポーターパイプラインであり、お客様のCADデータ変換への要求のバックボーンをなすものです。

私たちのPTC Graniteの実装は素晴らしく働くため、私たちのお客様の間では非常にポピュラーなものになっていることを率直に宣言します。相当昔から、私たちは内部的に収集したCADファイル(少なくとも15年以上)をGraniteへ入力し、Graniteに含まれていた多くのマイナーな問題は解決されました。これまで、GraniteのCADインポーターについての問題は、もしあったとしても、めったに聞いたことがありません。OkinoはCADコンバーターをむやみにお客様へ販売しているのではなく、ベストで安定性をうるべく開発した技術で私たちからの個人的な推奨としてきました。PTC Graniteは私たちからの"両親指をあげたグッドサイン"です。Graniteインポーターについてのご質問がありましたらメールをください。 ここをクリックして、完全なGraniteインポーターのオンラインドキュメント、機能リスト、Windowsヘルプ形式のオプションの説明(英文です)をごらんください。

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「One Space Designer」から取り込んだ「Vacuum Interrupter」。Pieter Suurによる。IGESソリッドをOkinoのPolyTrans-for-Mayaを使ってMayaへ変換。RenderPipe for Mayaを使ってレンダリング。解説はこちらをごらんください

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Pro/Engineerから取り込んだ「Pipe Tensioner」。Renderhouse BVBA社のLudwig Desmetによる。解説はこちらをごらんください。
概要
OkinoはPTC Granite相互変換カーネルを積極的にPolyTransとNuGrafパッケージに統合することで、既存の広範な3D CADと非CADファイルフォーマットのラインアップに幅広い「3Dソリッド」CADモデルのインポートを付加しました。このコアテクノロジーによりPro/Engineer、ACIS SAT、IGES(ソリッドからの)、Parasolid、STEP、VDA-FSの強力なネイティブファイルサポートが追加されます。 Pro/Engineerデータのユーザーにとってもっとも重要なことは、このモジュールが実際に動作しているPro/EngineerのコアソフトウェアのコピーをOkinoソフトウェアの内部へ導入することにより、最新のバージョンまでの暗号化されたPro/Engineerファイルを完全にインポートし変換することができる点です。他のGraniteに依存しないPro/Engineer変換パイプラインのような、一切の中間ファイルやリバースエンジニアリングしたファイルフォーマットを、Pro/Engineerデータを変換するために使うことはありません。Okinoは断然もっともアクティブで熱心なPTC Granite相互変換カーネルのユーザーであるため、非常に強力なCAD変換をパイプラインを通じて提供します。 これが"Granite/Pack"アドオンライセンスオプションとしてライセンス・販売されているものです。これらのフォーマットは、PolyTransとNuGrafパッケージで提供されるOkinoのデータ変換パイプラインを通じて、CADと、3Dマルチメディアアニメーションパッケージ・ビジュアルシュミレーションパッケージ・Web発行・ポリゴンモデラーなどの非CADの世界とをむすぶ中枢的な役割を果たしています。


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インポーターは、Okinoが1996年以来Pro/ENGINEERユーザー向けに最適化してきたNuGrafレンダリングパッケージへのPro/ENGINEERデータの変換へも別の意義をもたらします。OkinoのCADデータ最適化ルーチン(階層とパーツの数をシンプルにする)が統合されると、非常に複雑なアセンブリもインポートし、最適化し、単純化し、3ds Max(max中のネイティブプラグインを通じて)、Maya (Maya/PC中のネイティブプラグインを通じて)、Lightwave、Softimage|XSI、OpenFlight/Creator、DWF-3D、SketchUp、Adobe U3D、XAML-3Dなど多数のパッケージへ再エクスポートができます。
サポートされるファイルフォーマット

コンバーター
フォーマット拡張子
バージョン Import?
ACISR SATR .sat v7 Import
GraniteR "g-plugs" .g Various Import
IGES solids .igs or .iges 5.3 Imp & Exp
ParasolidR .xmt, .xmt_txt, .xmt_bin, .xmt_neu, .x_t, .x_b, .x_n v13 Import
Pro/EngineerR native .asm, .prt, .neu, .xpr, .xas Current PTC version Import
Pro/DESKTOPR .des Current PTC version Import
STEP .stp, .step, .ste AP203 and AP214 Import
VDA-FS .vda, .vdafs v2 or older Import
 
