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ZBrush 4R7のアナウンスについて (ZBrush SUMMIT 2014)

PixologicはZBrush SUMMIT 2014 にて ZBrush 4R7 アナウンスしました。[ZBC]
このバージョンは ZBrush 4シリーズ最後のリリースとなるバージョンです。詳細は後日アナウンスしますが、現時点で発表されている内容を以下に纏めます。

  • ZBrush 4R7は既存ユーザーに無償アップグレードで提供されます今購入しても損しません
  • ZBrush 4R7のリリース次期はまだ未定です。後日アナウンスされます。
  • 既にZBrushは 64bit版 に開発環境を移行しており、ZBrush 4R7 が最後の 32bitバージョンとなります。またZBrush 4R7 では パブリックベータ版の64bit版 もリリースします。(WindowsおよびMac OSX両方)
  • ZBrush 4R7では Luxion社のリアルタイムレンダラー KeyShot と連携機能を搭載します。KeyShotはZBrushとは別売のアプリケーションで、ZBrush 4R7リリース時にLuxion社より新製品”KeyShot for ZBrush”の特別販売があるそうです。(希望小売価格 $349、期間限定$249)

ZBrush 4R7 よくある質問と回答

Q: ZBrush 5 は 32bit版が提供されますか?
A: いいえ。32bit版のZBrushは ZBrush 4R7が最後の提供です。ZBrush 5 は 64bit版のみ提供されます。

Q: ZBrush 5 の新機能は?
A: ZBrush 5 に関しては64bit版でWindows/Mac OSXでリリースされるという事以外、Pixologicはまだ具体的なアナウンスは行なっていません。

Q: パブリックベータ版のZBrush 4R7とは何?
A: ZBrush 4R7 64bit版は 32bit版と機能的にはほぼ同等ですが、一部機能が未完成な状態のプログラムです。ZBrush 4R7の次のアップデートで完全な 64bit版 ZBrush が提供される予定です。

Q: 「KeyShot for ZBrush Bridge」は KeyShotレンダラーの事ですか?
A: いいえ。ZBrush Bridgeは単純にZBrushからKeyShotにデータを送付するだけのプログラムを指します。ZBrush Bridgeの他に KeyShot 5 本体が必要です。

Q: “KeyShot for ZBrush”とは何?
A: “KeyShot for ZBrush”は KeyShot の新しい商品で、”KeyShot for ZBrush Bridge”で作業する為に専用化されたバージョンです。ZBrush 4R7のリリースと同時にLuxion社より発売されます。

Q: KeyShot本体を既に所有していますが “ZBrush to KeyShot Bridge”だけ入手できますか。
A: はい。ZBrush 4R7リリース時にKeyShot既存ユーザー向けの”ZBrush to KeyShot Bridge”の提供に付いて、Luxion社よりアナウンスがあるでしょう。

Q: “KeyShot for ZBrush”は KeyShot単体とレンダリング機能は同じ?
A: はい。”KeyShot for ZBrush”はデータの入出力がZBrush Bridgeだけに限定された特別バージョンのKeyShotです。

プレゼンビデオから判明したZBrush 4R7の機能まとめ:

ポリゴンモデリング機能
・多機能なポリゴンモデリングツール群
・インタラクティブなエッジループの挿入、移動。ポリグループの作成
・ブリッジ。曲線的なブリッジも可能。異なる穴の形状、頂点数でもブリッジ可能。
・ポリグループ、同一平面単位での移動、複製
・押し出しは自動的にスナップし、スナップした場合自動的に接続されるか削除される。

ダイナミックサブディビジョン
・低ポリゴンモデリング中にダイナミックにサブディビジョンサーフェスをプレビュー
・エッジの丸めを調整できる

ナノ・メッシュ(Nano Mesh)
・オブジェクトをポリグループ上にスキャッタ(ばらまく)機能
・ばら撒かれたオブジェクトはインスタンスで、ランダマイズ、スケール、オフセット等をいつでも自由に調整可能
・ソースおよびベースの編集もダイナミックに反映

アレイ・メッシュ(Array Mesh)
・XYZ、回転でインスタンスをタイル
・ソースの編集もダイナミックに反映

Surface Noise の改良
・複数ノイズをブレンド可能
・Surface Noise を BPR時にディスプレイスメントマップとして適用

Convert BPR to Geo
・BPR用のレンダータイムインスタンスを実メッシュに変換するボタン。NanoMesh、ArrayMesh、FiberMesh、MicroMesh、Surface Noiseのディスプレイスメントマップ等も変換可能

ストロークの再生
・記録したストロークを現在のブラシの位置で再生できるようになっていました。

その他、アクションラインのセンタリング、KeyShotへのSurfaceNoise、FiberMeshエクスポート等色々便利そうな改良が入っている模様です。

以下は Joseph Drust, Paul Gaboury, Thomas Roussel 氏らによる、ZBrush 4R7の新機能を使ったイメージ:

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