コースティクス

Corona Renderer 4 からの新機能である高速コースティクスソルバを使用すると、シーンにグローバルなコースティクスを簡単に追加できます。有効にすると、シーン内のすべてのマテリアルに対して反射コースティクスが自動的に計算されます。屈折コースティクスはマテリアル毎に有効にできます。

さらにコースティクスを制御したい場合、個々のライトのコースティクスを無効にし、後処理で操作するためにコースティクスを独自のレンダーエレメントにレンダリングする事を選択できます。コースティクスは、コロナライトの含む/除外リストも尊重します。

偏りのある（バイアス）レンダリングと偏りのない（アンバイアス）レンダリング

Chaos Coronaは、バイアスのあるレンダリングソリューションとバイアスのないレンダリングソリューションの両方を提供します。 デフォルトではChaos Coronaは僅かにバイアスされたソリューションを使用します。アンバイアスに非常に近いですが、レンダリング時間を大幅に短縮します。これは推奨されるソリューションであり、ユーザーはセットアップを一切行わなくても機能します。 Chaos Coronaのアンバイアスソリューションは、斑点や補間アーティファクト、またはその他の視覚的な欠陥がなく、常に鮮明でリアルな結果を提供します。

4K キャッシュ

従来のレンダラーは、バイアスのないアルゴリズムで長時間レンダリングするか、バイアスのあるキャッシュアルゴリズムを使用して斑点、シャドウの欠落、複雑なパラメータを設定して処理するかを選択する必要がありました。 Chaos Coronaでは、両方の長所を統合します。UHDキャッシュは純粋なアンバイアス・パストレーシングよりも大幅に高速ですが、アーティファクト、シャドウの欠落、または複雑なパラメーターコントロールの必要性がありません。

4Kキャッシュは部分的なキャッシュのみを使用する為、全てを補間しようとはしません。これは完全にキャッシュされたソリューション（イラディアンスキャッシングやファイナルギャザー）よりも低速ですが、アーティファクトは作成されず、最終的に消えるノイズのみが作成されます。

4Kキャッシュはアニメーションに理想的なソリューションであり、光源やジオメトリが移動している場合でもちらつきを大幅に減らします。これはキャッシュを事前計算できない場合に特に重要です。

アニメーションと静止画

Chaos Coronaは、静止画だけでなくアニメーションにも最適です。以下に、ユーザーがコロナを使用して作成したほんの一部を紹介する3分間のショーリールがあります。