Okino IGES‡ .igs, .iges 5.3 Import
** Granite/Packモジュールをご購入いただく前に、デモ版のPolyTrans/NuGrafをダウンロードして実際のデータをインポートするテストを行うことを強く推奨します。

備考:
  • ‡ Okino IGES importインポーターはPTCのIGESインポーターや他のCADインポーターの付属品としてGranite/Packライセンスとともにバンドルされています。Okino IGESインポーターか、PTC社の各インポーターのいずれかの、どちらを使うべきかについてはオンラインヘルプ(英文です)の情報を参照してください。それぞれにそれぞれのメリットがあります。
  • ‡ Pro/Engineerからデータをインポートする推奨される2つの手法は、Okino IGESインポーターと、ネイティブのPTC Pro/Engineerインポーターです。OKino IGESインポーターはPro/E IGESファイル用に特化して作成されており、これらを安定して、すべてのニュアンスとともに、簡単にインポートすることができます。
  • ACIS SATインポーターはPTCにより作成され、ネイティブのSpatial ACISツールキットはインポートや.satファイルの操作用には使われていません。
  • Parasold .x_tインポーターはPTCにより作成され、EDS Parasolidモデリングツールキットはインポートや.x_tファイルの操作用には使われていません。
無償のサードパーティー"gPlug"モジュールを通じてサポートされるファイルフォーマット
OkinoのGranite/Packを購入する主要な利点の1つは、サードパーティーから提供されるより多くのCADインポーターが、直接、無償で得られることです。これらのフリーの追加インポーターをNuGrafやPolyTransのインストール環境へ追加する方法の、オンラインチュートリアル(英文です)が書かれています。
コンバーター gPlug Developer フォーマット拡張子
AliasR .wire
IronCADR .ics
RaindropR GeomagicR .wrp
Granite/Packの機能
  • Okinoのサポートする広範なCADファイルフォーマットへ、妥当な価格で、3Dソリッドベースのファイルフォーマット(ACIS SAT、IGES、Parasolid、Pro/Desktop、Pro/ENGINEER、STEP、VDA-FS)を追加
  • Graniteの中心となるソースコードには、世界でもっとも安定したソリッドモデラーであるPro/Engineerと完全に同じジオメトリライブラリーを使用。したがって、30万以上のエンジニアがGraniteで構築されたアプリケーションを使っており、Graniteはすべてのさまざまな工業製品のデザインで使われてきました。技術的には、Graniteは、リバースエンジニアリングやサードパーティーの技術を使わずに、暗号化されたPro/Engineerデータを、すべてのバージョンにわたって、ネイティブにインポートする唯一有効な方法です。
  • PTCのWildFireパーツ・アセンブリ・アクセラレーターファイル(.xprと.xas)を完全にサポート
  • PolyTransのネイティブなプラグインバージョンを使って、すべてのGraniteファイルフォーマットを直接3ds Max(PolyTrans-for-MAXを使って)やMAX(PolyTrans-for-MATAを使って)直接インポートしたり、スタンドアローン製品であるPolyTransやNuGrafソフトウェアを使ってGraniteインポートしたデータをすべてのメジャーな3Dファイルフォーマットへ最適化した状態でインポート。
  • Okinoにより高度に開発されメンテナンスされてきたインポーター。さらに、Okinoは、Okinoの持つ3Dモデル資産の膨大なCADデータをGraniteコンバーター上でテストしており、PTCが彼らのインポーターを改善するのにこれらのデータが使われています。これは非常に洗練され安定性のあるCADインポーターのセットであり、これをサポートすることを非常に誇りに思います。
