Image Plane 4は、モデリングのリファレンスに限らずテクスチャーやポリペイントで使うテクスチャーイメージを簡単にZBrushに読み込む事を可能にするプラグインです。

• Editモード中に背景画像を簡単に読み込めます。モデリングのリファレンスに便利です。
• ZProjectブラシ＋ポリペイントを使って背景に置いた画像をプロジェクションする場合、Editモードを解除する事なく背景においたイメージを変更したり、位置やサイズを変更する事が可能です。
• プロジェクションマスター中に使う場合、イメージを自動的にオブジェクトの前景として配置します。

Image Plane 4 では新しく Reference View 機能が追加されました。

• モデルの異なるビューを8バンクまで登録可能
• 8バンク全てのビューに異なるリファレンスイメージを登録する事ができます。
• モデルの透過率を調整
• 各ビューを順番に表示するボタン
• 設定したReference ViewをSave/Loadする事ができます。

よくある質問と回答:

Q: ZBrush4の新機能 Spotlight で同じ事ができるのでは？
A: 確かにSpotlightはImage Planeと同じ事ができますが、Spotlightは全く新しいシステムを使います。一方Image Planeは昔ながらの機能を使います。ユーザーが好きな方を選択できるようにImage Plane 4は提供されています。
また旧バージョン用のチュートリアルでImage Planeを使ったチュートリアルを見かける事があります。その場合ZBrush4でもそのチュートリアルと同じアプローチを試す事ができます。


プラグインは無償です。
Pixologicのプラグインダウンロードページよりダウンロードをお願い致します。

• ZBrushが起動している場合終了します。
• ダウンロードしたImagePlane_4_06PC.zipを適当な一時フォルダに展開します。
• 展開したフォルダに、以下の３つのファイルおよびフォルダ物がある事を確認してください。
  • ImagePlane_4_06.zsc
  • readme.txt
  • ImagePlaneData4 フォルダ
• これら３つのファイルおよびフォルダを ZBrush4の "ZPlugs"フォルダー内にコピーします。 Windows標準インストールでは、C:\Program Files\Pixologic\ZBrush4\ZStartup\ZPlugs
  Mac OSX標準インストールでは、アプリケーションフォルダ/ZBrush 4 OSX/ZStartup/ZPlugs
  に見つける事ができます。
• ZBrushを起動しましょう。
• Textureパレットに Image Planeサブパレットがある事を確認してください。

注意：ダウンロードしたプラグインは必ず ZBrush4/ZStartup/ZPlugs フォルダ内に配置してください。（ZBrush4/ZData/Zplugsフォルダではありません）

重要：インストールする際に、Zplugsフォルダの直下に.zscファイルと同名プラグインのフォルダが存在するように配置してください。それ以外の配置でコピーするとZBrushから認識されません。よくあるのが、Zplugsフォルダ内でZipを解凍し、Zplugs/(Zipの名前フォルダ)/***.zscファイル のように配置する事です。この場合ZBrushから認識されません。

1. LoadImage ボタンを押すとイメージプレーンとして配置する画像を選択する事ができます。ZBrushのTextureパレットで画像を選択している場合はその画像をイメージプレーンとして配置します。もし何もテクスチャーを選択していない場合、ディスクからイメージを選択するウィンドウが表示されます。
   
   EditモードもしくはTransformモード中に LoadImage ボタンを使うと、イメージプレーンはモデルの「背後」に配置されます。例えばZProjectブラシを使ってイメージプレーンからモデルにテクスチャーをプロジェクトする事ができるでしょう。
   
   プロジェクションマスター中に LoadImage ボタンを使うと、イメージプレーンはモデルの「前」に透過された状態で配置されます。また、イメージプレーンはジャイロを使ってリサイズ、回転させたり、Edit Moveを使って画像を歪める事ができます。
2. ImgSize スライダーを使うと、ドキュメント解像度に対するパーセンテージでイメージプレーンのサイズを調整する事ができます。EditモードもしくはTransformモード中に使う場合は、イメージを読み込む前にサイズをセットするようにしてください。
3. EditモードもしくはTransformモード中にイメージプレーンを使っている場合、 Shift H、Shift V を使ってイメージプレーンの位置を調整する事ができます。プロジェクションマスター中にイメージプレーンを使っている場合は Shift H、Shift V は効果はありません。
   
   
   Reference View 機能
   
   
4. Editモードにて、記憶したいビューのボタンを押して有効にします。Image Plane 4の"Load Image"ボタンを押して背景イメージを読み込み、位置やサイズを調整してください。準備ができたら"Store View"ボタンを押すと現在の状態がそのビューボタンに記憶されます。なお"Store View"ボタンをShiftキーを押しながらクリックすると全てのビューをアップデートする事ができます。（例えばモデルのスケーリングを全ビューに反映させる場合に便利） 全8バンクありますので、手順を繰り返して登録してください。なお、背景画像は各ビュー毎に違う画像を記憶させる事ができます。
5. [<<][>>]ボタンでビューが順番に切り替わります。
6. Model Opacityスライダーは、オブジェクトを半透明にします。イメージプレーンをリファレンスとしてスカルプトを行う等の用途に便利です。Model Opacityスライダーはサブツールオブジェクトにも機能します。Fast Shader ではモデルの透過度と共に利用できます。
7. Reference Viewでセットアップした状態をハードディスクに保存し、後のセッションで復帰する事ができます。なおデータはモデルとは別ファイルとして保存される点に注意してください。（.zrfファイル）