パワフルなワークフロー補助ツール
Chaos Coronaでは、仕事を楽にする多くのワークフローチューニングツールを導入しています。
Chaos Coronaでは、仕事を楽にする多くのワークフローチューニングツールを導入しています。
Chaos Coronaの開発者は元CGアーティストとして、優れたレンダラーとは出力の品質と速度だけではない事知っています。その為 Chaos Coronaには、ワークフローを高速化する多くの強力なツールが付属しており、レンダリングだけでなく仕事の高速化も可能です。
Corona VFB内で直接利用できる幅広いポスト加工ツールで、レンダリング後のポスト処理作業を実行するためにサードパーティの画像編集ソフトウェアを使用する必要性を減らすか、さらにはなくす事で、時間(およびお金)を節約できます。VFBのポスト処理は、レンダリング前、レンダリング中、またはレンダリング後に調整可能で、設定は保存してあらゆるシーンですぐに再利用できます。
以下のリストを参照し、最終的なレンダリングをどの程度VFBで加工きるかを確認してください:
レンダリング画像に上記のすべてのVFB効果を適用する簡単な例を以下に示します(効果はレンダリング前またはレンダリング中にも適用および調整できます):
以下にVFBのレンズ効果(ブルーム&グレア)を使用して出来る、さまざまなレンズ効果の例を示します:
オブジェクトを選択して、被写界深度のピントが合う場所をVFB上で直接設定したり、ドッキングされたIRウィンドウで設定したりすることもできます。
Corona Image Editor(略してCIEと呼ばれています)は、画像を操作するためのスタンドアロンツールです。そのユーザーインターフェイスはコロナVFBとルックアンドフィールを共有し、LightMix、フル機能のデノイザー、トーンマッピング、LUT、カーブ、ぼかし/シャープ、ビネット、ブルーム&グレアなど、VFBから保存されたCorona EXRに高速な後処理オプションを提供します。
Coronaイメージエディタの利点は次のとおりです:
アーティストは、Fストップ、シャッタースピード、ISO、センサー幅、高度なボケ効果、絞りの形状(ブレード/カスタム)など、物理カメラ・パラメーターを組み込んだCoronaカメラモデルを使用できます。これにより実写映像との緊密なマッチングが可能になります。
さらに、すべてのChaos Coronaポスト処理オプション、パノラマ/VRオプション、シーン内の静的またはアニメーション化されたオブジェクトを介して焦点距離を設定する機能、魚眼レンズ投影などにアクセスできます。
古いCoronaシーンが引き続き期待通りに機能するように、従来のCoronaCameraModモディファイヤも維持しています。
Chaos Coronaには、独自のスキャッターシステムが付属しています。 Corona Scatterは、ジオメトリサーフェス全体に数百万のハイポリメッシュまたはプロキシを分散するための完全なソリューションを提供するように設計されています。典型的な用途は樹木や芝生などの配置です。
Corona Scatterで、メモリ消費が殆どなくかつレンダリングパフォーマンスが高いという贅沢を楽しみながら、実質的に無制限の数のオブジェクトまたはポリゴンを使用してシーンを作成できます。テクスチャマップによるオブジェクトの分布コントロールとスケーリング、スプラインに沿ったオブジェクトの配置、衝突検出などの高度な機能が含まれています。
ユニファイドリスターには現在、シーン内のすべてのCoronaライトとCoronaスキャッターを一覧表示し、1つの便利なパネルからパラメーターにアクセスできるようにします。
ユニファイドリスターは、Chaos Coronaの次のリリース(Corona 8)で拡張され、Corona CameraやCorona Proxy等の全てのCoronaアイテムをワンストップで操作できるようになります。
Coronaには独自のプロキシ形式である.cgeoが付属しています。形式はクロスプラットフォームです(3ds Max、Cinema 4D、Chaos Coronaスタンドアロン、またはその他の将来のプラットフォームで使用できるようになります)。圧縮を使用している為、保存、読み込み、レンダーファームへのアップロードが小さくて高速です。Proxyモデルは常にミリメートル単位に変換され、異なる単位を使用するシーンにロードするときに適切にスケーリングされます。
Coronaプロキシには、各ファイルの先頭に人間が読めるメタデータが含まれています。たとえば、ソースオブジェクトとそのマテリアルの名前などで、パイプライン使用時に解りやすくなっています。
殆どの3dsMaxレンダラーでは、レンダリングを開始した後、3ds Maxを最小化してデスクトップ上の他の何かを取得した後、レンダリングが完了するまでMaxを再び最大化する事はできません。レンダリングを開始してから、3dsMaxの別のタブで設定を確認したくても、3dsMaxがロックされていることが解ると思います。Coronaでのレンダリングは3dsMax UIをブロックしないため、これらの煩わしさは過去のものになります。
UIのほぼ全てのパラメーターにツールチップがあり、パラメーターにカーソルを合わせると自動的にツールチップ(英語)が表示されます。3ds Maxを開いていない場合に参照できる、自動生成されたオンラインGUIマニュアルもあります。
Cinema 4Dはツールチップをネイティブにサポートしていませんが、Corona Renderer 7以降ではなんとかツールチップを追加する方法を見つけました。Coronaマテリアルのツールチップから始めました。人気が出た場合は、Corona UIの他の部分に拡張します。
Chaos Coronaでマスクを作成するのは簡単なプロセスです。オブジェクトID、マテリアルIDを指定するか、シーン内のオブジェクトを直接選択するだけで、単色マスクとRGBマスクを作成できます。和集合または共通部分としてさまざまな選択を組み合わせることができます。
また、マテリアルがマスクを反射、屈折、両方、またはどちらも表示しないようにするかどうかを選択することもできます:
1つのマスクパスを設定するのを忘れて、それだけの為に最終レンダリングをもう一度待つことは、非常に煩わしい場合があります。通常は、シーンのコピーを作成し、ライトとGIをオフにするか、マテリアルオーバーライドを設定して速度を上げ、再度レンダリングする必要があります。しかしCoronaにはより良い解決策があります。不足しているマスクを設定し「マスクのみをレンダリング(シェーディングを無効にする)」オプションをオンにすると、時間のかかるビューティーパスなしでマスクとその他のレンダーエレメントのみがレンダリングされます。
レンダリングプロセス中の任意の時点で、フレームバッファの内容を単一の.CXRファイルに保存できます。.CXRには全てのレンダリングパスも含まれます。別のシーンを開いたり、アプリケーションを閉じた後でも、.CXRがあれば元のレンダリングを途中から再開することができます。
ワンクリックで自動保存機能を有効にできます。これにより、レンダリングの進行状況が数分毎に.exrファイルに保存されます。これによりレンダリング中にコンピューターがクラッシュした場合でも、最新の進行状況が保存されます。レンダリングが十分に進んだ場合は.exrをそのまま使用するか、必要に応じて.exrからレンダリングを再開できます。