  • インポートし維持するもの: アセンブリの階層情報、アセンブリの名前、ソースモデルのBREP構造(ボディとフェース)、さまざまなマテリアルパラメータ、モデルのサイズ単位と単位あわせ、さまざまな属性(隠れたステータス)
  • モデルのクオリティ(ポリゴンの数)は、サーフェース許容誤差・カーブ許容誤差・ノーマル(法線、角度)許容誤差のコントロールを通じて操作。
  • UV空間のトリムカーブを持つモデルの、PTC Granite "GPI"エンジンを使って最適化・処理される、トリムNURBS表現のインポートオプション。NURBSジオメトリの維持度合いは、出力先であるネイティブのトリムNURBSをサポートするファイルフォーマットやプログラム(Maya、Softimage|XSI、Renderman RIB format、IGES、Rhino .3dmなどに依存します。
  • コンポジットやスケッチのカーブを含む独立したNURBSカーブのインポート。下流工程となるファイルフォーマットやプログラムのすべてがこのようなカーブを扱うことができるわけではありませんが、これらを多くのフォーマットやプログラムに対して、NURBSカーブ、バイキュービックカーブ、ポリライン、ラインセグメントとして再エクスポートされるようにOkinoの内部2Dカーブエンジンが処理します。
  • PTC Graniteモデル処理機能へのダイレクトなアクセス: (1) データ修正アルゴリズムの適用、(2) 開いているバウンダリのクローズ、(3) サーフェースの単純化
  • Okinoの"CADシーンおよび階層の最適化システム"がGraniteインポーターへ直接インテグレートされています。これは大きなCADモデルを3DS MAX、Maya、Lightwaveへインポートする際に重要なことです。これらのアニメーションパッケージは、ソースとなるCADモデルが大きかったり、多数の独立したパーツ(Graniteインポーターで生成されるBREPモデルトポロジーのデータでよくあります)があると、パフォーマンスの問題を引き起こします。
  • Graniteデータのインポート時に直面する多くのシチュエーションをコントロールするための、インポートに先立って(オプションで)設定できるプロ用のうまく実装された数々のオプション。
  • 自動的なマテリアルパラメータの変更に対する完全なコントロール。多くのCADシステムは基本的なマテリアルパラメータ(カラー、アンビエントとディフューズによるシェーディング係数、オパシティなど)を持っていますが、これらをレンダリングやアニメーションシステムへ転送すると、これらはたびたび「明るすぎ」たり、「アンビエント(環境光)が強すぎる」ように見えます。これは予測されることで、まったく普通のことです。マテリアルの調整パラメータで、このようなサチュレーションしてしまうシェーディング値を自動的に補正します。
  • 「ソリッドベース」のファイルフォーマットをインポートし、NURBSやパラメトリックソリッドからポリゴンメッシュへ変換する際に、隣接するNURBSパッチを(BREPデータの)トポロジー情報にもとづいて互いに確実に「接合させる」ことにより、「裂け目のない」テセレーションを生成
重要な使用上の注意
  • 一部のパーツがインポートされていないことに気が付いた場合は、Export Geometry Processingウィザードパネルの、"Import Quilts"オプションが有効であり、"Make Quilts Hidden"オプションが無効であることを確認してください。
  • Pro/Engineerファイル中のインスタンスのFamilyテーブルについて: ファミリーテーブル中のインスタンスをパーツファイルで使っているときは、ファミリーテーブル中のこれらのインスタンスを付加するインスタンスアクセラレータファイルを明示的に作成しなければなりません。このセクションで完全に説明します。PTC Graniteは非ジェネリック(特定)インスタンス(これらのファミリーテーブルで定義されているような)をロードしたり生成する機能がなく、新しくモディファイされたジオメトリを作るにはPro/Engineerソフトウェアそれ自身が必要だからです。この問題を解決するには、ユーザーはインスタンスアクセラレータファイルをファミリーテーブル中の各非ジェネリック(特定)インスタンスごとに作らなければなりません。

  • STEP AP203では、パーツまたはアセンブリ全体の、ジオメトリ・トポロジー・コンフィグレーションデータを交換(やりとり)することができます。ユーザーはワイヤフレームモデル、サーフェースモデル、実際のあるいはファセット化した3次元ソリッドのバウンダリ表現を交換できます。STEP AP214はAP-203の上位セットであり、自動車のメカニカルデザイン処理用のコアデータが定義されています。

  • 「アセンブリ」ファイルは、1つ以上の「パーツ」ファイルを組織化することでより複雑なオブジェクトを表現します。もしデータがメインのアセンブリファイルと複数のパーツファイルからなるのであれば、通常はメインのアセンブリーファイル(.asm)をインポートするだけです。

  • ディスク上に複数のバージョン・履歴のパーツファイル(.prt.1、prt.2、.prt.3のように)がある場合、もっとも新しいパーツ(.prt.3)が通常は開かれます。
Pro/Engineerの「インスタンスアクセラレーターファイル」の使い方と、「ファミリーテーブル」

インスタンスアクセラレーターファイル

インスタンスアクセラレーターファイルと呼ばれる特別なファイルへインスタンスを保存することで、パーツやアセンブリのインスタンスをディスクから取り出す多くの時間を節約することができます。これはPro/ENGINEERソフト上で行わなければなりません。各インスタンスは、instanceNAME.xprというパーツインスタンスと、instanceNAME.xasというアセンブリインスタンスに、個別のアクセラレーターファイルとして保存されます(「NAME」の部分は、適切でユニークな(重ならない)名前で置き換えなければなりません)。

アクセラレータファイルは以下の手順で明示的に作成することができます。
  • ファミリーテーブルで「開く(Open)」を選択し、Pro/ENGINEERメニューバーのFile > SaveかFile > Save a Copyを使ってインスタンスを独立したモデルファイルとして保存します。
  • モデルファイル全体をPro/ENGINEERメニューバーのFile > Saveで保存します(インスタンスが上位レベルのオブジェクトを通じて保存されている場合)。
Pro/ENGINEERソフトウェア内部では、パーツとアセンブリのインスタンスの保存はSave Instance Accelerator変数によってコントロールされています。この変数は以下の2つの方法でセットアップすることができます。

1) コンフィグレーションファイルのsave_instance_acceleratorオプションで設定。以下の値を取ることができます。
  • none (デフォルト) - モデル全体とそのファミリーテーブルでのみインスタンスを保存する。

  • always - インスタンスそれ自身が明示的に保存される時(インスタンスをファミリーテーブル中のOpenメニューでPro/ENGINEERの新規ウィンドウで開き、Pro/ENGINEERメニューバーのFile > SaveやFile > Save a Copyで独立したモデルファイルを保存するなど)、インスタンスがより上位のレベルのオブジェクトを通じて保存される時(モデルファイル全体をPro/ENGINEERメニューバーのFile > Saveで保存するなど)に、アクセラレータファイルを保存する。

  • explicit - インスタンスそれ自身が明示的に保存されたときのみアクセラレータファイルを保存する(先ほどの段落の説明をご参照ください)。
2) File > Instance Operations > Accelerator Optionsを選択して行う。インスタンスアクセラレーターダイアログボックスが表示される。Using Optionsエリアに、先ほど説明したコンフィグレーションオプションと同じ3つのオプションがある。
  • None (デフォルト)
  • Always
  • Explicit
3つのオプションのうち1つを、コンフィグレーションファイルまたは前回このダイアログボックスで行った現在の設定状態として強調表示される。

インスタンスアクセラレーターダイアログボックスでは、さらに以下の操作も可能です。
  • インスタンスアクセラレーターファイルの作成
  • パーツおよびアセンブリのインスタンスの保存
  • ジェネリックとすべてのインスタンスアクセラレーターファイルの更新
  • 無効なインスタンスアクセラレーターファイルの削除
PTC Graniteを通じた非ジェネリック(特定)インスタンスのロード

Pro/Engineerファイルにおけるインスタンスのファミリーテーブル: ファミリーテーブル中のインスタンスをパーツファイルで使っているときは、ファミリーテーブル中のこれらのインスタンスを付加するインスタンスアクセラレータファイルを明示的に作成しなければなりません。PTC Graniteは非ジェネリック(特定)インスタンス(これらのファミリーテーブルで定義されているような)をロードしたり作成する機能がなく、新しくモディファイされたジオメトリを作るにはPro/Engineerソフトウェアそれ自身が必要だからです。この問題を解決するには、ユーザーはインスタンスアクセラレータファイルをファミリーテーブル中の各非ジェネリック(特定)インスタンスごとに作らなければなりません。

ファミリーテーブルについて

ファミリーテーブルは本質的にはパーツ(あるいはアセンブリやフィーチャー)の集合体ですが、サイズやフィーチャーのディテールなどのいくつかの観点が異なるものです。

例えば、木ねじは様々なサイズがありますが、すべてが同じように見えて同じような機能を果たします。このため、これらをパーツのファミリーとして扱うほうが便利です。ファミリーテーブルに含まれているパーツは、テーブルドリブンな(依存した)パーツとも呼びます。

ファミリーテーブルを使うことで、以下が可能です。
  • 多数のオブジェクトをシンプルかつコンパクトに作成・保存。
  • パーツ生成を標準化することで時間と労力を軽減。
  • それぞれに対して再作成・再生成することなく、1つのパーツファイルからバリエーションを生成。
  • モデルを変更するような依存関係を利用することなくパーツにちょっとしたバリエーションを作成。
  • プリントファイルへ保存しパーツカタログへ含めることのできるパーツテーブルを作成。
ファミリーテーブルにより標準化されたコンポーネントの利用を推進できます。実際のパーツ在庫をPro/ENGINEERの中で表示してくれます。さらに、パーツと、アセンブリー中のサブアセンブリーとの交換がファミリーの利用で簡単になり、なぜなら同じファミリーからきたインスタンスは自動的に他と相互変換することができるからです。

ファミリーテーブルの構造 ファミリーテーブルは本質的には行と列とからなるスプレッドシート(計算表)です。以下の3つのコンポーネントで構成されます。
  • ファミリー中の全メンバーがベースとする、ベースオブジェクト(ジェネリックオブジェクトまたはジェネリック)。
  • ディメンションとパラメータ、フィーチャー番号、ユーザー定義フィーチャー名、テーブルドリブン(将来参照されるアイテム)として選択されたアセンブリメンバー名。
  • テーブルによって作成されたすべてのファミリーメンバー(インスタンス)の名前と、各テーブルドリブンアイテムの対応する値。
列にはパーツ中のインスタンスと対応する値が含まれています。行はアイテム用に使われます。先頭行には、インスタンス名、全てのディメンション/パラメータ/メンバーの名前、テーブルで選択されたグループが含まれています。ディメンションは、名前(例えばd9)でリストアップされ、(もしあれば)その下の行に関連づけられたシンボル名(例えばdepth)とともにリストアップされます。パラメータは名前(dim symbol)でリストアップされます。フィーチャーはフィーチャー番号(例えばF107)でリストアップされ、関連するフィーチャータイプ(例えば[cut])やフィーチャー名がその下の行にリストアップされます。

ジェネリックモデルはテーブルの最初の行にあります。ジェネリックに関連するテーブルのエントリーは、実際のパーツの変更、サプレス、フィーチャーのレジュームでのみ変更されます。ファミリーテーブル中のエントリーを編集してジェネリックモデルを変更することはできません。

注意: ファミリーテーブルの名前は大文字・小文字の区別をしません。したがって、名前を参照する後続の要素はすべて大文字で名称を表現します。

各インスタンスごとに、フィーチャー、パラメーター、アセンブリ名のどれをインスタンスで使われるかを、インスタンス中で設定する(YまたはN)かあるいは数値を設定する(ディメンションの場合)ことで、定義することができます。全てのディメンションセルは値を持たなければならず、数値またはアスタリスクがジェネリックの値を示すために使われます。

ファミリーテーブルに含まれていないすべてのジェネリックモデルの要素が各インスタンス上に派生します。例えば、もしジェネリックモデルがSteelという値をもつMaterialパラメータを持っている場合、全インスタンスは同じ値で同じパラメータを持ちます。

ファミリーテーブルを水平方向にスクロールすることで、さらに情報を見ることができます。スクロールしても、インスタンス名の列は固定されたままです。

ファミリーテーブルの機能はPro/ENGINEERモジュールのどのライセンスを持っているかに依存します。
インポートウィザードパネル

以下は、OkinoのGraniteインポーターを構成する9つのパネルです。これらのパネルの完全なドキュメントはここ(英文です)にあります。
Intro Panel Expert/Beginner Mode Beginner Precision
Expert Tessellation Geometry Processing Geometry Processing # 2
Material Import Material Tweaks Units & Optimizations

PTCおよびGraniteはParametric Technology Corporationまたはアメリカ合衆国および他の国における同社の子部門の商標または登録商標です。"Build on PTC Granite" TechnologyロゴはNeedham, MA, USAにあるParametric Technology Corporationのライセンス下で使用されています。ACISおよびSATはSpatial Corpの登録商標です。ParasolidはUGS Corpの登録商標です。